Motorcycle -- MCタイチ

2018大阪モーターサイクルショー2018-03-19

年の初めにして最大のバイクイベント、モーターサイクルショーに今年も行ってきた。先ずは展示ブースで跨ってきたバイクのうち、個人的に気になるものをピックアップしてレビューを書いた。因みに他のモデルを含めて僕が撮った全写真はこちら

ニューモデル跨がりインプレ

MT-07 2018

MT-07 2018MT-07 2018

今年一番注目してるのがモデルチェンジしたMT-07。「軽さ体感」と称して床に固定されていないバイクに跨ることが出来た。

先ず引き起こしたり左右に揺らした時の重量感が、ビックリするほど軽快だった従来モデルより重くなっていると感じた。喩えるなら、タンク内のガソリン量が増えたとか、エンジンの搭載位置が前方に移動したような感じ。しかし実際にはガソリンは何方も空のようだし、エンジンもフレームも変わっていない。するとエンジンの補機類が重量アップしてるとか?

シートは従来モデルのように前端が極端に絞り込まれたものではなく、普通の形状になった。またタンク形状も、従来モデルはシートとの境界からそそり立つような形状だったが、新型は普通の角度でせり上がっている。ただそれによって前の方に座れるようになった訳ではないらしい。というのも、ポジション的にはむしろ前傾が強くなっているように感じたから、多分着座位置とハンドルバーとの距離は若干広がっているのではないか?

モンキー125

モンキー125

雑誌ではデカイデカイと言われていたので、どんなにデカイか心配したけど、実物を見るとそうでもなかった。順当にベースとなったGromと同じくらいのサイズ感。ただシートだけは車体に比べて巨大なので、足つき性が悪いのかと思ったけど特に悪くなかった。実はこの極厚イモムシシートはとても柔らかく、おしりを包み込むような未体験の感覚。多分恵まれた僕の体重によって相当ヘチャげてる筈で、足つき性が悪くないのもそのせいだと思う。

ポジションもやはりGrom的でかなりアップライト。胴長短腕の僕には丁度良く、窮屈感もあまりなかった。写真だとシートとタンクの隙間が空きすぎてるが、実際にはこの小さなバイクを見下ろす事が殆どなので、この隙間は思ったほど気にならなかった。反面、写真では良くわからないが、タンクの小ささが実物は際立って見える。

CB125R/CB250R/CB1000R

CB125RCB250RCB1000R

個人的に一番気になるCB250Rから言うと、車体は予想通りコンパクトで足つき性も悪くない。ただしハンドルバーがオフ車並みにフラットな形状でかつ幅が広く、ポジションは結構前傾になる。極端に言えばドゥカティのモンスター的なチグハグ感。ストリートファイター風を狙ったのかも知れないが、このバイクの見た目やコンセプトから言って、もっと普通のネイキッド的なハンドル形状で良いと思う。

CB125Rも250と同じ車体らしく、見た目もポジションも殆ど変わらない。ただし足つき性は何故か125の方が若干悪く感じた。スペック的にもシート高は125の方が高いようだが、その代りシートがスリムとかサスが柔らかいから結果として足つき性が同等…とか言う話でもない。

そしてCB1000Rだが、これは見た目に巨大。125や250と比べたからではなく、今どきのリッターネイキッド(例えばGSX-S1000)と比べての話。大型クラスでCBを名乗るには、これくらいのサイズ感が無いといけないと言うことだろうか?

跨るとシート高自体はさほど高くはないが、シートの幅があるので足つき性は125や250と比べれば一回り悪い。まあリーターバイクとしてはこのくらいが普通かも知れないが、車体が見た目通り重々しければバランスを崩した時に足で支えられる自信がない。

Forza250 2018

Forza250Forza250Forza250

昨年グローバルモデルのForza300がモデルチェンジし、今年は日本版の250が発売される。ヤマハもだけどグローバルモデルは本気出すようで、シャープでクールなデザインだ。

足つき性はPCXより大分悪くなってしまうが、乗車した時のサイズ感はあまり変わらない。インパネは殆どクルマの豪勢さ。電動で上下するスクリーンが付いている。これだけ装備満載で定価は60万円を切るらしい。遥かにシンプルな250のネイキッドと変わらん値段やん。

試乗会&展示インプレ

今年から、3日の開催期間のうち日曜は親子バイク教室みたいな事をやる為、試乗会は開催されなくなってしまった。しかも金曜は小雨で、試乗会は行われたものの来場者が極端に少なく、その分土曜日に集中してしまったようだ。公式サイトによれば、土曜の来場者は金曜の2.5倍もありむしろ日曜のほうが少なかった。

大阪モーターサイクルショー2018 試乗会大阪モーターサイクルショー2018 試乗会

僕も金曜は家のクルマが使えなかった為土曜に行ったが、初めて開演前に試乗申込みの列に並んだ。ほとんどの人は申込用紙に記入してから並んでいたので、その列自体は20-30分の待ち時間だったが、その後試乗車毎の列に行くとトンデモナイ事になっていた。

多分CB1000等の国産大型バイクだと思うが、ベンチに座ってる人の1.5倍位の人がその後ろに立って並んでいた。待ち時間のボードには240分と書いてあったが、実際そこまで長くはないにせよ、最後尾の人は軽く3時間は待ったと思う。

僕はと言うと、お目当てのCRF250Rallyがベンチ+10人位並んでいたので、先ずはハーレーに次いで空いているMT-03に並んだ。試乗後は再び列をチェックするも、列は殆ど短くなっていなかったので、一旦展示を見る事にした。

今年はステージイベントとショッピングだけは別棟で開かれており、それが丁度試乗申込みテントの直ぐ近くだったので、先ずそこに入ってみた。するとステージでは未だ何もやってないせいか然程混んでおらず、ショッピングも普通にできる位の混雑度だった(用品がかなり安いので欲しいものがある人は要チェック)。

僕は特に欲しいものはなかったので、早々に引き上げメイン会場に入った。すると中は殺人的に混んでいて、展示バイクに触れるどころか人だかりに隠れて見えないほど。メジャーなバイクメーカのブースは全てそんな状態であることを確認した後、諦めて早々に会場を出た。

そして早めの昼食を食べたり、やや離れた空いてるトイレに行ったりした後、昼過ぎ頃に再び試乗会場に戻った。すると午前中激混みだった人気車の列は大分短くなっていた上、未だ締切にはなっていなかった。僕もCRFの列がベンチ+3人ほどになっていたので並ぶことにした。ただし、僕が並んでから30分は新しい人は並んで来なかったので、ちょっと早まったかな。

待ち時間の間、事前にスマフォにインストールしておいた脱出ゲームをやったので退屈はしなかったが、結局試乗まで1.5時間はかかったと思う。特に僕の直前で15分くらいの休憩に入ってしまったのはガックシ。理由はバイクのメンテと言うけど、根っからバイクをチェックしてるようには見えなかった。

休憩後CRFに試乗して再び列に戻ると、Ninja400の列がベンチを3人分ほど割っていたので並んだ。僕が試乗できたのは終了間際の3時過ぎだった。今回も空いてる車種から並ぶべしという鉄則は当たっていた。あと、何年か前にあった試乗会の昼の休憩(その間トライアルショーか何かをやる)が今はないのはせめてもの救い。

試乗会場を後にして再びメイン会場に戻ると、午前中より大分混雑が緩和され普通に見て回る事が出来た。展示物は試乗会と違って、必ず閉館時間まであいてるので、なるべく遅い時間に行ったほうがゆっくり見れる。僕も結局閉館の17時まで居てしまった。

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