WordPressとMovableTypeの比較2008-02-10
以前はMT(MovableType)も試験的に導入したことがありますが、WP(Wordpress)の方が断然快適ですね。
多分言い尽くされたことだとは思いますが、私なりにWPの利点をリストアップしてみます。
記事の投稿/編集が速い
これはシステムの違いからいって当然ですが、体感的に全然違います。
MTは静的なWEBページを生成しているので、何か編集するたびに「再構築中・・・」と長々待たされます。これはとてもやる気を削ぎます(^^;
対して、WPは動的ページなので、ほぼ一瞬で更新完了です。
ちなみに、以前は「動的ページはSEO的に不利だ」と言われていましたが、Googleがアナウンスしているように、動的ページ(パラメータ付きURL)へのハイパーリンクが貼ってあれば問題ないようです。(心配ならサイトマップを登録することも出来ます。)
自分のサイト(掲示板や情報サイト)での経験上も、クローラは動的ページにもちゃんと巡回してインデックスを作っています。
なので、もはや静的ページ生成のメリットは(デメリットに比べて)殆ど思い当たりません。ファイルが沢山できるのも管理がややこしいですしね。
PHPで記述されている
これは個人的な話ですが、私はPerlが判らないのでMTのコードを弄ることは出来ません。
それに、今時スクリプト系の言語で何ゆえPerlを選択するのか良くわかりません。なので、PHPで書かれたWPの勝ち(と勝手に判定)。
コメント/TB制限が使いやすい
MTには(ロジックはよく判らないけど)強力なスパムフィルタが標準装備されています。あまりに強力で自分で書いたコメントもブロックされてしまうほどです(^^; しかし、それでもフィルタを掻い潜ってくるツワモノスパムもあります。
結局、こうした自動判定には限界があり、一番確実なのはユーザ登録制だと思います。その点WPはユーザー登録⇒ログイン認証機能が最初から付いています。
カスタマイズが比較的やりやすい
MTのデザインカスタマイズをやったことがありますが、既存のテンプレートの文書構造が非常に複雑なので、これを先ずシンプルにするのに苦労した覚えがあります。
対してWPでは、「テーマ」と呼ばれるHTML群+CSSのセットを読み込むことで、サイトのデザインが決まります。 「テーマ」は色々なものが配布されていますので、自分の目標に近いHTML構造を選んでカスタマイズすることが出来ます。(詳細は後述します)
無料である
MTは商用ライセンスについては有料ですが、WPはGPLライセンスですので無料です。これは私のような貧乏人にとっては非常に有難い(^^; また、人にも気軽に薦められますしね。
逆にこの内容で何故MTが有料でやっていけるのかよく判りません。まあ、個別サポートがあるからかな?
・・・と言うわけで、私がとりあえず気が付いたのはこのくらいでしょうか。まあ、MTは使い込む前に挫折してしまったので、正直それほど判っているわけではありませんが。
いずれにしろ、これからはWP一本で行くと思います。