Tennis -- MCタイチ

振り抜きが悪いとレビューしたVcore pro 100ですが、店頭で少し持ち比べてみたら此方の方が大分振り抜きが良く、バランスもトップライトに感じたので試打してみました。

概要/スペック

Vcore pro97  

フレーム断面は100と同様、スロートからリム全体が粗同じサイズのボックス形状でした。ただ厚みは21㎜と言う割には厚めに見えました。フェイスの形状を僕のBlade98Sと重ねて比較してみたところ、縦横の長さはほぼ同じでVcore pro97の方が角張ってるので四隅が出っ張っています。という事は面積はBlade98より大きくないと辻褄が合いませんね(;’∀’)

使用ガットはアスタポリ125。テンションは48ポンドでした。

製品名 重量 バランス フレーム厚 重量(実測) バランス(実測)
Vcore pro 97 2021 310g 310mm  21mm 332g 319mm
SX300 Tour 2022 305 315mm 23-26mm 331g 322mm
CX400 Tour  300g  320mm  23.0mm  322g  324mm 
Vcore pro100 2021 300g  320mm  23mm    
Vcore100 2021 300g 320mm 24-25-22mm 320g 326mm
Vcore98 2021 305g 315mm 22.5-23-21mm 332g 319mm

カタログスペックは重めでトップライト。実測重量も331gと重く、バランスは319mmとトップライトな部類です。今気付いたんですがこの実測値はVcore98と全く同じですね。しかし記憶を辿ると、Vcore98の方が重い印象が有りました。

試打レビュー

先ず振り抜きですが、コートでちゃんと振ってもVcore pro100より明らかに良いです。スイングウェイト感はよりトップライトながらより重いので100と同等でしょうか。SX300TourVcore98より若干軽いですがEzone100 2022よりは若干重いと言ったところ。前作のVcore pro97と比べると、後期型(紺に金)と同等の重量感ですが、前期型(紺にオレンジ)と比べると明らかにトップヘビーで重々しいです。

さて、打った感想としては確かに非常に柔らかです。これはフェイス/リムが撓んでるとかスロートが撓っているというよりも、ラケット全体が柔らかい感じです。かなり硬く感じた前作の前期型と比べたら勿論の事、少し柔らかくなった後期型と比較しても明らかに柔らかいです。

ただ如何せん飛びません💦 これで僕のPro stuff tour 90くらいスウィングウェイトが軽ければ問題無いのですが、この重さでこの飛びは正直しんどいです。この後、Blade98S V7で打ってみるとカンカン飛ぶ感じがしましたw

このラケットが合うのは、かなりパワーがあるけど持ち球がフラット系で、暴発を防ぎつつタッチは出来るだけソフトなのが良いという人でしょう。最近までウッドラケットを使っていたという人に良いかも知れませんw