Motorcycle -- MCタイチ

晴れたら伊豆リベンジ2002-05-15

季節外れの台風の直撃を受けた自転車の大島ツアーのうっぷんを晴らすべく、そのわずか数日後バイクで伊豆を目指しました。

僕の持論は 「予定した日が晴れになるように祈るのではなく、晴れた日に出かける!」である。まあ普通の勤め人では無理な話なんですがね。

伊豆はこれまで箱根周辺までしか行ったことがなく、以前からバイクでぜひ行きたかった場所です。しかも、これから先は梅雨の季節でその次は混雑する夏。良い季節はもう1週間もありません。

という訳で、大島明けの木曜日朝から快晴で翌日も晴れの予報だったので、急遽ペンションを予約していざ出発。

小田原道中

東名高速までは湾岸コースも考えましたが、結局都心の下道を突っ切るコースを選択。排ガスと日射で高温になる六本木・渋谷を抜け、
いつも場所がわからずに通り過ぎてしまう高井戸ICから無事東名に合流。

ここから先は東名で御殿場まで一直線ではなく、お金と時間を稼ぐため厚木で下りて小田原厚木道路に入ります。この道は有料とは言え、なんとなく路側帯が狭
くてしょぼい感じの道で、周りのペースも100キロ弱(ネズミ捕りの匂いを感じて僕も押さえ気味)ですが、程なく終点小田原に到着。

芦ノ湖

次はターンパイクに入ろうかと思いきや、ここでもお金をセーブするため国道1号を登ることに。平日なのでさほど車に行く手を阻まれることもなく、芦ノ湖畔に到着。

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芦ノ湖
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大観山展望台

赤い鳥居の下のコンビニで休憩したら、お約束の大観山展望台に行きます。ここからはよっぽど天気が良くないと芦ノ湖越しに富士山は見えないのですが、今日はうす雲の向こうに見えました。

伊豆スカイライン

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十国峠レストハウス
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熱海を望む
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玄岳峠周辺

さてお次はいよいよ伊豆スカイラインへ。

有料区間の手前の道も非常にフラットな塗装の快適なワインディングです。標高があるので風を切ってると涼しいのですが、停まって日射を浴びているとかなり暑いです。とりあえず十国峠レストハウスで休憩、しかし寝ようにも日陰で寝そべれるようなところは全くありません。

すぐ先の熱海峠の料金所を通ると、尾根伝で展望の開けた非常に快適な道路です。東は熱海、西は沼津の市街を見下ろせます。
玄岳峠を過ぎ少し行ったあたりから林間コースに入りますが、適度なRのすばらしく楽しいコーナーが続きます。途中でツナギライダーのGSX-R1000(か750)がすさまじい勢いで抜いて行きましたが、どこかでUターンしてまた対向車線をぶっ飛んで行きました。

まあ、そこまでやるかどうかは別としても、この伊豆スカイラインはベストワインディングINジャパンじゃないでしょうか。信州のビーナスラインなども良い
ですが、標高がとても高く若干エンジン息つき・パワーダウンの兆候が出るのに対して、ここは5-600mのところを走るのですこぶる快調です。しかも全工
程でアップダウンがあまり無く、見通しがわりと利くコーナーが多いのも最高です。

伊豆高原

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伊豆高原と大島

という訳で、楽しい道はすぐに終点に達し、まだ時間も早いので天城高原方面に上って見ましたが、ここはかなりタイトなワインディングで別荘地があるだけみたいなので、引き返します。

しばらく行くと大室山の丸くてツルツルで緑の姿がいきなり目前に現れます。 写真は近すぎてフレームに収まらず、近くに伊豆高原を見下ろす高台があったのでここで撮影しましたが、ペンション街としてはかなり大規模です。その先の海にうっすらと浮かぶのはなんと”あの”大島ではないですか!太陽に照らされて美しく輝く海。ああ、こんな天気の日に行きたかった!!

予約したペンションはペンション街の上の外れだったので、そこから目と鼻の先でした。オフシーズンの平日なので、この日の客は僕一人。こういう場合よくあることですが、普通は3人くらいで利用するような広い角部屋に案内してもらいました。

時間はまだ4時過ぎでしたが、昨晩あまり寝てなかったので1時間くらい仮眠をとった後、食事を取るため外に出かけます。確かに清里とか那須等より全然都会なんですが、それでも東京みたいに何処にでもレストランがあるわけで
はなく、かなり迷った挙句結局駅前のすかいらーくに落ち着きました。こんなことならペンションで夕食を頼めば良かった~。

一碧湖~城ヶ崎海岸~伊豆高原ペンション街

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城ヶ崎海岸と一碧湖

翌日は予想通り早朝目覚めたので、ペンションをこっそり抜け出し、付近をバイクで散策に出かけました。先ずは一碧湖へ、まだ時間が早すぎて靄がかかっていますが、特になんてことない湖と言うか池でした。

次に有名な城ヶ崎海岸へ、国道からの入り口が判りにくく、しかもその先の道が細くて入り組んでいます。駐車場にバイクを止めて散策路を歩いて断崖を進みま
す。まだ靄が取れず、海もかすんであまり綺麗じゃありません。有名なつり橋は下が非常に険しい崖で、下を見ながら橋を歩くとさすがに足がすくみます。

その後ペンション街に戻り付近を散策してみました。確かにペンションやホテルの数は多いのですが、どうもせせこましい感じでした。植生も軽井沢や清里みた
いな高原とは明らかに違ってジャングル的なので、余計にゴチャゴチャした印象になるのかもしれません。伊豆高原は完全なリゾート地と言うより、観光業以外
もすこしあって生活感がある地方の街という感じでした。

ペンションに戻ったときには丁度腹ごなしが出来て、おいしく朝食が取れました。やはり僕にはご飯に味噌汁に魚より、パンとベーコンエッグにオレンジジュースが断然幸せですね。

R135~ループ橋

ペンションでチェックアウトを済ませたら、R135を南下します。よくある海辺のちょっとしょぼくれた漁村風の風景ですが、地形が切り立っているので、海岸隋なのにかなりアップダウンがあります。

で、途中からR14で内陸部に進入。しばらくするとあの七滝ループ橋が現れます。思ったより半径が小さいのですが、凸凹舗装になっているのでひざすりに挑戦する気は起きず、なんか途中から飽きてきました。

西伊豆スカイライン

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仁科峠を望む

次は仁科峠を目指したのですが、途中の分岐を見逃してしまい、結局R136で西に向かいます。すると、西伊豆スカイラインの南の起点に到着しますが、スカイラインには入らずに、西天城高原線(R411)で仁科峠方面へ南下しました。

この道は無料でかなり新しく、Rのの大きい尾根伝いの道ですが、路面に縦溝が切ってあってちょっと快適さを削ぎます。途中で仁科峠(山頂付近に牧場のように開けたところがあったので多分そうでしょう)が見えるポイントがあり、ここで写真を撮って引き返しました。

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西伊豆スカイライン

先ほどの分岐点まで戻ったら、伊豆スカイラインに入ります。西天城高原線もそうだったのですが、このあたりは標高がかなり高い(900mくらい)せいかガ
スっていて見晴らしは悪いです。気温の低さとか熊笹に覆われた山肌など信州的な雰囲気で。伊豆スカイラインとはかなり違います。

西伊豆スカイラインから西に向かい、戸田村まで下りてくると快晴。ここからR17の海岸線を伝って沼津方面に向かいます。富嶽百系みたいな富士の展望は見えませんでしたが、車があまり多くなかったのでまあまあ快調。

再び伊豆スカイライン

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芦ノ湖

伊豆長岡あたりで海岸線とお別れし、内陸部に折れ曲がり富士見パークウェイに進入。緩やかに標高を上げて行き、路面もスムーズでコーナーも楽しいゴキゲン
な道でした。しかも地図には有料だと書いてあったのですが、一向に料金所は見当たらず、そのまま伊豆スカイラインに入ってしまいました。

北上し十国峠で再び休憩。このままターンパイクで帰ろうか迷いましたが、折角ここまで来たので芦ノ湖スカイライン(実は行ったことがない)で御殿場に向かう事にしました。

この道は意外と標高を上げて行き、芦ノ湖を眺めるポイントを過ぎると、またガスに覆われてきました。コーナー的にはまあまあで、地元っぽい走り屋をちらほ
ら見かけまが、路面はなんか薄汚れた感じがするし、谷底に落ちそうでイマイチ気持ちよく走れませんでした。しかも予期せぬことに料金所が2区間あって、
トータルはターンパイクより高くなってしまったようです。

御殿場~東京

御殿場から東名に乗り、いざ東京へ。大抵海老名あたりから道が混むので、距離の割に長く感じる区間でしたが、この日は快調。

首都高の料金をセーブするため、高井戸で下りて環八~環七で空港方面に向かい、臨海トンネルに入るルートを試して見ました。途中で自由が丘付近の住宅地に
迷い込んでしまったせいもありますが、都心のど真ん中(渋谷とか)を突っ切るルートとどっこいどっこいの早さだと思います。

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