Like a wind meeting 4th2012-10-25
確か同名のTV番組があって、多分それのイベント企画。実は前日まであるのを知らなくて、KTM神戸のFacebookページで初めて知った。
ただその日は風邪でダルかったし、同日に宝塚音楽回廊というのが開かれていてそちらも気になっていたのであまり気乗りがしない。しかし、関西でこれほど外車が集まる機会は無いので取材すべし、という半場使命感で無理して行くことにした。
入場料を1000円取られるというが、阪神高速に900円も払うより良いかとよく判らん理屈で自分を納得させ、珍しく下道で舞洲まで行った。道中で出会うバイクの人種構成も普段とは違うのだが、会場到着したらもっと普段と違っていた。舞洲で未だかつて見たことない程沢山のバイクが止まっている。そして、入場するために数百人位の列が出来ている!おかしいな、日本って今バイクブームなの?
開場30分後という一番混む時間帯に来てしまったようだが、幸い入場の列はそこそこのペースで進み1000円払って黄色い腕輪をしてもらう。なが~い出店エリアを突っ切って、試乗受付に行ってみると既にかなりの列が出来ていた。
こりゃピークかなと思い反対側の出口から一端出て、テクテク歩いてローソンへ。普段はバイクで移動する距離なので結構歩いた。ローソンで早めの昼食を済ませて再び会場にテクテク。シンドイのに余計な体力を早くも消費(-_-;)
非効率な試乗会
経緯を説明すると長くなるので、この試乗会の問題点を列挙することにする。
- まず、事前に試乗車のリストを調べようと、オフィシャルサイトを見たが全く載ってない。リンクしてある販売会社のサイトに行っても殆どは書いてない。
- 小排気量車/ツアラー/スポーツというグループ分けになっていて夫々の列に並ぶのだが、どのバイクがどのグループに属するかという看板の表示が非常に見難い(書いてないように見える)。また、T-MaxやSMTがツアラーでなくスポーツに属するなど、常識からグループ分けを類推する事が出来ない。
- 申込用紙が置いてあって予め記入するのではなく、受付で初めて記入する。よって、列に並んでる人は前の人達が記入するのをずっと立って待っている必要がある。しかも、試乗車種選定に時間がかかるせいか、記入にとても時間がかかってしまう人が多い。
- 試乗券(ライダーの免許区分で色が違う)を貰ったら、試乗車種のブランドのテントの下で待つのだが、そこは車種別に列が有るわけでなく座る順番もテキトウ。だから、自分の前に何人待っているか判らない。もっとも、受付ペースが遅いので各テントに居る人数はさほど多くないが。
- 試乗準備ができると、「バイクの所に行って下さい」言われるのだが、上述のように誰がどの車種に乗ろうとしているか判らないので、行ってみたら先客が居た。実は自分の順番の方が先だったというケースも有りうるが、結局良くわからない。また、車種別に試乗券を持っているわけではないので、気が変わって申し込んだ車種から変更してしまっても判らない。
- 3グループに分けておきながら、試乗の際は全部一斉に(一列になって)走行する。そのため走行と走行の間隔が大きく空いてしまい回転効率が悪い。さらに、何周かすると不意に休憩に入り10-15分程度完全に停止する。
要するに、受付のやり方も非効率なら、それに合わせて試乗走行の回転もスロー。スズキやホンダがどんなふうにやってるか、関係者全員知らんのか?まあ、出来るだけ多くの人に多くのバイクに乗ってもらおうという気は無いのかも。このイベントは物品販売がメインで、試乗会は客寄せパンダ位にしか考えていないのだろう。
結局、11頃から並び始め昼休みを挟んで終了の16時まで居て試乗できたのはたった3台のみ→HD XL883, Husqbarna SMR250, Ducati Streetfighter(詳細はバイクインプレNEOへ)。期待したGSX-R600やDuke200は希望者が多くて乗れなかった。
電動バイク
台湾で見たdb0/dbxが展示してあったので、係の人に声をかけてみた。実はこのバイク、僕のFacebook友達で飯田さんという方が輸入しようとテスト中なので、彼の会社の関係者かと思いきや全く別会社。マフラーでお馴染みのOverレーシングの100%子会社Over creativeが扱っていた。聞けば、日本での輸入総代理店的な会社は未だ無く、個々の企業が独自に輸入/販売しているという。
僕がProjectEVというサイトを運営しているというと既にご存知で、EVパーツショップのページをよく見ているとのうれしいお言葉。あと、台湾のEVショーにもお互い行った件とか、バッテリーやモーターの事とかかなり話し込んだ。でもらった名刺を後で見てビックリ!若いのにOver creativeのPredsidentではないか!(佐藤さんという)
手前の電動アシスト自転車db0にちょっと乗せてもらったが、やはり台湾で感じたのと同様のアシスト遅れがあった。あとパワーモードは3段階あるが、これはどの位きつい坂を登るかの選択らしく、平地を走っても違いは判らないそうだ(僕も判らなかった)。何にせよ、佐藤氏と会えたのがこの日の唯一の収穫かも。
その他展示&駐車車両
出店は多かったがカスタムバイクや用品やステージイベントには興味が無いので、目についたマシンを列挙する(コメントは拡大写真の下)。
余談:しょぼいインドカレー屋
このインドカレー屋は偶然にも昨日行った宝塚音楽回廊にも来てて食べたのだが珍しく不味かった。インド人が作ってるくせに、ナンがその辺のパンと同じ触感で小さい。カレーは辛口頼んだのにあまり辛くないし香りもない。「ハイ500万円ね。」とか口だけは調子いい。もしかして、評判悪いから毎日場所を変えるのか?
まとめ
この内容で入場料1000円取るイベントに、これだけ沢山の人が集まるというのは、やはりTVメディアの力なのか?素晴らしいイベントなのに人が集まらないスズキのファンライドフェスタとは対照的。個人的には空いているのは有りがたいが、スズキがへそを曲げて開催しなくなるのが怖い。
あと、雑多なショップが集まって行う試乗会はパフォーマンスが悪いという事は、大阪モーターサイクルショーでも証明されているので、いい加減学習せねば。あと、気乗りがしない時にバイクなんて乗らない方が良い。楽しくないばかりか危険ですらある。という訳で、次回からは行かないというのが結論。