Z750ミーティング@六甲2005-11-27
私の引越しなどでHPの更新を随分ご無沙汰していましたが、兵庫から初のツーリングレポートをお届けします。その名もZ750ミーティング@六甲!!
各都道府県に1台あるとは限らないZ750が3台も集まったのだから、これは多分日本最大のZ750ミーティングと自負しております。
メンバーは先ず、僕のBBSの常連で以前から一緒に走ろうと話していた香川のまさひどさん。もう一人は、彼が声をかけてくれた岐阜のYSZさんです(この方もBBSに書き込んでくれた事がある)。みんなネット上のつき合いだけで、会ったことはありません。
会場は3者の間を取って(?)神戸。僕にとって実に都合の良い場所に強引に(?)決めてしまいました。集合場所は、まさひどさんがこちらに来るついでにGooに載っていた西宮のバイクを見たいというので、そのバイク屋を集合場所にしてしまいました。
当日朝、「一番近い人間が一番遅れて来る」と言う悪の法則が的中して、僕が一番最後に登場。すでに、まさひどさんが目的の「隼」の試乗を終えて、お二人で話している所だったようです。
3人でしばらく談笑した後、R82経由で最初の目的地:有馬温泉に向かいます。実はこのルートは僕が兵庫に引っ越してから何回かバイクで走ったので
すが、景色が良くそこそこ走り甲斐もあるルートなのです。ただし、今日は非常に寒い日で、特に峠付近では風がとても冷たくて顔が凍りました。
有馬温泉
峠を過ぎると程なく有馬温泉です。普段は通過するだけなんで、バイクを停めるところが判らずウロチョロしてしまいました。結局、よく有馬温泉に来ると言うまさひどさんのアドバイスで、メインストリートのど真ん中の歩道に駐輪する事にしました。
そして、目的の一つである足湯を探して街の奥の方に歩いて行きます。小さなエリアなので、間もなくHPで見た「金の湯」と道端の足湯を発見しました。僕はタオルを持ってきていなかったので、ちょっとためらっていましたが、
あとのお二人は早速靴を脱いで足湯に浸かります。でもその後、僕も片足だけ入れてみたらちょっとぬるかったです。
元の金の湯の前まで戻ってそこのパスタ屋で昼食を取る事にしました。話をしているとYSZさんも僕と同じような会社に縁がある言う事が判って面白かったし、三河弁に似た中部のイントネーションも懐かしい感じがしました。
バイクの話では、まさひどさんはZ750より刺激のあるバイクを求めていて、隼でも街乗りでは大人しかったとのこと。逆にYSZさんと僕はもっと軽くて穏やかなバイクを求めている事が判りました(目下の最大の注目はER-6)。
食事の後はバイクを停めた付近に戻って、お土産の温泉まんじゅうや炭酸せんべいを買いに行きました。と言っても僕だけは、バックを持って来ていなかったので何も買っていませんが。
六甲
有馬を後にした我々は、同じ道を引きかえしていよいよ六甲山頂を目指します。
峠の手前でカメラをセットし直して(でも相変わらずグラグラしてます)僕が最後尾でお二人を撮影する事にしました。
途中の分岐でクルマが居なくなって、いよいよ六甲山に向けて全開(?)と思ったら、なかなか前の2人についていけません。凸凹舗装でカメラが落ちそうになるので走りに集中できない・・・と言う事にしといてください(^^;
あまり見れなかったけど、YSZさんは派手さは無いけどスムーズで何気に速いと思われます。残念ながらムービーは無しですが。
山頂付近は当然ながら非常に寒いのです。程なくビューポイントのロープウェイ六甲山頂駅の展望台に到着。
その後、すぐ脇のカフェに入ります。ここはガラス張りで日がよく差し込むので、温室効果で非常に暖かいのです。
そのうち、温泉じゃないけど、ちょっとのぼせてきた頃にカフェを出ました。
バイクの駐輪場に戻ったところで、エンジンの調子(オイルの違いとか)も比較したいと思って、まさひどさんのエンジンをかけても良いか聞くと「なん
なら乗ってみても良いですよ。」と言う事なので、しばらくお互いのバイクを交換して走ってみる事になりました。その時は本当に軽い気持ちで・・・
驚愕の結末は?—この後すぐ
まさひどさんのバイクで走り出して、ポジションがやっぱり違うと感じました。オリジナルハンドルの外に向かってせり上がるあの感覚です。それと右の方にハンドルが取られる感じがします:まさひどさんが転倒でおかしくなったと言っておられたあれです。
そんな感じでタイトなコーナーを4つ5つ駆け上った時、後ろで「カシャ、ザーーー」と言う軽い音がしました。やんちゃな原チャリがこけたのかなと
思ってゆっくり後ろを見ると・・・見慣れた黒いバイクがこけています!その横ををこれまた同じ黒バイクが抜いて僕の手前で停止。それは大きなタンクバック
をつけていました。つまりYSZさんです。と言う事はこけたのはまさひどさん。と言う事はこけたバイクは僕の・・・!と言う結論に達するまで結構時間がか
かりました。僕もちょっとパニクッていたのか、現実を直視できなかったのか。
僕が近づいた時には、まさひどさんは完全無事でバイクを押していましたが、オイルが漏れていました。すぐにクランクカバー(正しくはジェネレータカバー)からだと判りました、大きな穴が開いていたので。とりあえず通って来た駐車場に押して(転がして)戻す事になりました。
駐車場で改めて見ると、クランクカバー以外は些細なかすり傷ですが、エンジンはかけられそうに無いので、助けを呼ばなくてはなりません。しかし僕は
近くに馴染みのバイク屋は無いし、KAZE会員でもない。その時、一人だけ冷静なYSZさんの提案で、彼の馴染みの店に電話して神戸近辺のカワサキ取り扱
い店を探してもらう事に。そうして聞き出した3つほどの店にTELし、事情を話して一番早く来てくれそうな所に助けを頼みました。
これでほっと一安心、あとは待つだけなんですが、山の日暮れは早くタダでさえ寒い山頂(しかも日陰)が益々寒くなります。事故のショックで心もさむーい、ひょーー。とりわけ一番精神的ダメージがデカイであろう、まさひどさんの心中お察し申し上げます。
ちなみに事故時の状況は、まさひどさん本人と後ろから見ていたYSZさんの証言に寄ると、リアからあっさりスリップダウンだそうです。何故?気温が
低くタイヤも温まってないから?僕のタイヤだけ端を使ってないBT-014だから?・・・・うーん、考えても結論が出そうに無い。
そうこうして40分くらい待ったでしょうか、バイク屋の軽トラが登場しました。中から出てきた店員に同じバイクに乗る同じような服装の男達が状況説
明し、そのうち壊れた一台を荷台に積み込んでもらいます。そして、僕とその店員が軽トラに乗り込んだとき、「結局このバイクは誰のものなんですか?」と店
員、混乱するのも無理はありません。僕が「持ち主は私、こけたのは・・・」と話すと、「バイクを交換したんですね。」とすぐに理解してくれました。
2台のZ750を従えて軽トラが表六甲ドライブウェイを下ります。もう、あたりはすっかり日が暮れています。僕が「今日みたいに六甲にはよく助けに
来られるんですか?」と店員に聞くと、「そうですね、2ヶ月に一回位は」と笑って答えてくれました。ある意味バイク屋としてはとてもおいしいロケーション
です。
距離的にはすぐそばなんですが、道が混んでいてバイク屋到着には相当時間がかかってしまいました。寒い中、バイクで付いて来てくれたお二人、ごめんなさい。
店内で修理の申し込みをしたあと、2人のバイクを店の前に置いて3人で近くの韓国料理屋で夕食を食べました(恐縮したまさひどさんのおごり)。話し
込んでいるとバイク屋から携帯にコールがあり「もう閉店なんで店の前に停めてあるバイクどうします?」と言われたので、そろそろ引き揚げます。
バイク店に戻った時点で結構いい時間になっていたので解散。まさひどさんは神戸からフェリーで香川へ。YSZさんは両手両足にミニカイロを仕込んで、岐阜まで片道約3時間の道程を自走。皆さん、遠い所を大変ご苦労様でした。
ちなみに後日、まさひどさんが修理代を店に振り込んでくれて、一週間後には修理され前より少し綺麗になった我がZ750と対面する事が出来ました。
ありがとうございます。でも、なんかちょっと悪いような。第一こんなアクシデントの話を赤裸々に書けるのもオープンな性格のまさひどさんのお陰です
(^^)
おまけ
その次の休みに電車で三宮に行ったのでその時の写真です。
神戸は遠くから観光に来ると、なんか小さいところに見えるかもしれませんが。休日にふらっと寄るとなかなか良いです。緑が少ない大阪より、山と海に挟まれて風情があるし、本屋も楽器屋も梅田よりいいですね。