EV -- MCタイチ

カフェカブ京都2012レポート2012-07-16

ホンダカブのユーザーが自慢の愛車で集うカフェカブパーティー京都に、我が電気カブで参加してきしました。

カフェカブが京都でもあるのは知っていましたが、当然ながら我が電気カブで自走できる距離ではありません。さりとて、軽トラ借りて行くのもたいそうだし・・・と言うことでずっと諦めていました。

京都遠征計画

ところが数ヶ月前、当サイトを見て別件でメールをくれた京都在住のNさんが、偶々カブのカスタムをされていたのです。彼はカフェカブ京都の常連でもあり、今年は電気カブで参加しませんか?と誘ってくれたのでした。しかも、お持ちのトラックでデンキカブを運んでくれるという、非常に親切なご提案を頂き、お言葉に甘えて参加することにしました。

まず前日に、僕の近所まで来てもらい、キャリア付きの素晴らしいトラックで電気カブを引き取ってもらいました。そしてカフェカブの当日に、僕はクルマかバイク(DRZ)でNさんの事務所に行き、そこから2人でカブに乗って5km先の会場に向かうという計画です。

尚、カフェカブの参加要件は「ホンダカブ及びカブ系のエンジンを搭載したバイク」という事なので、僕のデンキカブは該当しません。しかし、電動である旨を記載して参加申請したら、「特例として許可します」とのことでした。あと一応自走で参加する事が原則なんですが、Nさんの家から自走してる訳だから問題ないはず(^^ゞ

前日は兵庫も京都も超暴風雨で、果たして当日はどうなることかと心配しましたが、当日朝は大体雨も上がっていました。しかし、また何時降るとも判らないような天気だったので、念のためクルマで出かけることにしました。京都へのルートは都会を避けた北回り。能勢をすぎ京都府に入る頃には晴れてきました。

悪魔の亀岡渋滞

ところが、亀岡から京都丹波道路に乗ろうとしたら、何と通行止め(昨晩の豪雨のせい?)。仕方なく下道の9号線で行こうと亀岡市街に入った途端、渋滞にハマってしまいました。9号線には合流できたものの、全くと言って良いほど動きません。しびれを切らして、カーナビを見ながら側道に入って見たものの、そこでも渋滞。

そうこうしてうるちに、何と待ち合わせの10:30を過ぎてしまったので、Nさんに電話して先に行ってもらうことにしました。狭い路地の側道はずっと渋滞で、再び9号線に合流出来たのは11時過ぎになっていました。そこから更に9号の山間部が渋滞。京都市街に出たのは11:30。つまり2時間近く亀岡で足止めを食った事になります。

クルマで来たのも北回りコースを選んだのも完全に失敗でした。バイパス道路を失った亀岡の渋滞をなめてました。幸い京都市街に入ってからはサクサク流れており、事前にストリートビューで予習していたこともあって、Nさんの事務所まで30分足らずで付きました。しかしその時点で12時。カフェカブのエントリー締め切り時間です(泣)

Nさんのガレージは無人で、色々な機械が置かれています。しかし、置いてあるはずの我がデンキカブがいくら探しても見当たらない!そこでNさんに電話したら、何と一旦タクシーで戻って僕のデンキカブで会場に行って、エントリーしといたとの事。なんとご親切な!。

カフェカブに到着

そこでクルマをそのガレージにおいて(そうしないと帰りにバイクで戻れない)、タクシーで会場に向かいました。梅小路公園の入口で降り、炎天下に耐えられずヘルメットを被り、公園の中を歩いてカフェカブの会場に到着。予想通りカブだらけで、マイバイクもNさんも見つかりそうになかったのですが、運良く早々とデンキカブに遭遇!一晩ぶりの感動の再会です。

程なくNさんも現れて無事再会。エントリーが終了間際(320台中315番目)だったため、端の方に置かれて見つけやすかったみたい。Nさんがデンキカブで入場した時、色んな人から質問を受けたそうですが、「代理なので詳しい事は・・・汗」みたいな感じだったそうです。感謝と恐縮、雨あられでございます。

その後直ぐ2人で昼食を食べに行きました。話を聞くと、Nさんはカフェカブの常連さんとお知り合いで、昨晩は九州等から参加する数人が前泊されたので、一緒に飲みに行ったそうです。みんな好きですねえ。しかし会場に戻ると、流石のカブファンも猛烈な暑さに負けて日陰に避難。展示バイクを見ている人は少ないです。中には早々に帰ってしまう集団も。

それではここで写真集です。僕の趣味で目についたものを撮っていきました。ただ、カブ達がすし詰め状態で並んでいるので、奥の方までちゃんとチェックできてないかも知れません。

{gallery}stories/cafecub{/gallery}

当然ながら、カブカスタム本にサンプルとして出てくるような、完成度の高いマシンは多くは無いです。しかしそれにしても、チョッパー系というかフレームをむき出しにして、塗装したり加工したタイプは意外と少なかったように思います。マスタムショップが出展してないようなので、致し方ないか?

電気カブの反響

カフェカブコンテストというのがあって、参加者と審査員の投票によって入選作品を決めます。投票の締め切りは13:00なのに(僕はそれでも間に合わなかった)、多くの人は朝の早い段階で見まわって投票してしまうそうです。よって、後のほうでエントリーした車両は殆ど見て貰えないらしい。あと、グループで来てる人の組織票みたいなのもあるようです。

というわけで、僕のデンキカブは惜しくも(?)入賞を逃してしまいました(^^ゞ でも見に来た人に声をかけると色々と質問を受けたし、そのうち段々人が集まってきたりして、注目度は結構高かったと思います。中には「これが何で入賞せえへんのやろ?」といってくれる人も(^o^

ここで、聞かれた質問を紹介します。やはりというべきか・・・

そして感想としては、まず見た目が意外とスッキリ纏まっているという点。これはNさんも含め、初めて見た人は大体皆そう言います。逆に言うと「電気だぞ!」と主張するデザインではないので、下手すると見過ごしてしまうかもしれません。横のカバーを外してコントローラを見せると、興味を示して写真を撮る人もいました。メカっぽいものは好き?

その場でちょっと乗ってみせると「おお~!」という反応。先ず、ちゃんと動いてる事に感動するのかも知れませんが、皆さん静かだといいますね。高回転時の甲高いサウンドも聞いて欲しかったのですが、そんなに速度を出せる場所もないし。ただ「ちょっとだけ乗リますか?」薦めても良かったかも。公園内だからホントはマズイけど・・・

因みに、家から会場まで公道で試乗したNさんの感想は「何気に普通に走りますねえ。別に問題なかったです。」との事。まあ、京都の市街地は平坦なのが大きいとは思います。帰りに僕が乗った時も、モーターの発熱はさほどありませんでした。逆に、北摂山間部は厳しすぎますね、ガラスのハートを持つデンキカブにとっては^^;

イベントが終わって2人でNさんのガレージに戻り、極秘製作中のマシンを見せてもらいました(バイクではない)。設備が整ってるお宅(?)はスケールが違いますねえ。その後僕は帰宅して、翌々日にNさんが再び川西までトラックを走らせて、デンキカブを運んでくれました。Nさんにはお世話になりっぱなしで感謝感激でございます。本当に有り難うございました。

あとがき

デンキカブを作ってから早くも2年近くになりますが、最近ではすっかり興味がなくなり、余りに長期間放置したために電池が仮死状態になるほどでした。そんな時にNさんに熱心に誘っていただき、カフェカブに参加した事で再び制作意欲が湧いて来ました。やはり、実際に人にあって反響を得ると俄然ヤル気が出てきますね。

カフェカブに集まるようなマニアは内燃機関命であって、EVなど興味が無いかと思いましたが、意外とそうでもないようです。EVの認知度は一般的には未だ低いですが、実際に見て触れると一種感動すると思いますね。僕もそうだったから。自作となると日本では情報皆無という感じですが、元々バイクいじりが好きな人々に伝授すれば自作バイクもブームになる・・・かも。

今回は僕がもっと早く到着できていれば、コンテストの入賞はともかく、もっと多くの人に説明出来たのに残念です。ホンダのカブ開発の人にも感想を聞きたかったし。更に言うなら、プチ試乗会のようにしたかったんですが、あの場所ではちょっとねえ。

なのでリベンジではないですが、関西近辺で自作EVミィーティングのようなイベントが出来たらなあと思いました。もっとも、カフェカブのように参加者は集まらないでしょうけど。既成品の電気バイクショップにも参加頂いたら、出品車両はそれなりに集まるかな?

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