IT-WEB -- MCタイチ

多少なりともプログラムを書く日本人なら、文字化けに悩まされた事が無い人はいないでしょう。サーバ、データベース、そしてプログラム言語などの環境が変わると、大抵問題が発生します。

昨日も、新しいレンタルサーバ(試用期間)で、僕の掲示板などが動くかどうか試したのですが、やっぱり見事に文字化けしていました。 (さらに…)

著作権法の第一人者とされる中山信弘(前東大教授・弁護士)と言う方が、只今大ブレイク中です。

通常、彼のような大御所は学問(法律)原理主義で浮世の事柄に疎かったり、既得権側のロビイストだったりすることが多いのですが、彼は全く逆です。 (さらに…)

最初の方のエントリーで書いたように、このブログはWordpress ME 2.0.11で出来ています(使っているサーバがMySQL3なので)。ME自体のサポートが終わったことですし、何とかしないといかんと思いつつ、MySQLのバージョンを変更すると、ブログのみならず掲示板など他の全てのサイトにも影響が及ぶので、少々及び腰なのです。

そんな折、僕のクライアントの環境で、最新のWordpress2.5.1日本語版を試す機会を得ました。 (さらに…)

「まだ買収交渉してたの?」って感じですが、昨日から今日にかけて、買収断念のニュースが流れました。例えば毎日新聞とかCNET Japan

表向きには、Microsoftが提案した買収額にYahooが同意しなかった事になっていますが、そもそもYahooに売る気は無かったのではないでしょうか。TOBかけられても困るので、一応交渉のテーブルについた振りをしながら、一方でGoogleと技術提携の話を進めるみたいな。 (さらに…)

大型連休の只中、渋滞に巻きまれている人も多いことでしょう。何時間も高速(拘束?)道路に缶詰になっていると「きっとこの先には大事故など、何かトンでもないことが起こっているに違いない」と想像していまうものです。しかし、実際には何もない・・・ある地点を過ぎると自然に動き出します。 (さらに…)

素人であろうがセミプロであろうが、ブログにはアフェリエイト広告が当たり前のようになっていますが、日に日にこれがうっとうしくなってきました。殆ど広告ばかりだからです。 (さらに…)

「青少年ネット規制法案」(俗称)が自民・民主両党で検討されています。

ある程度ネットに対してリテラシーのある人なら、この種の規制には胡散臭いものを感じると思いますが、実際に問題大有りです。 とりあえずポイントをざっくりまとめると: (さらに…)

先日、サウンドハウスがサイバー攻撃を受けて、個人情報が流出したというニュースが流れました。前後して、僕のところにも「個人情報が流出しまいした」とメールが来ました。

サウンドハウスとは、音楽をやる人なら多分知らない人はいなと思いますが、楽器・レコーディング機材の最大手(最古参?)ネットショップです。 (さらに…)

久しぶりにBBCのサイトを覗いて見たら、トップページのデザインが変わっていました。といってもテイストは前と同じで、変わったのはレイアウトに余裕が出来たこと。ようは幅が広がったのです。

そういえばYahoo!Japanのトップページも今年変更されましたが、デザインがすっきりしたと同時に幅も広がっています。 (さらに…)

SEOに関して面白い記事を見つけました。

有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO

詳しい話はリンク先を見ていただくとして、ようは自社運営サイトへのリンクをこっそり埋め込んだ「無料アクセスカウンター 」を配布して、それを設置した多くのサイトから被リンクを得て、そのサイトのページランクを上げるというもの。 (さらに…)

僕の購読してるホームページを作る人のネタ帳でで知ったのですが、なんとWordPressJapanが3月いっぱいで閉鎖するそうです。 (さらに…)

Web用語集を始めるにあたって、WordPressのテンプレートを改造しましたが、そのとき少々つまづいたことや判ったことの覚書です。

全体としてやりたかったことは次の通りです。

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よくwebサイトで「静的ページ」とか「動的ページ」という言葉が使われますが、これは何を意味するのでしょうか?

文字や静止画だけなら「静的」で、ムービーやらアニメーションが動いていたら「動的」・・・なのではありません。

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先の記事「ブログと日本人」で書いたように、今やとても身近な存在になったブログですが、ではブログとは何なのか?ここでは、webシステムとしてのブログについて解説します。

ブログの特徴

ここまで一般に普及した理由は一言で言って書きやすいからです。 二言で言うと記事を書いてwebページとしてアップロードするまでのプロセスがとても楽だからです。 (さらに…)

生きているか死んでいるかは別にして、単純計算すると日本人の4人に1人は自分のブログを運営していることになるそうです。

つまり数にして約2600万個ですが、これは世界全体の37%に相当し、なんと2006年には英語ブログを抜いて言語別の世界TOPに立ったそうです。↓

IT media: 世界で最も多いのは日本語ブログ

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先のエントリーで少しMacの話が出ましたが、最近のAppleは絶好調ですね。Fortune誌の全米で最も賞賛される企業に選ばれたりしています。

紹介されているiphoneは、日本では規制の壁に阻まれて電話機能が省かれ、ipod touchとかいう苦し紛れの名前と機能で発売されました。別途契約すればネット閲覧はできるようですが、そんな音楽プレーヤー付きPDA(日本では不人気)みたいな物に誰が4万円も出して買うのか?と思いきや、結構売れてるみたいです。何故?・・・それは宗教だから! (さらに…)

スターリングエンジンを使ったCPUクーラーが発表されたそうです。

MSI、チップセットの排熱を利用してファンを動かす

文字通り最高にクールだと思います!CPUの熱だけで回るなんて。

スターリングエンジンというのは、外から熱を加えたり冷やしたりすることにより、中の気体が膨張したり縮んだりしながらクランクを動かす外燃機関です。↓

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もうぱっと見明らかなんですが、デザイン(テーマ)を新しくしました。

本当は試行中というのが正しくて、元のhtmlspecial.netのデザインとの整合性が取れないので、また元に戻すつもりです。テーマをユーザーが切り替えられたら良いのですが・・・調べたら裏業とかプラグインがあるかもしれませんね。今のテーマはそのうち公開して配布しようと思っています。

・・・ただですね、実はここでもまたIEのバグが発症してるんですよ。 とりあえず、何処がおかしいかクイズにします:) あることをきっかけで発症するので、一部の記事でのみ見られます。

前のエントリーでは色々と書きましたが、僕がPHPを使い続ける(だろう) 本当の理由は、RubyやPerlの教祖やカリスマが「オタクっぽくてとっつきにくいからヤダー」ではありません。

仕事があるからです。

正確には「他の言語の仕事が殆ど無い」(Javaは別として)といった方が良いでしょうか。WEB制作案件の公募やら企業の求人ををみていると、使用言語は大抵はJavaかPHPです。非常ーにまれにPerlがあって、Rubyに関しては見た記憶がありません。 (さらに…)

PHPは定期的に叩かれるそうですが、今回の騒ぎの発端はどうやら、Ruby開発者のまともと氏のブログみたいですね。

PHPがいかに駄目な言語か

彼はPHPを「おかしなコードを書くことを助長する言語」 と考えているようですが、具体的にどの辺がそうなのか、彼の記事からはわかりませんでした。

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このブログをはじめてから、デザインがチョコチョコ変わっているのにお気づきの方も多いでしょう。先日「コードがゴチャゴチャしている」と書いたWPのデフォルトテンプレートをかなりすっきりさせてきました。

そこで今回は、皆さんのカスタマイズのベースとして使えるよう、究極的に(?)シンプルにしたテンプレートを作ってみました。名づけてNAKED!!

良かったら試してください。文字通り裸状態ですので、そのまま使うのは恥ずかしいですが。

naked(←ダウンロードできます)

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良くは知りませんが、どうやらはてながアメリカに進出しようとしたが、失敗したみたいですね。僕が愛読しているブログで知りました。

はてなの近藤社長はシリコンバレーでどんな問題に直面したのか?

この人(分裂氏と呼ばせていただきます)の幅広い見識や洞察力、そして人をひきつける文章にはいつも感心します。

ただ、僕ははてな何をしてどうなろうと興味が無いし、この記事の眼目もはてな評論ではないと思います。

重要なのは日米のITベンチャーを取り巻く環境の違い。分裂氏によれば・・・ (さらに…)

当ブログのヘッダー上のメニュー「Top」と「Profile」が、IE(InternetExproler)ではキチンと表示されていなかったので、ただいま直しました。

まあ、それまでは若干回りくどいCSS設定にしていた事は確かですが、それでもちゃんとFirefoxでは表示できていたので、理論上は間違っていなかったはず。なのに、なんとIE7でより酷い状態になっていました。

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WPを使い始めてから1週間経ちます(その割に長く感じる)。

微妙にデザインや機能を更新してきましたが、最初の興奮が冷めどうも使いづらい点に気付きはじめました。

まず、デフォルトのテーマがなんかしょぼい。

細かい事を言えば、コードの書き方が汚いというか、必要なところで改行せずに、不要なところで1行あいていたりするので見難いです。なので、それを一生懸命クリーンアップして今のコードにしました。今度ファイルをアップしようとおもっています。

また先日、トラックバックができないと騒いだように、トラックバックURLと称するリンクをクリックした先は、実はトラックバックURLではない、とかありましたし。

(さらに…)

フレームワークもライブラリーも・・・ようは人が作ったプログラムを使うのが嫌いだ。

「(すでに有る)車輪を発明してはいけない」と人は言う。 「SEは短気だから、すでに有るものを使ってすぐに動かしたい。」とも言う。

しかし、本当にそうなのか?

(さらに…)

TBを試してみたら、送信も受信もできない。相手は、はてなダイアリーと自分のBBSです。

参りましたね、エラーメッセージが出ずに相手サイトに飛ぶだけなので、全く手がかりがつかめません。

ネットで検索したらWPのTB問題は以前から色々あったようですねが、今のヴァージョンではすでにフィックスされているのではないかと。とにかく参考になるような記事は見当たりません。

日本語フォーラムにいって質問しようと、ユーザー登録しても確認メールが来ない・・・と思ったら来ました。これでダメなら、英語のドキュメントやフォーラムに挑戦しろと(苦笑

テスト用URL:http://d.hatena.ne.jp/mc-taichi/20070813/1186981976

先述のように、WPのデザインは「テーマ」と呼ばれる「HTMLテンプレート群+CSS」によって決定されます。

「テーマ」は様々なものがネットで配布されているので、それを選ぶのも楽しいのですが、やはりWEBデザイナーならば自分で一からデザインしたいものです。

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以前はMT(MovableType)も試験的に導入したことがありますが、WP(Wordpress)の方が断然快適ですね。

多分言い尽くされたことだとは思いますが、私なりにWPの利点をリストアップしてみます。

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百度(baidu)という検索エンジンをご存知でしょうか?

中国の検索エンジンなんですが、国内では7割のシェア、世界でも5%のシェアでGoogle,Yahooに次いで第3位だそうです。

で、その「百度」がこの度、日本語サイトをスタートしました。

http://www.baidu.jp

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WordPressは以前から興味があったのですが、私が使っているレンタルサーバがMySQL3xなので、WordPress2.0系しか使えないことから二の足を踏んでいました。

ところが、これは必ずしも古いヴァージョンと言うわけではないことが判り、とりあえず使ってみることにしました。

ただ、 やはり2.2系とはテーマなどでも互換性がないようなので、これから当ブログで書くことは2.0系の話だと言うことを予めご承知ください。

少し前にWeb担当者Forumの○○円ならどこまでできる!? ウェブサイト制作の相場早見表という記事が話題になりました。被リンク増加率No.1記事に輝いたそうです。

僕がこの価格表を最初に見たときの感想は「高い!」でした。感覚的に言えば、僕ならこの1/3、ヘタしたら1/5くらいで作りますよと。(まあ、表の項目をよく見ると判らない点もあるんですが) (さらに…)

昨年の第一回Z750ミーティング以来、Hpの更新を随分ご無沙汰していましたが、ようやく今年初のレポートです。その名も、第二回Z750ミーティング@鈴鹿。

メンバーも同じく、香川、兵庫、岐阜に住む3人。今回の場所は間を取った、というより松坂牛を食べたいと言うのが発端だったような気がします。そして、どうせなら鈴鹿でカワサキの試乗会をやっているので、その日にあわせようと言うことになりました。

当日はまずフェリーに乗って神戸に上陸したまさひどさんと、僕の地元尼崎で待ち合わせです。

そこから、阪神高速に乗って松原から近畿道-西名阪と駆け抜ける!筈でしたが、見知らぬ場所から慣れない阪神高速に乗ったら、岸和田方面に向かう線だった!

やむなく途中で高速を降りて、また同じ道を引き返す羽目になってしまいました。ごめんなさい!まさひどさん。700円も無駄にしてしまいました。結局環状線の北端の見慣れた景色の中を通って、ようやく松原まで来て一安心。

西名阪・名阪国道

 

名阪国道を快調に走ります。でも、覆面様が居るので速度は控えめです。

このあたりのルートは子供の頃からクルマでは良く通っているのですが、実はバイクで走るのは始めてです。最後に走ったのは大学生だったかな?懐かし
くもクルマが多くて走りにくいイメージがあったのですが、今回は結構快調でした。ただ、標高が思いのほか高く天気も悪かったので、非常ーに寒かったです。
冬の服装にしといて良かったです。

そうこうしている間に、YSZさんとの待ち合わせの地:伊賀上野のドライブインに到着。というより通りすぎてしまいました(前触れがあまり無いので)。その先のICで降りて(今度は無料ですけど)田んぼの中を通って、ドライブインに引き返します。

そこで先に来ていたYSZさんとすぐに出会えました。遠くまで来ると感動の再開と言う感じです。時刻は丁度12時、色々迷った割には予定通りでし
た。

昼食は名物味噌田楽(豆腐に味噌を付けて焼いたもの)を食べに行きます。YSZさんがプリントアウトした地図を見ながら、上野の街中の目的の店に案内してくれました。

味噌田楽「かわや」味噌田楽かわやの内部

これが味噌田楽だ!何かのボードゲームみたいなルックスです。一つ一つが小さいので上品に食べていると、案外量が多かった。

店の内部は忍者屋敷みたいだと思ったら、本当に忍者がいた(店員じゃなくて、多分どこかでアトラクションをやっている親子)。

青山高原

食事の後はYSZさんおすすめのワインディング:青山高原に向けて出発です。

街中を少々迷ったあと、先ほどの伊賀上野に戻ってさらに南下します。高
原の入り口でYSZさんが停まるので、どうしてかな?と思ったら、僕が車載カメラをセットするために待ってくれたのでした。おっと、何気にみんなやる気ですな!


ワインディングに突入!待望の2台が写った車載カメラ。まさひどさん、気合が入っております。

途中のレストハウスらしき所で一旦停まって、あとでここでお茶をすることにしました。そして、山頂の風車の森に向けて再出発しました。


青山風車1
青山コーナー青山風車2

ここはガイドブックなどで見覚えがあるコーナー。気持ち良さそうに見えるけど、結構路面が荒れてるし、風も強くて走りにくい。 

山頂でバイクを停めて一休み。しかし、風が激しく吹いております。


山頂の駐車場付近は広々として見晴らしの良いところです。しかし、強風で落ち着きません。 ひゅんひゅんと羽が風を切る音が聞こえます。

突風にあおられ思わず声を上げる僕。「いつもより多め」かどうか判りませんが、沢山の風車が激しく回っております。

ここは、予想以上に沢山の風車がビュんビュん回っている所でした。休憩室の中の解説によると、4つくらいのジェネレータに分かれているようで、それぞれが500kwから1000kwくらい発電していました。

風車の丘を後にした僕達は、先ほどのレストハウスに戻ってお茶しよう、と思ったらなんか様子がおかしい。なんと中は廃材の他は何もなし、営業中止で
ありました。


Z750*3@青山高原

しかも、そばの自動販売機は一つが故障中で、一つはイタズラ(盗難と言うべきか)でドアを開けられ壊されていました。うーん、なんかガラ悪い
ぞ青山高原!

廃業のレストハウスの横で3台の記念撮影。真ん中のGIVIのスクリーンがまさひどさんのマシン。 

レストハウスの後、下りのワインディング。荒れ気味の上に、下りのコーナーは殆ど凸凹舗装。バイクにこけろと言わんばかりの配慮。

峠を堪能した訳ではないが、これ以上走ってもあまり楽しくなさそうなので、そのまま本日の焼肉の地である久居市街を目指します。

Z750*3@スタバ

スタバ前のショット。ちなみにYSZさんのリアサスはプリロードを再弱にしていて、僕の体重だと底付き感あり。

目的地付近に到着したのは、未だ夕食にはあまりにも早い時間だったので、スターバックスでお茶をして時間をつぶします。山頂で何も飲めなかった僕の念願でもあるのですが。

松坂牛焼肉

バイクやクルマについて色々と話していると、案外早く時間が過ぎてしまいました。そろそろ焼肉タイムなので出発。信号を幾つか通過した判りにくい交差点を曲がると目的の店はありました。ガランとした駐車場に、何の飾り気も無い白壁のいかにも安っぽい感じの建物でした。

中に入ってもそんな感じですが、僕らは座敷の方に座りました。この店はホルモン焼きが売りのようですが、僕とYSZさんはホルモンが食べられないの
で、カルビやロースそして鳥も少々注文します。タレは醤油と味噌味があるので、両方頼んでみました。まさひどさんは「ホルモンはほるもん(捨てるもの)や
ないでぇ」とは言ってませんがホルモンも少し注文。

店の人が七輪に炭を入れて持ってきてくれます。肉の味はなかなかGooood。僕は肉に目が無いので何を食べてもご機嫌ですが、やっぱり旨かったと
思います。ただし、味噌ダレは味が濃すぎて(例の味噌カツに近い)良くないので、すかさずタレの付いてない肉に別途醤油ダレをつけていただきます。このタ
レには、さすがの中部地方のYSZさんも、ちょっとくどいと感じたようです。

ご飯も沢山頼んで肉も追加して、タダでさえ立派なお腹がはちきれそうになるまで食べました。もちろん3人ともノンアルコールで、飲み物はひたすらお茶を注文。値段は3人で9000円位でした。

さて、日もとっぷりと暮れたし、宿に向かいます。場所は青山高原の方にまた引き返すことになります。一応温泉なのですが、あまり有名ではありません。夜だし結構迷いましたが、ようやく予約した宿を見つけました。そこは、ホームページで見たとおり、いかにも安食堂にくっ付いている民宿でした。しか
し、中に入ってびっくり、奥行きがかなりあって部屋数も部屋も広さもなかなかの民宿でした。

僕達が泊まった部屋は3人が布団を敷くとほぼ埋まる、大体10畳弱の和室ですが、なかなか小奇麗で良かったです。ただ、風呂は家族風呂のようなのが1個だけで、宿泊可能人数に比べてあまりにも小さいと思いました。もっともその日の宿泊客は僕ら以外には数人しか居なかったので問題なかったですが。

私の引越しなどでHPの更新を随分ご無沙汰していましたが、兵庫から初のツーリングレポートをお届けします。その名もZ750ミーティング@六甲!!

各都道府県に1台あるとは限らないZ750が3台も集まったのだから、これは多分日本最大のZ750ミーティングと自負しております。

メンバーは先ず、僕のBBSの常連で以前から一緒に走ろうと話していた香川のまさひどさん。もう一人は、彼が声をかけてくれた岐阜のYSZさんです(この方もBBSに書き込んでくれた事がある)。みんなネット上のつき合いだけで、会ったことはありません。

会場は3者の間を取って(?)神戸。僕にとって実に都合の良い場所に強引に(?)決めてしまいました。集合場所は、まさひどさんがこちらに来るついでにGooに載っていた西宮のバイクを見たいというので、そのバイク屋を集合場所にしてしまいました。


まさひどWITh隼
まさひどさんwith隼:店の前で記念撮影。Z750ミーティング初の写真が「隼」と言うのもなんですが。

当日朝、「一番近い人間が一番遅れて来る」と言う悪の法則が的中して、僕が一番最後に登場。すでに、まさひどさんが目的の「隼」の試乗を終えて、お二人で話している所だったようです。

3人でしばらく談笑した後、R82経由で最初の目的地:有馬温泉に向かいます。実はこのルートは僕が兵庫に引っ越してから何回かバイクで走ったので
すが、景色が良くそこそこ走り甲斐もあるルートなのです。ただし、今日は非常に寒い日で、特に峠付近では風がとても冷たくて顔が凍りました。

有馬温泉

峠を過ぎると程なく有馬温泉です。普段は通過するだけなんで、バイクを停めるところが判らずウロチョロしてしまいました。結局、よく有馬温泉に来ると言うまさひどさんのアドバイスで、メインストリートのど真ん中の歩道に駐輪する事にしました。

そして、目的の一つである足湯を探して街の奥の方に歩いて行きます。小さなエリアなので、間もなくHPで見た「金の湯」と道端の足湯を発見しました。僕はタオルを持ってきていなかったので、ちょっとためらっていましたが、
あとのお二人は早速靴を脱いで足湯に浸かります。でもその後、僕も片足だけ入れてみたらちょっとぬるかったです。


まさひど+Z750
まさひどさんwithZ750:有馬温泉で駐車した直後のショット。

有馬足湯
足湯に浸かるお二人:さすがに秋の週末、爺さん・ばあさん子供と結構混雑しております。

金の湯
金の湯正面で温泉を飲んでみるまさひどさん。僕もトライしましたが、鉄分の味が強烈でした。

金の湯の前
金の湯の前の通りはこんな感じで、ちょっと「大正ロマン」テイスト(?)

路地
足湯の後は、食べ物屋を探して昔風の路地を上って行きます。

おまんじゅう屋
引きかえして「おまんじゅう」屋でYSZさんが草もちをお買い上げ。
知らないおっちゃん、バッチリ写ってしまってごめんなさい。

元の金の湯の前まで戻ってそこのパスタ屋で昼食を取る事にしました。話をしているとYSZさんも僕と同じような会社に縁がある言う事が判って面白かったし、三河弁に似た中部のイントネーションも懐かしい感じがしました。

バイクの話では、まさひどさんはZ750より刺激のあるバイクを求めていて、隼でも街乗りでは大人しかったとのこと。逆にYSZさんと僕はもっと軽くて穏やかなバイクを求めている事が判りました(目下の最大の注目はER-6)。



駐輪ここにバイクを停めたのでした。


川
温泉が流れる川の底で、まさひどさんにもらった温泉まんじゅうを食べる。

食事の後はバイクを停めた付近に戻って、お土産の温泉まんじゅうや炭酸せんべいを買いに行きました。と言っても僕だけは、バックを持って来ていなかったので何も買っていませんが。

六甲

有馬を後にした我々は、同じ道を引きかえしていよいよ六甲山頂を目指します。




有馬付近

まさひどさんを捕らえた初の車載カメラ@有馬から少し出たところ



カメラテストの為、割とどうでも良い所を撮影。



左の写真の直後。まさひどさんの華麗(?)な走りを凸凹舗装が邪魔します。

峠の手前でカメラをセットし直して(でも相変わらずグラグラしてます)僕が最後尾でお二人を撮影する事にしました。




すぐにクルマにつっかえてしまう。しかし、この二人黒ずくめなので何だか「悪のZ軍団」って感じで迫力があります。



軍団の圧力にめげずにまだクルマがいます。人の走りを観察していると自分のラインがはらむーぅ。

途中の分岐でクルマが居なくなって、いよいよ六甲山に向けて全開(?)と思ったら、なかなか前の2人についていけません。凸凹舗装でカメラが落ちそうになるので走りに集中できない・・・と言う事にしといてください(^^;

あまり見れなかったけど、YSZさんは派手さは無いけどスムーズで何気に速いと思われます。残念ながらムービーは無しですが。




六甲山頂付近

という訳で、いきなり山頂付近の写真です。



六甲フィールドアスレチック前

山頂付近は混んでますが、果敢にアタックしてる(?)まさひどさん。

山頂付近は当然ながら非常に寒いのです。程なくビューポイントのロープウェイ六甲山頂駅の展望台に到着。




山頂駅の鳥

六甲山頂駅の展望台:皆さんカメラを構えて写す、ところを写す。



六甲山頂駅

眺望はこんな感じ。眼下に六甲アイランドが見えます。

その後、すぐ脇のカフェに入ります。ここはガラス張りで日がよく差し込むので、温室効果で非常に暖かいのです。
そのうち、温泉じゃないけど、ちょっとのぼせてきた頃にカフェを出ました。

バイクの駐輪場に戻ったところで、エンジンの調子(オイルの違いとか)も比較したいと思って、まさひどさんのエンジンをかけても良いか聞くと「なん
なら乗ってみても良いですよ。」と言う事なので、しばらくお互いのバイクを交換して走ってみる事になりました。その時は本当に軽い気持ちで・・・

驚愕の結末は?—この後すぐ

まさひどさんのバイクで走り出して、ポジションがやっぱり違うと感じました。オリジナルハンドルの外に向かってせり上がるあの感覚です。それと右の方にハンドルが取られる感じがします:まさひどさんが転倒でおかしくなったと言っておられたあれです。

そんな感じでタイトなコーナーを4つ5つ駆け上った時、後ろで「カシャ、ザーーー」と言う軽い音がしました。やんちゃな原チャリがこけたのかなと
思ってゆっくり後ろを見ると・・・見慣れた黒いバイクがこけています!その横ををこれまた同じ黒バイクが抜いて僕の手前で停止。それは大きなタンクバック
をつけていました。つまりYSZさんです。と言う事はこけたのはまさひどさん。と言う事はこけたバイクは僕の・・・!と言う結論に達するまで結構時間がか
かりました。僕もちょっとパニクッていたのか、現実を直視できなかったのか。

僕が近づいた時には、まさひどさんは完全無事でバイクを押していましたが、オイルが漏れていました。すぐにクランクカバー(正しくはジェネレータカバー)からだと判りました、大きな穴が開いていたので。とりあえず通って来た駐車場に押して(転がして)戻す事になりました。

駐車場で改めて見ると、クランクカバー以外は些細なかすり傷ですが、エンジンはかけられそうに無いので、助けを呼ばなくてはなりません。しかし僕は
近くに馴染みのバイク屋は無いし、KAZE会員でもない。その時、一人だけ冷静なYSZさんの提案で、彼の馴染みの店に電話して神戸近辺のカワサキ取り扱
い店を探してもらう事に。そうして聞き出した3つほどの店にTELし、事情を話して一番早く来てくれそうな所に助けを頼みました。

これでほっと一安心、あとは待つだけなんですが、山の日暮れは早くタダでさえ寒い山頂(しかも日陰)が益々寒くなります。事故のショックで心もさむーい、ひょーー。とりわけ一番精神的ダメージがデカイであろう、まさひどさんの心中お察し申し上げます。




山頂駅助けを待つ
寒さの中助けを待つ2人。「報道カメラマンとは非情である」ってお前も当事者やろ俺!クランクカバーの穴にビニール袋を突っ込んでオイル漏れを防ぐ。



六甲山頂駅P

無事だった方の2台。
手前がまさひどさんで奥がYSZさんのバイク。ってどちらも同じなんですが。

ちなみに事故時の状況は、まさひどさん本人と後ろから見ていたYSZさんの証言に寄ると、リアからあっさりスリップダウンだそうです。何故?気温が
低くタイヤも温まってないから?僕のタイヤだけ端を使ってないBT-014だから?・・・・うーん、考えても結論が出そうに無い。

そうこうして40分くらい待ったでしょうか、バイク屋の軽トラが登場しました。中から出てきた店員に同じバイクに乗る同じような服装の男達が状況説
明し、そのうち壊れた一台を荷台に積み込んでもらいます。そして、僕とその店員が軽トラに乗り込んだとき、「結局このバイクは誰のものなんですか?」と店
員、混乱するのも無理はありません。僕が「持ち主は私、こけたのは・・・」と話すと、「バイクを交換したんですね。」とすぐに理解してくれました。

2台のZ750を従えて軽トラが表六甲ドライブウェイを下ります。もう、あたりはすっかり日が暮れています。僕が「今日みたいに六甲にはよく助けに
来られるんですか?」と店員に聞くと、「そうですね、2ヶ月に一回位は」と笑って答えてくれました。ある意味バイク屋としてはとてもおいしいロケーション
です。




六甲山頂駅P

六甲道駅の近くのバイク屋「エントリー」。案外綺麗な店で店員の感じも上品でした。

距離的にはすぐそばなんですが、道が混んでいてバイク屋到着には相当時間がかかってしまいました。寒い中、バイクで付いて来てくれたお二人、ごめんなさい。

店内で修理の申し込みをしたあと、2人のバイクを店の前に置いて3人で近くの韓国料理屋で夕食を食べました(恐縮したまさひどさんのおごり)。話し
込んでいるとバイク屋から携帯にコールがあり「もう閉店なんで店の前に停めてあるバイクどうします?」と言われたので、そろそろ引き揚げます。

バイク店に戻った時点で結構いい時間になっていたので解散。まさひどさんは神戸からフェリーで香川へ。YSZさんは両手両足にミニカイロを仕込んで、岐阜まで片道約3時間の道程を自走。皆さん、遠い所を大変ご苦労様でした。

ちなみに後日、まさひどさんが修理代を店に振り込んでくれて、一週間後には修理され前より少し綺麗になった我がZ750と対面する事が出来ました。
ありがとうございます。でも、なんかちょっと悪いような。第一こんなアクシデントの話を赤裸々に書けるのもオープンな性格のまさひどさんのお陰です
(^^)

おまけ

その次の休みに電車で三宮に行ったのでその時の写真です。



新神戸前
三宮から新神戸駅に向かう道。奥に見えるのが何とかプラザ。




新神戸

新神戸駅前。新幹線なのに駅舎自体はショボイのだ。そして前後はトンネル。しかし神戸って町のメチャクチャ近くまで山が迫ってますね。しかも高い。




新神戸プラザ?

少し西に行ったところからの新神戸プラザ。




坂

反対側坂の上から見下ろす。




北野町1

北野町にやってきました。左側は有名な異人館。高い入場料を払って入る人はあまり居ない。




北野町2

反対側から撮った図。マズイ!電池切れのため上のほうがおかしい。

神戸は遠くから観光に来ると、なんか小さいところに見えるかもしれませんが。休日にふらっと寄るとなかなか良いです。緑が少ない大阪より、山と海に挟まれて風情があるし、本屋も楽器屋も梅田よりいいですね。

雨天と夏日が交互に現れながら7月ももう半ば。わざわざ3連休の初日に伊豆へ日帰りツーリングを思い立ったのでした。

理由はその朝(夜中)1時過ぎに目覚めた事と、その日の伊豆の天気予報が終日晴れだった事です。その割には闇夜に星が見えないのですが、まあ夜明けには晴
れるんだろうと予報を信じて午前3:30に出発するのでした。当然ながら首都高はベリースムーズ。と言っても、車はそれなりに走っています。しかも、長距
離トラックとかじゃなくて、マイカー風も沢山います。

一時間ほどで海老名SAに到着。人も車も結構いるのは意外でした。しかも、レストランに入ったら結構混んでます!「みんなこんな時間(4時半)からこんな
所で何をやっておるのだ?」と自分の事は棚に上げて思います。ざる蕎麦を流し込んでバイクに戻ると、周りが明るくなっていましたが、空は完全に雲に覆われ
細かい雨をわずかに感じます。おお、何ということか。

厚木で降りたら、先の伊豆ツアーでマヨさんから学習したルート=国道で平塚に南下します。さすがにここは空いていて、前回より断然早くスルーできました。次の西湘バイパスも当然快調。雨は降っていませんが、伊豆のほうの空を見ると灰色の雲に覆われています。

椿ライン~大観山~芦ノ湖

とりあえず目指すは芦ノ湖周辺。箱根街道で行こうか迷いましたが、椿ラインで行く事にしました。前回マヨさんに先導してもらった記憶を元に、早川で西湘バ
イパスを下り、下道を通って湯河原温泉へ向かいます。ただし、例の超難関山岳抜け道は通っていません。国道135でも充分空いていますから。

椿ラインに入ると、リッターバイクの走り屋がコーナーを攻めています。でも、標高が上がるにつれ霧が深くなり、どんどん寒くなります。途中のPでメッシュ
のジャケットの下にウインドブレーカを着て再出発。前回のように車もいないので、すぐに頂上付近に到達するのですが、そこはもう真っ白な世界。一寸先は闇
というか霧で何も見えません。

コーナーの形状を頼りに何とか自分の居場所に見当をつけます。確かこの辺が大観山だったような・・・と思っていると、バイクが横から出てきました。そうで
す、確かに大観山のパーキングでした。しかしあまりにも変わり果てた姿になってしまって・・・レストハウスすらよく見えません。近づくと改装工事中で立ち
入り禁止になっていましたが。

霧といっても漂っているのではなく吹きつける感じで、停まっていてもすぐに衣服がじっとりと濡れてくるのです。早朝6時過ぎの一寸先は何も見えない山頂でも、バイクや車が何台かいます。

霧の大観山
大観山P:この写真でPのどのあたりか判ったら、あなたは相当箱根マニア。
芦ノ湖船着場
芦ノ湖の船着場。こうなると遊覧船と言うより幽霊船。

そこにいてもしょうがないので、とりあえず芦ノ湖畔まで降りてみる事にしました。途中の道も何度か通って記憶してますが、走るのは相当怖かったです。湖畔
の馴染みの飲食店街を抜け大鳥居の前に来ると、ここは確かに芦ノ湖なんだと一応確認できます。そこにあるコンビニで100円セールのおにぎりとHOTカプ
チーノを買って外で食べます。

伊豆スカイライン

晴れる気配の無い霧の中を通って、伊豆スカイラインを目指します。本来なら快適なはずのR20もやはり五里霧中。何となく走ってるうちに熱海峠の料金所に
着いてしまいました。こんな状況の中またもや車は結構いて、ゲート前に列が出来るときもあります。今ここから先に進むべきか、進むとすればどのICまでチ
ケットを買うべきか?看板を見ながら随分悩みました。結局、亀石峠までチケットを買って(250円)ゲートイン。


伊豆スカイライン北部:走行中はこれでも見通しが利いた方。最後に路肩に駐車した時点の感じが通常の状態。 

いつも写真を撮る玄岳周辺も完全に霧に覆われて何も見えません。ところが、それからしばらく走ると急に晴れてきて、降りる予定の亀石峠では完全に晴れに
なっていました。なので、予定変更してその先の冷川まで走ってしまったのです。伊豆スカイラインも2回目となると初回より随分距離が短く感じます。

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冷川IC付近:
こんな感じでさっきまでの霧が嘘のように突然晴れるのです

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冷川IC付近2
同じ場所で逆方向から。

ここで僕はある決断をして、この冷川ICで伊豆スカイラインを降りる事にしました。その決断とは、西伊豆スカイラインまで行く事です!料金所で降り口を変更したい旨を告げると、追加料金200円だけで通過できました。

湯ヶ島温泉~仁科峠

冷川から少し走ると集落があってコンビニに立ち寄って地図をチェックします。そう、今回は地図を持たない旅です。シート下にデジカメとウインドブレーカを詰め込んだ以外は何も持ってません。とにかく軽快に走りたかったからです。

とりあえず湯ヶ島温泉を目指したのですが、そこまでの道が舗装林道のような狭い山道で結構時間がかかりました。湯ヶ島温泉は以前下田街道から通った事があ
りますが、そこから先がまた似たような細い山道だったので、この間に体力とガソリンをかなり使ってしまったようです。


こんな感じの山道がだらだら続く。早く抜けたい!

仁科峠の直前になって突然開けてきます。

クネクネ道が突然開けて、広々とした道と景色になったと思ったら程なく仁科峠に到着してしまいました。ここは前回は北側から遠謀しただけなので、今回は是
非行ってみたかったのです。

とは言えレストハウスや展望台のようなものがあるわけでも無く、ただ道の脇に小さな駐車スペースがあるだけです。なので、最初
は気付かずに通過してしまいましたが、その先の道はとっても快適で眺望も良かったです。↓


あれ?と思う間に峠をスルーしてしばらく走る。


途中で引き返して、峠に向かって上る図。何だか途中で切れてるのか?
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仁科峠:何も無いけど、左の駐車場から徒歩で山頂まで歩けるようです。
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仁科峠から少し南に降りたところから山頂(天城牧場)を望む。
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天城牧場:ちょっぴり北海道気分?
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仁科峠から北方向へ続く道:ごらんのように美しい眺望。ただし道には縦溝が切ってあり、走っても楽しくない。

この辺の景色は非常にすばらしいです。伊豆スカイラインよりアップダウンはきつめですが、その代わり交通量が少なくて心持ち緑が綺麗な気がします。

西伊豆スカイライン

仁科峠から真新しい尾根道を北上すると、そのまま西伊豆スカイラインに突入します。前回は霧で視界が開けていませんでしたが(とは言え今朝ほど酷くは無い)今日はすっきり快晴。非常に気持ちよいです。やっぱり天気って重要ですよね。

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最高所付近の笹摩?駐車場
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左から出てすぐ:車のCMなどで御馴染みの風景。
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今通った道を振り返る。

スカイライン前半、快調に上ってます


上の真ん中の写真あたりからスタートし、西伊豆スカイラインの看板前ですぐにまた停まる。

前回は5月だったので、頂上付近の草木はまだ黄色っぽかったけど、今回は見事な緑。標高が高い所は夏が良いようです。

西伊豆スカイラインは全般的にコーナーもなかなか面白いですが、北端付近では見通しの悪いコーナーが続き走りにくいです。

修善寺~再び伊豆スカイライン

西伊豆スカイラインから東へ向かい修善寺で給油。268km走行して14L入りました。朝高速が快調だった割に良くないな。

そこからサイクルセンターの脇を抜けて、再び伊豆スカイラインに亀石峠ICから進入。伊豆スカイラインの良いところは、走りにくい部分が無い所。コーナー
も適度、路面もスムーズなので距離の割には時間がかかりません。(すみません。ムービーはメモリ切れで撮れませんでした)

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玄岳峠付近:今朝とは打って変って晴れ。
izu 032_thumb.jpg 正面の多角形のレストハウスは長年閉店され廃墟と化している。場所が良いのにもったいない。
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眼下に見える熱海市街!
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十国峠レストハウス:一度くらいケーブルカーに乗ってみようかと思ったけどまたやめた。

スカイライン北部ても今朝とは変って晴れでしたが、箱根の方の空は雲が立ち込めていました。どうも箱根~伊豆スカイラインは北部は曇っていて、南に行くほど晴れているという法則があるようです。

箱根~帰路

折角だからUターンして伊豆スカイラインを何度も楽しもうかと思ったけど、今日はすでにかなりの距離を走っていて少々疲れていたので、そのまま熱海峠料金所を通過してしまいました。また芦ノ湖畔まで降りると、今朝とは打って変った賑わいです。

時間もまだ2時ごろだし、この辺でうろつこうかとも思いましたが、後で考えるとやめて正解でした。帰りのルートは椿ラインはやめて、旧東海道で下る事にし
ました。ここは数年前の自転車ツアーで最速70km/h弱をマークした所。こんなに強烈な坂をケントさんは自転車で上ったんですね。恐るべし。温泉街あた
りに到達すると相当暑くなっていました。

市街地を抜け西湘バイパスへ入ると、左車線だけ滅茶苦茶長い車の列が出来ていました。真鶴道路に向かう列のようです。こう言うのを見ると夜中に出発する理由も少し理解できるような気がします。その後のルートは平塚周辺の一般道で少し混んだのを除き、とても順調に流れていました。特に東名の八王子料金所で殆ど並ばずに通過出来たのは初めてです(今朝もそうですが)。

しかし!首都高に入ったとたんに凄い渋滞。なんで?みんな何処に向かうのか?結局レインボーブリッジ直前まで、ずっと車の熱気の中をすり抜ける羽目になり
ました。長距離走って来てタダでさえ疲れているのに、この状況はとても危険です。サウナの中で注意力が相当落ちていました。

結局、家に着いたのは5時を過ぎていました。午前3:30に家を出てから約14時間、トータル距離は430キロに達していました。結果的にとても過酷なツアーになってしまいましたが、夜中に出れば伊豆は日帰りで行けるなという事が判りました。首都高や東名代ケチって下道にうなされながら1泊するより効率的かもしれません。

ライコランド東雲での試乗会第2弾。今回はハーレー・ドガティ・KTM・アプリリアなど外車デーラーが集まっての試乗会です。

前回と同じくご近所のマヨさんを誘って、10:30に現地集合。試乗会は10:00からと言う事だったのですが、実際には受付開始が10:45からとなり、我々は先頭きって申し込みをしました。

ハスクバーナSM400R

悩んだ末、最初に選んだのはハスクバーナSM400Rです。

跨った感じは足つきは悪くなく、DR400SMと同程度。ポジションもこの種のバイクとして極普通です。

ハスクバーナSM400R
見た目もポジションも特異な感じではないのだが・・・
sm400ハンドル
メーターは自転車用のサイクルコンピュータのような小さなもの。

エンジンはアイドリングではそれなりに音量や振動はあるけど、この種のバイクとしては真っ当です。ただ、スタート前に店員が言うには「レース車なのでオイルは1Lしか入っておらず、あまり回さないように。」とのこと。さらに「リアが流れやすい設定なので、コーナー進入で無理しないように。」・・・そんな走
り方出来るかと(^^;

走り出すとエンジンはDR400より力強くて(試乗中は450だと思っていた)パルス感も強いです。ついでにエンブレも強力なのでとてもギクシャクしやすいです。

しかし、何より困ったのはニュートラルランプが無い事。停止してNに入っているかどうか確かめるには、そっとクラッチをつないでみるしかないです(シフトフィーリングもはっきりしないので感触でも判らない)。

その結果案の定やってしまいました、エンストです。しかも、セルを回してもエンジンが再始動しない!!あろう事に交差点の信号の手前で後続車を待たせてし
まいました。先導員が来て、とりあえずバイクを脇によけて後続車に先に行ってもらい、再び何度かトライして何とかスタートできました。

先導員によると神経質なエンジンなのでかかりにくいとの事ですが、DRの時に続いてまたもや周りに大迷惑を掛けてしまいました。ああ、恥ずかしーー(^^;

という訳で、初っ端からトラブルでショックを受けてしまったのですが、このバイクはかなり厳しかったです。車体・足回りは凄く高品質な感じで、街乗りでも
扱いにくさは無いのですが、如何せんエンジンがシビア。Nランプが無い事と言い「一旦走り出したら停まるな」と言われているようです。だってレーサーそのものなんだもん。

BUEL XB12R

写真で見るより実物は異様にコンパクト

次の試乗車は、マヨさんが最初に乗って「面白いよ」とお勧めのビューエルXB12Rです。

このマシンは先ず見た目に異様に小さく、前後に短いし幅もあまりないです。400通り越して、ホーネット250みたいです。跨ってもタンクが短くハンドルが近いし、揺らしてもこんなに巨大なエンジンが載ってるとは思えないほど軽快です。

アイドリングさせるとバコバコ振動してウインカーが震えて落ちそうです。でも不思議な事に少し回転を上げるとその振動が急に少なくなるのです。

さて、走った感じはエンジンのトルクがとにかく凄い。1速ではすぐに吹け切ってしまうせいかあまりトルクを感じないのですが、2速に上げた途端にドバッと
前に押し出されます。殆どアクセルを全閉にしてシフトUPしないと危険な感じです。

そこから先の加速は力強くスムーズに速度を上げていき、なんと
60km/h強まで2速ままでOKなのです。よって街中では殆ど3速に上げる必要が無いという、昔のミラの2速オートマみたいなイージーさです。

ハンドリングは交差点を穏やかに曲がる位なら何も問題は無いのですが、それより少し大きなコーナー等で、あるバンク角から急にバイクが寝なくなります。超低重心のせいなのか、強烈にバイクを立てようとする力が働いているように感じました。

アメリカンは嫌いだけど、こう言うバイクはとても面白いと思いました。ただ、ハンドリングにかなり癖があるところが惜しいです。

KTM DUKE


これはマヨさんがDUKEに試乗しようとしているところ。

午後の部で最初に乗ったのは、以前から興味があったこのDUKEです。

足つきはつんつんですが、それでも車体が軽いおかげで、何とか実用上の上限といった所でしょうか。

エンジンはアイドリングからそれなりに振動があって、回すとさらにビリビリとしびれます。分厚いシートとラバーのステップで何とか押さえ込んでいますが、
1時間連続走行は辛いと思います。ただ、レスポンスは650ccの単気筒にしては軽快で、パワー特性も充分力強い割に扱いにくさは無いです。

ハンドリングはやっぱり軽快で良いです。普通に腰で曲がるのも良いし、オフ車っぽくリーンアウト気味に車体だけ寝かすような曲がり方でもOKという感じです。

KTM 950 Adventure

上記の3台意外は目ぼしい試乗車が無いので、もう終了しようと思ったら、途中からこのアドヴェンチャーが試乗車に加わっていたので乗ってみることにしまし
た。とは言えこの巨大な車体、足つき性なんて今までの比では無いので、かなりビビリました。まさに乗ること自体がアドヴェンチャーです。


950アドベンチャーとドガのムルチストラーダ(オーリンズフォーク&ヨシムラマフラー仕様)。

とりあえずステップに足をかけて乗車(馬乗り)、右足を植え込みブロックの上に載せて、左のサイドスタンドを外します。試しに恐る恐る片足を地面に付こうとすると、お尻がシートから半分以上ずれたところで何とか接地する程度です。

交差点で停止した時も、いつもの癖で初めに左足を付いてしまうと、ギアをNに入れる為に反対側の足をつけるのに一苦労します。普段何気なくやっている事がこんなに辛いとは・・・。

走り出してしまえば、異様に高い視線の他は至って普通です。エンジンは今日の中で一番穏やかで(逆に言うともっさりしている)気難しくはありません。コーナーも全体に緩慢ですが普通に率直です。

ただやっぱり、試乗中ずっと足つきのことばかり気にしていました。これもSM400とは違った意味で「走り出したら停まるな!」系のバイクだと思いました。

マヨさんの一言インプレ

BUEL XB12R:以前から興味があった。エンジンがものすごくトルクフルで面白い。

KTM DUKE:エンジンはF650より活発だが、振動がでかい。フカフカシートでバランスを取っている。

Ducati マルチストラーダとても乗りやすく、街乗りでも高速でも峠でもOK。しかも、エンジンなど個性をしっかり主張している。ただ、フロントカウルのルックスは馴染めない。それと
キャラがF650と被るので、もし2台目が持てるのなら、BUELの方が個性的で良い。

トライアンフ・ボンネビル:CB400に乗っているみたい。大きな2気筒なのにパルス感もトルクの太さも感じない。レトロバイクでありながらパーツの仕上げや造形は雑でW650みたいに作りこんでいない。

こんな感じでしたっけ?(^^ ドガのムルチについては僕は以前に乗って良いのが判っていたので、今回はあえて試乗はしませんでしたが、まさにオールマイティーなのに個性はしっかりあるバイクですね。

まとめ

今日の試乗車はどれも尖ったバイクだったので、4台乗ってぐったり疲れました。

実は昼休みにマヨさんと僕は晴海トリトンへ食事に行き、その時にバイクをチェンジしたのですが、マヨさんのF650が乗りやすいのにびっくりしました。当
然足つき性は楽勝だし、エンジンも今まで感じた事が無いほどスムーズでパワーもありました(スムーズなので多めに回してしまったのかも)。比較の対象が変
わると、こんなにも印象がかわるのか・・・つまり今日の試乗車がいかに過酷かを物語っていますね。マヨさんの方も僕のZ750は「エンジンが回っているの
か判らない」ほどスムーズだと仰っていました。

今日の試乗で、EUでは割高でも日本車が売れる理由が判ったような気がします。まあBMWとかDucatiならそれなりに高性能で良いのですが、それだと
日本車よりさらに高くなりますから。だから、その他のブランドはオールマイティーさを捨てて、ひたすら尖った個性で勝負しているのではないか思います。

ご近所のマヨさんのお誘いで、BMWの試乗会に行って来ました。

マヨさんとは同じSV400Sに乗っていた事がきっかけで知り合ったのですが(詳しい経緯は下へ)、このたびニューマシンBMW・F650GSを購入されたので、そのお披露目をやろうと言う事になりました。

ところがその日、東雲のライコランド(お台場のチョい手前のバイク用品店)でBMWの試乗会があるとマヨさんから聞いて、急遽F650GSのお披露目がBMW全モデルの試乗会になってしまったのです。

その朝、10:30の待ち合わせ時間丁度に僕が到着すると、もう試乗会は始まっていました。

すると「タイチさーん」と呼ぶ声がするので見ると、何とマヨさんがR1200GSに跨り、まさに試乗スタートの直前でした。話を聞けば、自分も試乗した
かったので早めに来たとの事でした。うむ?新車購入1ヶ月にして早くも別のBMWに乗りたくなってしまわれたのか(^^

とりあえずマヨさんを見送り、僕は試乗受付をします。僕のお目当てもR1200GSだったりします。この試乗会は車種毎に申し込みをする必要が無く、しかも完全無料と言うのが嬉しいです。

結構時間が経ち、ようやく試乗車の集団が戻って来ました。マヨさんのインプレは「案外普通に乗れるバイクだ。」との事でした。会話もそこそこに、僕はデジカメをマヨさんに託し、バイクを受け継ぎ試乗に出ます。

R1200GS試乗インプレ

先ずハンドルが高くて近くて広い、完全な殿様ポジション。足つき性はリッターSS並みに悪いですが、車体が低重心なのと、このポジションのおかげで、それ
ほど恐怖感がないです。

比較で言うとZ750よりちょっと厳しいかなと言う程度。それと、ニーグリップをすると、タンクではなくシート生地に内股が当たる
ので、柔らかい上にグリップ感が良好でした。

アイドリングの振動は結構あって、音もそれなりにバコバコいいます。何より新鮮なのは(?)例のシャフトドライブの特性で、レーシングすると車体が傾く事です。もっとも、マヨさんに言わせれば「モトグッチよりは断然マシ」と言う事でしたが。

さすがにエンジンは1200もあるので、ちょっと開けるとドッと前に出ます。レスポンスが穏やかなのでそれほど速い感じはありませんが、おそらく終止低回
転で走ったせいでしょう。ギアのタッチはグニョっとしていて、慣れないうちはNや1速に上手く入らない時がありました。

R1200GS:ライダーと比べてかなりデカイ。

マヨさん+R1200GS:このアングルだと割と小さく見えるのだが・・・

ハンドリングはこの巨体にして驚くほど軽快です。ただ、ある程度荷重を掛けアクセルを開けるようなコーナーでは、少し頑固な挙動を感じました。これは先ほどのシャフトドライブが影響しているような気がします。

このバイクはカテゴリーが微妙なので、どういう基準で見るかによって評価が変ります。例えばビックオフローダーとして見ると、とても扱いやすくて街中でも普通に乗れるバイクです。しかし、ロードツアラーとして見ると、エンジンがちょっとガサツだったり、コーナリングで多少癖があるという評価になります。

特にこのモデルになってからは、雑誌では洗練されているみたいな事が多く書かれていたので、過大な期待を持ってしまい、多少ギャップがありました。


僕+R1200GS:「このおっさん大丈夫か?」みたいな店員の視線が気になる

同じコースを2周の結構長い試乗を終えて帰って来ると、マヨさんが僕のデジカメを構えて待っていてくれました。

またも会話もそこそこに、今度はマヨさんがK1200RS(4気筒のやつ)に試乗しました。僕も単に待っていてもしょうがないので、F650GS(マヨさん号と同モデル)が空いていたので、急遽乗り込み試乗スタート。

F650GS試乗インプレ!

F650
マヨさんのF650GS:家にはサイドのパニアケースもあるらしい。

これは以前にビックサイトの特設コースで試乗して以来です。跨ると、軽量コンパクトな車体とSVより低いと思われるシート高のおかげで、絶大なる安心感です。

しかし走り出した瞬間、先の1200GSのイメージが残っているので、全然加速しません。回転の上昇も下降も非常にマッタリとしており、シフトダウンなん
かで回転を合わせるのに苦労しました。しかし、4000rpmほど回転を上げると俄然力強くなり、レスポンスも良くなって軽い車体を充分加速します。ビッ
クシングルの特性でワーバンドが狭いと言う事でしょうか。

もっとも、以前F650CS(スカーバー)で感じた「2000rpm以下でエンストしそうになる」事はありませんでした。フライホイールがGSの方が重いのかな?それと振動が案外少なかったです。R1200GSよりスムーズなくらいでした。

ハンドリングはあえて言えば、コーナーでフロントタイヤが大回りをする感じが少しありますが、気になる程ではありません。スカバーと違ってGSは、OFFロードバイクのようにリーンアウト気味に乗ると良いと言うのを聞いたことがあります。

同じグループでスタートしたはずのマヨさんがなかなか戻らないので(途中の信号でグループが分裂するのはよくあること)、カメラを構えて待っていたら、
BMWが何台か駐車場に入ってきます。でも試乗車じゃない、普通の客です。ひょっとして、BMWの試乗会にはBMWのユーザーが良く集まるのかな?

そうこうしてたら、K1200RSのマヨさんがご帰還。「振動のないシルキーな(刺激が少ない)エンジン」との事でした。


(5.9MB)

湾岸線を行く試乗隊。
判りにくいけど2台目のバイクが僕です。


(2.1MB)

僕が試乗から帰って来たところ。


(3.0MB)

マヨさんがK1200RSで帰還したところ。

(上の写真を含めて、知らない間にマヨさんが僕を沢山撮ってくれました。普段、自分の写真は撮れないので嬉しいですね。)

このあたりで、マヨさんが帰宅しないといけない時間になり、最後に本日の主役になるはずだったマヨさん号を見せてもらいました。
グラフィックが少し変わっていたのと、黄色いカラーは僕が知っていたのとは少し違う明るめのものでした。

少しこのバイクについて語り合ったあと、マヨさんと別れて、僕は再び試乗会場へ。ツインのロードスポーツ
R1100Sに乗りたかったのですが、間に一人待っていたので、ライコランドの中で少し時間をつぶしました。再び戻ると、何と前より人が増えていました
(昼過ぎなので当然かも知れませんが)。この後はさらに人が増えそうなので、諦めて帰る事にしました。

帰りに自分のZ750に乗ったら、えらく個性的で刺激的なバイクだったので、ここでインプレ(?)を加えておきます。

先ず、ハンドルがかなり近くて低い、異様にコンパクトなポジション。なのにシートだけは妙に高くて、腰高・つんのめり感あり。
車体はかなりコンパクトなのに、真ん中に重量感があって、鉄球がゴロンと転がるようにバンクする。

エンジンはスムーズ&トルクフル。マルチなのに2000rpm前後でシングルのF650GSより断然パワフルでレスポンスも非常にシャープ。普段は慣れてしまって判らないけど、Z750ってやっぱりリトルダイナマイトですね。

マヨさんとの出会い

事の始まりは、マヨさんが僕のHPを見てアンケートを出してくれた事です。SV400Sに乗っていて最近大型2輪免許を取り、ニューバイクを探しているとの事でした。

その後、
メールでやり取りしているうちに、その免許を取ったのが何と僕と同じ葛西橋自動車教習所!だった事が判明。それなら家も近いのでは?と思って聞いてみると、なんと滅茶苦茶ご近所でした(丁目だけが違う!)。

これも何かの縁と言う事で、近所のファミレスで会うことにしました。会って話をすると、昔はマヨさんもセローに乗っておられたそうで、これまた僕の以前のバイクと同じです。何と気が合うことでしょう。学生の頃は北海道にもキャンプツーリングに行かれたそうです。

話は尽きないのですが、その日はたまたまビックサイトでBMWの展示会をやっていたので、誘って行くことにしました。自分があれこれとバイクを選ぶのが好きなら、人のバイク選びのおせっかいをするのも好きだったりします。

ここで折角なので、試乗がてら「ビックサイトまでお互いのバイクをチェンジしませんか?」とオファーしました(会って初日の人に我ながら大胆ですが)。さすがにマヨさんは最初は尻込みされましたが、結局好奇心の方が勝ったのか、僕のZ750に乗ってみる事になりました。僕はマヨさんのSV(赤のダブルディスク)に跨り、懐かしい感触を味
わいます。

しかし、SVで走り出すとエンジンパワーが無い・・・。かつて所有していた時よりも高回転を使ってしまいます(それでも振動は滑らかなので助かります)。
回転の上昇も下降も予想以上に遅くて、こんなにもっさりしたエンジンだったかな?と言う感じ。

サスはドスンドスンと乗り心地が悪いです(この感じは覚えて
います)。そして、最後はハンドリング・・・うっ、曲がらない!頑固です(その割にセルフステアが強い)。

SVってこんなに乗りにくいバイクだったかな?まあ、タイヤをGPRに替えてエアクリーナを交換したら、もう少し軽快になるとは思いますが。それでも何だか複雑な心境です。(と言うか酷評してすみませんマヨさん)

一方、マヨさんはZ750の乗りやすさに感動されていました。そりゃそう感じるでしょうね。マヨさんはゆったり乗れるバイクが欲しくて、当初直4はあまり考えていなかったらしいのですが、この試乗で俄然有力候補になったようです。

ビックサイトのBMWの展示会場は殆どは車なのですが、奥の一角にバイクがおいてありました。取り回しとか値段の手ごろさから言って、F650GS/CSが適当だと思ったのですが、マヨさんもこの2台に最も注目していたようです。「六本木のディーラーに試乗車があるはずなので、そこで一度試乗されては?」とお勧めしておきました。

しかしその時は、Z750の印象がかなり良かったらしく、その後のメールでも「カウルつきのZ750Sが最有力候補だ」と書いておられました。うーん僕の思惑通りだ、しめしめ(意味不明)。

ところが、数ヶ月経ったある日、マヨさんから「F650GSに試乗してとてもよかったので、買うことに決めました。」とメールが来たのです。うーむやられた!(意味不明)。それにしても決断がはやーいですね(もっとも、僕のように3年も検討する人はいないと思いますが)。 という訳で、新車お披露目会をやろうと言う事になったのです。

ご近所のマヨサンとの初めてのツアー箱根に行ってきました。マヨサンは堅気の職業なので基本的に祝日しか空いてないので、激混み覚悟でGWの箱根へ突入です。

今回は日帰りと言う事もあって、最速ゴージャスルートすなわち首都高&東名を走ります。僕は普段首都高はあまり乗らないのですが、やはりレインボーブリッ
ジの一番上を走るのは気持ちよいです。車載カメラをセットしてなかった(ちょっと勇気がいる)ので写真が無いのが残念ですが。

いつも思うのは首都高を走ると普段の東京の風景とは違って見える事=より巨大なコンクリートジャングルと言う感じです。まだ7時過ぎなので首都高も渋滞は無く、東名まで快調です。

東名はいつものように東京料金所では列が出来ていたものの、後はいたって快調。すぐに最初の休憩地海老名SAに到着すると、沢山のバイクが停まっていました。ここで、軽く朝食というかおやつ食べた後、すぐ先の厚木ICで降ります。

そこから先がいつもの小田原厚木道路と違って、下道R129で海まで南下します。このR129は意外と流れがスムーズで走り
やすい道でした。

実はマヨさんの実家は平塚だそうで、この辺は勝手知ったる地元道です。かつてバイトをしていたと言うコンビニでまたもやおやつを買って、
近くの浜辺公園で休憩。天気が良いのでとっても暖かいと言うか僕の服装では熱いです。

西湘バイパス

海岸で止まったりしながら、次はお目当ての西湘バイパスに突入。

hakone 002_thumb.jpg マヨさん
+BMWF650GS
+純正パニアケース
の雄姿を見よ!
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西湘PA:ココは昔からバイクの溜まり場だったそうな。
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@西湘バイパス(以下同様)
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僕が抜きます
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他のバイクに抜かれます
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西湘PAの出口のシケイン

途中の西湘PAでまた休憩。マヨさんによれば、ココはかつてバイクのたまる広場だったそうで、みんな何がしかのパフォーマンスか攻めすぎて転倒していたそうです。その名残なのか、沢山のバイクがいて車との比率では異様にバイクが多いです。

小田原周辺

西湘バイパスの終点、早川ICまで来たらまたもや初めてのルート、海岸線の下道を南下します。渋滞を避けて山の手のR135を走りますが、これは海岸線からの入り口も出口も非常に判りにくくて通りにくい。マヨサンの案内が無ければ見落としているでしょう。ただ、断崖の上を走るので海への眺めがとても美しいです。

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眺めの良いレストラン
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美しい伊豆東岸の眺め

途中の小じゃれたレストランでマヨさんがバイク停止。海の見渡せるすばらしいロケーションです。しかし、折角提案なのに悪いのですが、さっきから休んで(食べて)ばかりなので、ココはスルーする事にさせていただきました。一応写真だけ撮って先に進みます。


海岸線をすり抜けます

山の手のミニワインディング

途中の小じゃれたレストランでマヨさんがバイク停止。海の見渡せるすばらしいロケーションです。しかし、折角提案なのに悪いのですが、さっきから休んで(食べて)ばかりなので、ココはスルーする事にさせていただきました。一応写真だけ撮って先に進みます。

ココから先はバイクをチェンジして、椿ラインまでの市街地を走ります。基本的に乗りやすいF650なのですが、ポジションやエンジン特性があまりにもZ750と違うので、急に変ると戸惑います。あと渋滞路のすり抜けでは、軽快なハンドリングが災いして少しふらつきます。

椿ライン

再びバイクチェンジして元に戻し、椿ラインに突入。F650にある程度慣れてくると、今度はZ750が弾丸のようなバイクに感じました。

実は僕は椿ラインははじめてなんですが、マヨサンによれば「タイトコーナーばかりで路面は荒れている。峠小僧250以下クラスの道」との事なのであまり期待はしてませんでしたが、これがなかなかどうして楽しい道でした。

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帰りに左のムービーでバイクが停まっているスペースから撮ったもの。
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中腹で車につっかえます
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頂上付近は開けてきます

舗装が新しくなっているようで路面は大体スムーズだし、コーナーもZ750ではタイト過ぎないです。それに上の方は景色も美しくて、無料なのにターンパイクなんかより断然面白いです。もっとも、この日は車が前にいたので思うように走れませんでしたが。

大観山

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レストハウスの陸橋から・・・
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富士山がこんなにクリアに見えることは珍しい。

椿ラインが終わると、お馴染み大観山PAに到着。さっき西湘バイパスで見たバイクたちが停まっています。

展望台からは富士山が例の看板並みにクリアーに見えて、ベリービューティフォー!修学旅行的なポジションからお互いに自分を入れて記念撮影します。

movie logo
富士山を正面に見ながら芦ノ湖に下る。

次は伊豆スカイラインに向かうため一旦芦ノ湖付近に下りなければいけないのですが、程なく凄い渋滞になってきました。あまりにも混んでいるので、途中で箱根新道に入ってしまいましたが、実はココから西の区間は有料ではありませんでした。しかも空いていて快適な道で、すぐにGSのある交差点に到着。みんなこれを知らないのかな?

R20(伊豆スカイラインの手前) 

R20は反対車線はずっと渋滞しているけどこちらは快調。センターラインから飛び出してくるやつがいそうで、ちょっと怖いけどR1に乗る女性(男の連れ付き)を追いかけます。

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R1の女性を追いかけます。
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う!差が縮まりません

しかしそれもつかの間、湯河原峠を過ぎたあたりから渋滞に捕まってしまいました(→)。すり抜けられる路肩が無い(溝蓋が無い!)ので、超ノロノロ走行となります。一応十国峠を目指したのですが、マヨサンが耐えられなくなり、引き返す事にしました。

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そこのバイクたち、はみ出すな!
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この辺に来ると空いている

湯河原峠のレストハウスで昼食にしました。どうもマヨさんは非常にお腹が空いていたようです。ところがレストランのメニューはうどんのみでした。で、マヨサンはそのうどん。お腹が空いていない僕は自販機のカップめんという情け無い昼食でした。

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これがGWの伊豆の姿だ
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湯河原峠レストハウスの駐車場

湘南平展望台

昼食終了時点でまだ昼過ぎなんですが、今日は東京の混雑前に帰る事にしたので、ここで帰路に付きます。ルートは往路と同じ椿ライン~西湘バイパスにしましたが、山の上の混雑が嘘のように空いていてスムーズに走れました。

西湘バイパスの終わり間際で降りて、マヨさんお勧めの湘南平展望台へ案内してもらいました。東は江ノ島、西は伊豆半島まで見渡せて非常に気持ち良い眺望でした。

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湘南平展望台から湘南方面を見る
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伊豆(南西)方面

ここは山が海に迫っていると言う意味では、神戸に似ていなくは無いです。そういえば平塚の町並みも、松並木や白石が混じった舗装などが芦屋あたりに似ていると思いました。ただ、地形的にはこちらの方が断然広々していて余裕があります。それに何と言っても伊豆に近いし住むには絶好の場所かもしれません。

その後は裏道で平塚を突っ切り、東名~首都高は殆ど渋滞が無く一気に東京まで戻れました。これまでの最速タイムでしょう。家についてもまだ夕方でしたが、
こう言う余裕のあるツアーも良いですね。ただ、体はかなり疲れていましたが、渋滞による疲れとは違うので充実感があります。

かねてより世間の期待を一身に浴びながら、なかなか出なかったDR-Z400Sのモタード版がようやく発売されました。それも11月という奇妙な時期に。

しかし、発売間もない12月初旬に東京サーキットで試乗会をやるというでは無いですか!このような試乗会は全国各地で行われていたようで、スズキの気合の入りようが判ります。早速僕も近所のスズキワールドに行って、申し込みをしてきました。

DRZの試乗(¥500)の他に、マイバイク体験走行(スズキ車はタダ!それ以外は¥1000)というのがありました。これは文字通り、自分のバイクでコースを走るのですが、チラシには「フルフェイスヘルメット、レザースーツ着用」と書いてあるのです。僕は「どちらも持っていないので、ダメですよね?」と一応店員に聞いてみたら、「その条件では厳しすぎるので、止めにしたはずです。」と言って、何処かに電話して確認を取ってくれました。やはり普通
の格好でOKとの事だったので、このマイバイク走行にも申し込む事にしました。

試乗会当日、曇って肌寒い中、湾岸&京葉道路を突き進みます。前日に「9:30までに受付をしたください」というスズキワールドからのお達しがあり、それに間に合わせるために今回は有料道路のフルコースです。すると、案外あっさりと市原ICに到着。料金所を抜けると、路肩にスズキのバイクがズラッと並んでいました。僕は辞退したのですが、店単位でお客を集めて、一緒に会場に行っているようです。

東京サーキットは都心に一番近いカートコースというのが売り文句なのですが(確かに嘘ではない)、どう考えても千葉の典型的な田舎。浦安や船橋ならまだしも、ここを「東京」と名乗るのは非常に無理があるような。

途中で曲がるべき道を通り過ぎてしまい、寄り道をしてしまいましたが、会場に着いたら家を出て丁度1時間経っていました。砂利の駐輪場の手前で、係員にマイバイク走行をする旨を伝えると、早速ピット裏に通されました。そこは「練馬」とか「新宿」とか看板があって、どうやら申し込みをした店毎にかたまって駐車するようです。何だか「店別対抗レース」でもやるかのようです。

DR-Z400SM試乗開始

受付で試乗順のカードをもらってから、コースを散策しました。小さいながらも観客席のようなものもあるし、ピットもカートコースとしては広めで綺麗です。コース自体も極端に低速・タイトコーナー主体ではなく、道幅も割とあります。

コース上では、レース装備のライダーが2・3名DR-Z400SMでかっ飛ばしていました。「おいおい、試乗もこんなペースでやるんじゃ・・・」と一瞬思いましたが、実はお昼にプロライダーによるデモレース(もちろんDR-Z400 SMのワンメイク)があってその練習でした。

東京サーキット2
ピット屋上から見る最終コーナーとストレート
DRZ400SM
ストレート後半と第一コーナー

レーサーのフリー走行が終わると、いよいよDR-Z400SMの試乗会の始まりです。試乗第一組の人がバイクに跨りスタンバイします。一組15台くらいあるので結構な数ですが、これでサーキットを5周します。

そして、いよいよ緊張のスタート!ところが、コースインして間もなく様子がおかしい。どうも転倒者が出たようです。おそらく朝一でタイヤも冷えた状態で、少々無理をしてしまったのでしょう。事前の説明では「誰か一人でも転倒したら、試乗を終了しピットインしてもらいます」との事だったので、この集団は2周で試乗終了。おお何と可愛そうに!究極の連帯責任ではないかこれは。転倒した本人だっていたたまれない気持ちでしょう。(実
はこの話にはオチがあって、試乗会の一番最後にこのグループの人はもう一度(つまり5周)走る事を許されたのでした。良かったね。)

東京サーキット
ズラッと並んだDRの試乗車
ムービー
(5.9MB)多分これが第1グループ。このあとすぐにピットイン・・・
ムービー
(7.1MB)多分第2グループ。やはり明らかにスピードダウンしている。

次に第2グループがコースイン。気のせいか、第一グループより格段に遅い・・・しかし、これをのんびり見ている暇はありません。僕は第4グループなのです。すぐにピット裏に集められ、程なく第3グループを見送る事になります。

第3グループがピットインして下車すると、すぐに我々がバイクに跨ります。全員スタンバイした事を確かめて前の人からスタート。いよいよ僕が何気なくクラッチをつなぐと・・・何とエンスト!すかさず再起動を試みるも、エンジンがかからない。

前のバイクが大分離れていくので、F1ドライバーの如く両手を振って助けを求めたら、オフィシャルが駆けつけます。それでもエンジンがかからず、「ニュートラルに入れてもらえますか?」と言うので僕がそうすると、エンジンがかかりました。あれ?Nに入れないと始動できないのか?スタンドが上がっていたら普通は始動出来ると思うのですが、おかしいな。

その間、後ろのバイクを先に行かせていたので、僕は最後尾から集団を追いかけます。程なく追いついて事なきを得ましたが、大変はずかシー思いをしました(^^;しかしその後は、そ知らぬ顔でDR-Z400SM@東京サーキットを楽しみました。では早速インプレに・・・

DR-Z400SMの試乗インプレ!

という訳で、期待が大きすぎたせいか、凄く感動はしなかったけど、不思議と後味の良いバイクでした。

お楽しみタイム


DR-Z400SMの試乗は確か10幾つくらいのグループがあって、15をかけるとかなりの人数が試乗したことになります。僕の順番は速かったので、待ちくたびれずにすみました。

11時ごろ、炊き出しの豚汁が出来たというアナウンスがあったので、早速もらいに行って、グランドスタンド(?)で試乗車を見ながら食べます。この豚汁はサービス品にしては美味しくて、具も色々と入っていました。晴天の日光のおかげで体はほかほか。

結局僕は、あとで皆が一通りもらい終わって空
いた頃にもう一杯もらい、プラス売店でチョコシリアルのようなものを買ってこの日の昼食にしました。何と安上がりな食事なんでしょう。

正午ごろに試乗会は終わり、コース裏の特設ステージ(良くあるトラック)でイベント開始。なんと、JAJA馬ギャルのうち3人が来ていたんですね。こんなところまで・・・スズキの意気込みが伝わります。

あとは、この後レースをする選手の紹介。モタードはもちろんモトクロス・ロードレース・エクストリームなど、様々なジャンルから集めた選手数名です。

デモレース

次はいよいよデモレース。選手がコントロールライン付近に並び、一人ずつ紹介していきます。でも何故か、さっきより人数が増えている。急遽参加が決まった人がいるようで、アナウンサーも名前を知らない。自己紹介によれば、ダートトラックの選手のようです。

movie
(1.7MB)スタート直後の第一コーナー

僕は、おそらく一番迫力があるだろうストレートエンドの第一コーナーに陣取ってカメラを構えていました。

レースがスタートし、各車ものすごい勢いでコーナーに突っ込んできます。エキジビジョンとは言え、レースともなるとファイティングスピリットに火がつくの
か、皆かなり本気モードです。それぞれ全く違うジャンルのレーサーなのに、終始団子状態の拮抗したレースでした。しかも何故か乗り方が割と似ている。

movie
(2.9MB)その後の第一コーナー。スライドしながら進入してきます。

実はレース前半でトップに立った選手が、そのまま後続を引き離すかに思われたのですが、何故かいつもタイトコーナーではらんで、インをさされていま
した(最初はレースを面白くするためにわざとやっているのかと思いましたが)。結局終盤に黄色いツナギの選手が果敢に前をパスし、そのまま1位でゴールし
ました。

デモ・エクストリーム

レースの直後に今度はエクストリーム。演じるのは・・・何と先ほどレースで優勝した選手のようです。マイクを向けられて、未だハーハーと荒い呼吸をしているのに、そのままピット裏にある専用マシンに乗り込みコースイン。


(0.8MB)

ウイリー往路


(1.0MB)

ウイリー復路


(0.9MB)

片足ウイリー

サイドカー・デモ走行

お次は何故かレーシング・サイドカーのデモ走行。昼休みにはピット裏にカウルを外して展示してあったのですが、フレームが車体の端にある、なんとも
奇妙な構造です。
ドライバー(?)はカウルにうずくまったままですが、パッセンジャー(?)はコーナーの内側に体を乗り出して(ほぼ地面に寝ている状態)常に激しく動いて
います。

そして恐ろしく速い(特にストレートの加速が凄まじい)。GSXR1000のものをチューンしたと言うエンジンは、野太いサウンドを出しながらすっ飛んで
行きます。走行を終えたレイダーにインタビューしていましたが、パッセンジャーの方はハアハア息を切らせながら「結構しんどいんですよ。」とか言っていま
した。

次に、観客のうち誰か「パッセンジャー」として試乗できるらしいのですが、あれを見たあとで誰が乗りたいねんと思いました。しかし、手を挙げたのは
何と女性。しかもこの人、結構堂々としていて、もしかしたら乗った経験があるのかな?と言う感じ。正座を横に崩した女っぽい座り方が、妙にこのマシンに
あっているようでした。


女性を乗せてスタート
左と同じようなアングル。カメラが追いつかない。
これは試走の様子
ストレート裏、女性を乗せて結構なスピードで走ります。。

マイバイク走行

ピット
ピットに並ぶ「マイバイク」たち。90%以上がスズキ車で我がZ750は異彩を放つ

しばらくの休憩をはさんで、最後のイベント・マイバイク走行です。

僕はしばらくトイレに入っていて戻ってみると、もうすでに誰かが走っていて、我が「葛西チーム」もみんなスタンバイしているではないですか。あわてて準備
したら、丁度良いタイミングでピットアウトとなりました。とは言え、ピットロードに並んだまま、前のグループを待っていたのですが。

いよいよJAJAギャルに見送られてコースイン。走り出してすぐは、タイヤが冷えているせいか、セルフステアが強めなのに動きが鈍い感じです。「タイヤ
ウォーマーを貸してくれ」と無茶を言いたいところですが、ウォームアップラップに相応しいゆっくりとしたペースなので、まあ問題はありません。

その後、ペースはそれほど上がらず、段々前のバイクを突っつく感じになってしまいました。それは古いGSX系のバイクで、こう言うコースでは曲がりにくそ
うに大回りしています。ただ、最終コーナーからストレートに向けて一旦加速を止めるようなそぶりには、ちょっと閉口しました。これって(DRの試乗の時も
少し感じたのですが)急加速を試みているのか知りませんが、こっちがスムーズに加速しようとしているのに結構うっとうしいです。

さて、自分のバイクの試乗インプレですが、DRと比べると当然ながら重さを感じるものの、大型バイクとしては無類の旋回性でしょう。まあ人の走りを見ても、こう言うタイトなコースではネイキッドが有利で、SSやツアラー系は苦労していたようですが。Z750はジムカーナ向きと言われますが、パイロンとかは嫌いなので、こう言うカートコースで自由に走って見たいなと思いました。

まとめ

スズキの試乗会は非常に少なく、地元の竜王以外でこのような大掛かりなイベントに参加できたのは、かなり貴重な体験だったと思います。しかも、
DR-Z400SMたった一車種の為にカートコースを借り切って、試乗会だけでなくプロのデモレースまでやるなんて・・・スズキがこのバイクに掛ける意気
込みのほどが判ります。

で、その期待のバイクはと言うと、ちょっと拍子抜けの普通のバイクでした。でも、シャシのポテンシャルは高いと思うので、エンジンパワーと質感をも
う少しUPしたら、もっとエキサイティングなバイクになると思います。とりあえず車重は据え置きで、450ccくらいまでボアUPしたら良いかも。その方
が大型2輪免許保持車の虚栄心を満足させられるしね(^^

ところで、雑誌のスクープでXR400のモタード版が出るのを知りました。DRと違って殆ど話題にならなかったのに、思わぬライバル出現です。今後モタードブームを背景に、ヤマハ等からも競合車が出て競争が激化し、レベルが上がる事を期待します。

あまりにも定番過ぎる紅葉シーズンの日光ですが、丁度晴れた日に時間だ出来たので、急遽宿を予約して出発しました。

丁度、ヘルメットを新調(SHOEI
J-force2)したのですが、その効果は高速道路で絶大でした。風きり音も殆どなく、頭が乱流で変に押される事無いので、いつもの東北道の巡航速度が
20キロくらい上がりました。宇都宮の先矢板ICまではあっさり到着し、そこからもみじラインを目指します。

日塩もみじライン

もみじ ラインは有料道路ですが、その割に低速コーナー中心の地味な峠道。絶景とかもありません。ただ紅葉はそれなりに綺麗で、平日なのに観光の車は多かったです。山頂付近は紅葉のシーズンを過ぎていて、冬枯れの景色でした。


紅葉の中を軽快に走る。

別に前のインテグラを煽っている訳じゃありません。

もみじライン前半部分

冬枯れの中、赤い葉をつける木。

制限速度30キロって幾らなんでも・・・

何処かの滝:特に見るほどではない

スキー場:緑とオレンジのコントラストが綺麗

スキー場の少し先。狭い道に結構車がいます。

もみじラインが終了し、東に行くと塩原温泉ですが、僕は南南東に伸びる下塩原矢板線に入り、矢板方面を目指します。
ここもかなりタイトなワイディングなんですが、もみじラインと違って車は殆ど無いし、路面も悪くないのでそれなりに楽しめます。


ループ橋の横

同じ場所から北を眺める景色

峠が終わった頃、時間は未だ4時前でしたが、他に近所で行く所も無いので、宿に直行する事にしました。程なく元の矢板ICに戻り、山側に少し行ったところに整備された別荘地があって、その一角に今日の宿がありました。


本日の宿、コリーナ矢板

休日前というのに非常に閑散としていましたが、値段の割に建物も部屋も立派です。

今市~日光

タイトルは別にしゃれではないのですが、翌朝起きてみると天気予報に反して空は厚い雲に覆われていました。

出発しても天気は相変わらずですが、今市市街あたりで、すでに車が多くなってきました。(さすがに土曜日なのでしょうがないかな)。しかし、東照宮を過ぎたあたりから、徐々に晴れ間が見え始め。そこか先はずっと晴れでした。


お馴染み日光杉並木

色んな施設が並ぶ、東照宮の付近。結局今回も東照宮には行かず。

少し先、いつも立ち寄るコンビニの前。

ぶれているけど雰囲気がいい景色


(1.7MB)
左の景色に良く似たムービー


いろは坂入り口付近のパーキングから空も大分明るくなってきた。

いろは坂~中禅寺湖

さて、いよいよいろは坂に突入です。以前もてぎの帰りに来たときは雨だったので、今度こそ走りを楽しむぞ!と言いたい所ですが、2車線の一方通行なのに、
右の車線は何となく対向車線のように思えて、心理的に堂々と走れません。当然ながら車もそれなりに多いのですが、それでも渋滞無しに快調に走れるところは
さすがいろは坂。

男体山
雲間に男体山の形がはっきりと浮かび上がる。なんだかデフォルメした北斎の富士のよう。

(2.7MB) 滝の迫力が判るかな?
華厳の滝
華厳の滝:台風の影響か水量が多い!

そうこうしているうちに、すぐに途中のパーキングまで来て、そこから先は対面通行。この境界を見落とすとえらいことになります。程なく中禅寺湖に到着。駐車場代を払うのももったいないので、邪魔にならなそうなところにバイクを停め、華厳の滝まで歩きます。

戦場ヶ原

中禅寺湖畔は案外景色の良い所が無いので、先の戦場ヶ原に進みます。ここは地形も広々しているし、観光施設がまとまっているためか、ゴチャゴチャしていないのが好きです。

三本末&男体山
戦場ヶ原の看板
三本末
三本松の看板
ロマンチック街道
湯元方面に向かう道
戦場ヶ原
道の反対側の湿原
戦場ヶ原看板
皆して携帯写真をチェックしている姿が面白い。

(3.7MB)戦場ヶ原の少し先(だったと思う)

湿原をしばらく散策したら、快適な道を再出発。するとすぐに、車が沢山停まっています。湯ノ湖と言う長閑な池です。

湯ノ湖
湯ノ湖:何故か橋の上に人が沢山います。
湯ノ湖2
湯ノ湖2
奥日光
少し先の湯元温泉の上
男体山遠望
峠道から男体山のナイスな眺望。 冬枯れで、なんだか水墨画の世界。
奥日光
後ろを振り返った風景

(1.1MB)湯ノ湖から流れ出る湯滝。

(8.9MB)金精山の美しい峠道。

金精道路と言うんでしたっけ?長くはないけど、とても景色が良くて、路面やコーナーも良いナイスな峠道でした。ここが無料なのにもみじラインが有料と言うのは奇妙な感じです。

トンネルを抜けると丸沼高原のスキー場やペンション村(昔泊まった事がある)が現れます。このあたりは眺望はあまり無く、日陰なのかちょっと寒い感じがします。

赤城山

山を下り集落に出ると、残す目的地は赤城山のみ。少しおなかが空きましたが、まだ1時前だし、直に赤城道路に入ります。

この道は眺望は特に無く、上
の方はヘアピンが多い感じです。程なく赤城山頂上に到着。大沼の畔で停まります。以前に来た印象どおり、ここは特に華やかな感じは無く、どっちかいうと閑
散とした雰囲気です。

大沼
大沼に架かる橋を越えて・・・
赤城神社
赤城神社に来ました。

南麓の赤城道路で下山開始。ここは地元の走り屋が集まる所らしいのですが、どんな道だったか思い出せません(時間が経ちすぎか)。いつも印象に残るのは、畜産試験場周辺の広々した景色と、その先の赤い鳥居です。

しばらく進んで、蕎麦屋があったので、ここでようやく遅い昼食です。しかし、この時点で目的地は終わり、あとは帰るだけというツーリングも珍しいです。蕎麦はいい値段しますけど、量が多いしいかにも蕎麦らしい味でした。
前橋市街を通過して高速に入る事にしたのですが、この街は以前来た時の印象と違い、比較的整備された綺麗な街でした。

高速に乗るといつもと同じで特筆すべき事はありません。ただ、大泉の出口があまりにも混んでいたので、今回は初めて外環道を使ってみました。車も少なくて
快調に飛ばせます。かなり北に大回りするので距離は結構ありますが、さらっと終点の三郷まで来てしまいました。混んだ下道だったら、まだ環七の北区あたり
にいたでしょう。もっとも、三郷から先水元公園の前後がめちゃくちゃ混んでました。土曜の夕方ってこんなものなのかな?

今年もMCショーの日程は金曜の午後から土日の終日ですが、金曜は朝から雨でこりゃ土曜にかけるかと思っていたら、昼過ぎから急激に天候が変化し快晴になってしまいました。いつのもビックサイトへバイクを走らせます。会場に着いたら、これまたいつものように試乗会場へ直行。以下はそのインプレです。

ヤマハFZ6-S

事前の試乗予定車種には含まれていなかったのに、なんとあるではないですか!FZ6-S。早速試乗を申し込んだらすぐに乗れました。

前回の大磯のように広い駐車場ではないので殆ど回せませんが、改めて気付いたのは、アイドル+αくらいの回転域での出だしの良さでした。力はあるし非常にスムーズ。

ハンドリングは大磯の時よりセルフステアが若干強くなった印象を持ちましたが(多分タイヤの空気圧の差とか、その程度)、相変わらず率直なハンドリングはこう言うこまごました所でも走りやすいです。

試乗コースがまたしてもフラットな駐車場なので、乗り心地の悪さは残念ながら(?)体感できませんでしたが、ここで乗る限り非常にいい感じ。うーん、Z750と悩みますぅーー。

ドガティムルチストラーダ

その他の日本車は、10RのようなバリバリSSかCB750のようなレトロバイクしかなかったので、雑誌などで評判の良いこのマルチストラーダに乗る事にしました。まあ、それ以上の試乗は¥500/1台のボッタクリ料金のため自粛しました。

ポジションはFZ6-Sより若干オフロード系ですが、足つきは大差ないと思いました。サスもフロントが柔らかめでリアが固めですが、FZ6-Sのようにストローク感全く無しではなく、適度に締まったリアサスという感じです。結果、ハンドリングはFZ6-Sのようなナチュラル系で狭いところでも面白いです。少なくとも999SSのように頑固で曲がらないと言う印象は皆無。

エンジンの質感は999と同じですが、マフラーの爆音は抑えられてる感じ。トルクが下に振ってあるようで、アクセル一発怒涛の加速です。でも、ドンつきと言うかギクシャク感は無かったと思います。

うーん、これは値段が半分なら心惹かれますね。

カワサキ・Z750

やっと登場のZ750ですが、この度MCショーの試乗車には無くて、実は先日あるバイク屋で試乗してきたのです。そこで、比較のためにここでインプレを書く事にしました。

さて、このバイク何が良いってエンジンがすばらしい!Z1000と同様に音や振動は滑らかなのですが、低中速トルクがとても豊かなのです。普通排気量が大きい方がそうなるのですが、Z1000は9Rの性格を受け継ぎ高回転型のようで、下のトルクは案外細くて中速から怒涛の加速が始まると言う二重人格。ところが、Z750はマイルドなテイストに芳醇なトルクで、街中で何気なく走った時の力強さはZ1000はおろか、リッターSSやビックネイキッドに勝るとも劣らないと感じました。

排気音はZ1000の反省から(?)Z750は迫力のサウンドにしたと聞いていましたが、確かに低音が強調されていますが喧しいという感じではなく、むしろ音質を下に振った事で、マイルドかつ力強いパワー特性を演出しているようでもあります。

サスペンションはZ1000より柔らかいと巷では言われますが、僕は少なくとも乗り心地の点で柔らかいとは感じませんでした。むしろギャップを通過したときに結構ガツン!とショックがありピョコッと跳ねる感じがしました。リアサス単体で見るとFZ6の方が硬いのは確かですが、多分Z750のホイールベースが短い事によりピッチングが大きいのかも知れません。

ピッチングと言えば、低速トルクが増した事で加速時にZ1000より顕著に感じました。この短い車体であふれるパワーをどう受け止めるか、乗り手の工夫が必要とされるでしょう。逆に、ウィリーとかストッピーが凄くやりやすそうです、僕は出来ませんが(笑 そう言うわけなので、ハンドリングは基本的に軽快なのですが、FZ6-Sがどんな扱い方をしてもそれなりに曲がってしまいそうなのに対し、Z750は姿勢を整えるための一瞬の間が必要かも知れません。

ポジションはFZ6よりハンドルの絞りが少なく幅広で、ステアリングヘッドも若干低いので、全体に前のめりになります(シートも前のめり)。僕ならFZ6に近い形のハンドルに交換したいです。

最後に気になっていたウインドプロテクションですが、試乗車にはショップオリジナルのスクリーンが装着されていました。と言ってもZ1000用と同じ形のも
のを、Z750のカウルに穴を開け専用ブラケットを付けた上に装着しているのでした。結果、Z1000のオリジナルスクリーンよりほんの少し高くなってい
るかなと言う程度です。

走っての感想ですが、SVと比べても60キロくらいから風当たりがきつく感じます。でも、これは姿勢がアップライトであることが大きく、伏せれば120km/h位までは何とかなるかな?と言う程度でした。なので、完全なネイキッドよりは随分ましです。ただ、そうは言っても120キロでエンジンが未だ余裕綽々なのに、体が辛くてそれ以上出せないと言うのはいかにももったいなく、僕なら不細工なルックスに目をつぶりEU製のもっと長いスクリーンを付けてしまいそうです。

ブース内レポート

主目的の試乗会を終えてホット一息、ようやく会場内のレポートです。相変わらず偏った内容で申し訳ないです。


Akiraファンいやアニメファンにとっては、このショー最大の目玉でしょう。金田のバイクです。しかし、長ーいチェーンを介して後輪を駆動するスケルトンを見ると何か間抜けです。どうせなら本当に電動バイクにして欲しかった。

美しいゴロワーズカラーのヤマハMotoGPマシン。これに乗ったロッシが今シーズン暴れまわってくれる事を期待して止みません。

限りなくレーサーに近い(らしい)10R。寄り添うお姉さんは若干お疲れ気味。

新登場BMW・R1200GS。以前の巨大さからすると随分普通になった車体。これでクルーズしたら随分楽なんだろうな。

多分ツインリンクもてぎガールズ。普通サーキットクイーンってあまり可愛くないと思いますが、ここは結構レベルが高いと感じ、柄にも無くカメラ小僧の真似事をしたしまいました。

名前不明のZoomerの大きいやつ。70年代にこう言うバイクがあったような気がするんですが、気のせいかギャルの服装と髪型もなんとなく70’s風(?)キュートでナイスです。

ニューマシンZ750での最初のツーリングです。今回は慣らし運転も兼ねているので、高速は使わず下道で奥多摩~富士まで行こうという計画です。

普段は都心から中央道を使うのですが、平行する甲州街道を走ってみると、周辺の町の様子が判って面白かったです。国立市から福生市あたりは、のどかなのに寂れていない、生活の便は悪くないのに自然に近いと言った感じで、住むには良いかもしれません。

さすがに武蔵五日市駅まで来ると山深くなって、ここからワインディングの始まりです。しかしこの道は結構荒れていて、Z750のサスペンションだとかなりの突き上げがあります。思うに、初期作動の柔らかさとその奥の硬さの落差が激し過ぎるのではないかと。

お決まりの都民の森P

そうこうしてると、かの奥多摩周遊道路のゲートを通過。この道は全国ベスト峠のページで酷評しましたが、今回どうも舗装一部回収されているようで、凸凹塗
装のコーナーが少なくなっているような気がします。今回改めて、勾配がきつい峠であることと、そのおかげでタイヤの端まで使いやすいような、回りこんだ
コーナーが多い事が判りました。

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下界の晴天・陽気とは打って変ってここは曇りでとても寒いです。それもそのはず、標高が1000m近くあるんですね。
平日なのに相変わらず膝すり族もちらほらいて、たまに救急車がサイレンを鳴らして通りすぎたりします。

ちょっと先のPから奥多摩湖を望む⇒

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かなり標高差があり急な谷です。 この先、奥多摩湖の少し手前から、ドカドカとエンジン音がするがミラーには何も写ってない。ふと、後ろを振り返るとドカティーが真後ろにぴったりくっついています。ヒェー!気持ち悪イー!

やっぱりこの峠、変にバトルモードのやつが多いから、のどかな雰囲気が害されるんですよね。

大菩薩峠の手前、ロッジ長兵衛

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その先、のどかな大菩薩ラインを通り、普段ならそのまま甲府に抜けるところを、今回初めて大菩薩峠に行ってみる事にしました。

超タイトで細いコーナーを無数に抜け、やっとたどり着いたのは登山口。ここから1時間近くトレッキングをする気は起きませんでした。

石和温泉

その日の宿は、甲府の手前石和温泉。元々温泉街ってゴチャゴチャしててあまり好きじゃないんですが、それにも増して宿が酷かったです。
長期滞在型とかいって、要はくたびれたワンルームマンション(やたら広い)の一部を宿泊用に使ってるだけ。近所にあと1500円ほど出せば新しくて立派な旅館があったのに(旅の窓口で見た)、そこにすりゃ良かったな。

芦ノ湖~西湖

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河口湖の西
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河口湖の東

石和温泉はロケーションは良く、一山越えるとすぐに河口湖です。

峠道から初めて顔を出す富士は実に形よくそそり立っています。
週末は混雑する河口湖畔の土産物街も平日の朝ともなると、それなりに静かです。

その後一旦、山中湖に行きかけたものの、天気は良いし時間もあるので富士山一周しようと思い直し、西湖の方面へ向かいます。

西湖は湖畔に商店や宿泊施設がほとんどなく、富士五湖の中で一番ワイルドな感じです。

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西湖から見る富士
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本栖湖の子抱き富士

ところで、このあたりで我がマシンのオドメータは800kmを突破。めでたく慣らし第一段階終了です。この先は1600kmまで6000rpm以下と言う第2段階ですが、6000も回せれば4000とは雲泥の差。普通に走るには制約が無いのとほぼ同じです。

朝霧高原

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森林を抜けると、広々とした草原へ。いつもパラグライダーをやってる所を抜け、写真は道の駅朝霧高原。しかし、富士山には霞がかかっています。

田貫湖

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富士五湖の中に入れてもらえない田貫湖、行った事が無いと思いきや北岸は見たことある風景でした。

南西岸は新しいホテルや林間学校、散策路等が整備され、綺麗で良い雰囲気です。でも、バックに見えるはずの富士山が霞で全く見えません。

富士山スカイライン

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ここまで来て御殿場に戻るなら、やはり富士山スカイラインを走るしかないでしょう。とは言え5合目までは端から行く気はなく、スルーするだけなんですが、それでも霧は深くなり気温はどんどん下がります。

写真の水が塚PAで休憩。ここで標高1500mくらいあり、見ての通り冷え冷えしています。富士の姿は全く見えません。以前来たときもそうだったような。

そこから御殿場へ標高をさげるにつれ、霧が解け気温もぐんぐんあがり、下界はやっぱり暑かったんだと思い知ります。

次に目指すは箱根芦ノ湖ですが、高価な箱根スカイラインは通らずに一般道で行く事にしました。道なりに進めば芦ノ湖畔につくと思っていたら、気がついたと
きには、見覚えのある温泉街を抜け小田原手前まできているではありませんか。あとで地図を見て納得するのですが、もはや芦ノ湖に戻る気も無く、そのまま西
湘バイパスへ。

今回のツーリング初の有料道路、価値ある200円の西湘バイパスを快調に走り、夏は激混みしそうなビーチ沿いの道を進みます。

辻室海浜公園(かな?)

この周辺は道が良く整備され、都会派リゾート湘南、サザンオールスターズの街って感じです。 写真の奥は江ノ島。夏の陽気ですが、さすがに海水浴の人は未だいないです。ただ、サーファーが多いのはさすがです。

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あとは横浜に向けて国道1号を北上。何故か横浜新道だけは通らざるを得なくなったけど、それ以降首都高は一切使わず東京まで走りました。

こんなに下道ばかりで富士・箱根まで往復したのは初めてで、さすがに疲れましたが、それでも何とかなったのは大型ネイキッドのおかげでしょうか。それに、慣らしも、ほぼ下道ばかりで800kmを大きく越え1000kmオーバーに達しました。めでたし、めでたし。

この日は非常に天気が良かったし、早朝(夜中)3時に起きていたので日帰りで房総方面をツーリングすることにしました。

どうせなら予てから行きたかった(値段が高くてなかなか踏ん切りがつかなかった)アクアラインを通って反時計回りに東京湾一周することにしました。

いつも湾岸線を台場~羽田方面へ向かうと、朝5時前と言うのにトラック等で結構混んでいます。普段ならレインボーブリッジを通るところですが、これまた以前から気になっていた東京港臨海道路のトンネルを試して見る事にしました。

お台場のテレコムセンターをさらに南に進み海底トンネルに侵入、トラックが多いですが快調に進みます。浮上したところはゴミ処理場の島。突き当りを
右折して再びトンネルへ潜行、これも新しくて快適です。そして再び浮上したところは城南島。すぐに大田市場が現れ湾岸道路へ合流すると羽田空港は目の前です。こんなに便利でしかも無料の道があるのなら使わない手はありません。

爆風アクアライン

朝日のまぶしい羽田空港のターミナルロードで迷って何周かしてしまいましたが、結局300円払って首都高湾岸線の多摩川トンネルを抜けると、もうアクアラインのランプウェイです。

いよいよアクアラインのトンネルに進入。ここは普通の高速道路のトンネルと言う感じですが、交通量が少ないし当然風も無いので100km/h+αで快調に走れます。

9kmくらいあるトンネルをさらっと抜けると、あの海ほたるが登場。 2F?の駐車場にバイクを停めて、長いエスカレーターで上るあたりは、なんとなくフェリーのような建物です(ゆれない所が良いのですが)。 土曜とは言え、さすがに朝6時前なので客はまばら。それでも30分くらいすると結構人が集まるのは凄いです。

屋上の展望台に上ると凄い風でびっくり。 斜めに立ちたくなります、海上も白波が立っています。景色はまさに海のど真ん中、船上そのもので爽快ですが、この先の海上道路は大丈夫か?と不安がよぎります。

うみほたる
羽田方面を望む。船の交通量も結構あって壮観です
おれ
セルフタイマーで自己撮影。手前の犬(?)が間抜け
ドリル
このトンネルを掘った時のドリルの歯。海上には白波
うむほたる2
木更津方面へ向かう道。爆風の中、不安が現実へ・・・

タップリ休憩したあと、いざ出発。悪い予想が的中し、ランプウェイに出たとたん相当煽られます。爆風をさえぎるものが何も無い海上道路では、流されるなんてもんじゃありません。関取に横から突っ張りをくらう感じと言うのか、一瞬で1車線近く飛ばされます。

後ろから車も来るので危ないの何の。それで路側帯を30キロくらいで足を付きながら前進するのですが海中に落とされそうで「果たして僕は生きて対岸にたどり着けるのか」とマジで思ってしまいました。

留まっていても明かないので、意を決して40キロ!で車線の中央を走行。 後ろで若干車の渋滞が発生するものの追い越し車線があるから勘弁してくれ。

そんなこんなでやっと橋が終わりに近づき、出口の料金所が見えたのですかさず脱出。この絶叫ロードの料金は¥2500。恐怖を味わいたい人には納得プライスかも。でも私は一生通らんでしょう。

亀山湖~養老渓谷

次に目指すは亀山湖。アクアライン連絡道路の近くの新しい住宅地を抜け、アカデミアパークあたりまでは道も広くで快調です。

R410に入ると道は狭くなるのに交通量は多くなります。観光バスの先導でちんたら走り亀山湖入り口あたりに来たはずが、何を間違ったか小さな川辺の公園に到着。のどかできれいなので、ちょっと休憩(写真)


亀山湖付近の川辺。新緑が美しい。
ボートで釣りをしている人も

再び来た道を戻り、亀山湖は何処かなと小さな池のある川辺をぐるぐる回っていたら、そこが亀山湖でした。確かに貸しボートは多いけど、地図で想像するよりしょぼかったです。

そこから西の養老渓谷は、道も景色もそこそこ良いワインディングです。もっとも、千葉らしくコーナーのRも高低差もたいしてきつくは無いですが。

しばらく走りR297に当たるとそこを北上。結構快調な道です。ところで今日は相当強風の日のようで、内陸部にいるのにかなり風に流されることがありました。

養老渓谷付近
射撃場入り口付近から市津湖を望む

長柄ダムの入り口を通過してしまい、しばらく行くと「京葉射撃場」とか書いた看板があったので右折し、牧場のようなところを抜けると、クレー射撃場がありました。裏が高い土手になっていてゴルフの打ちっぱなしのような地形です(ネットは無いですが)。ゴルフボールの替わりにクレーの破片(もしくは外して無傷)が散らばっています。

そしてその裏はもう長柄ダムのある市津湖でした。ここはダムがある割りにかなりフラットな地形で広々しています。少し湖畔を走ると、観光センターのようなものがあったのでそこで休憩します。

千葉市街に向けて帰路に着きます。R16に入りしばらく行くとなぜか高速道路に入ってしまい、次のインターで下りたらそこはもう幕張でした。折角ここまで来たので、いつもの幕張MTBコースを見に行く事にしました。

幕張コースから幕張新都心を望む。

そうしたらなんと駐車場で江戸サイの自転車仲間のウサギさんとばったり出合ってしまいました。お互いびっくりしつつ、聞けば初めてこのコースを走りに車で来ていたとのこと。

もう走り終えて帰るところだったそうなので、しばらく話した後別れました。その時点でまだ2時ごろだったのですが、今日はたっぷり走った感じです。

GW連休の後半の人ごみを避けるため、直前の金曜日に日帰りツーリングのつもりで奥多摩方面に出発しました。

奥多摩周遊道路

府民の森:駐車場には走り屋や家族連れが集まる
府民の森レストハウス:レストランや資料館のようなものがある。新緑も美しい。
府民の森から少し奥多摩湖寄り:美しい新緑と道の形に思わず撮影。
少しアングルを変えて

関東の走り屋の聖地みたいなところで、パイカーや白バイが多いと言われているので心配しましたが、意外と空いていました。以前に来たときの印象通り、コー
ナーの形状とか見通しとか景色は確かに良いのですが、よく見ると路面は減速用の凸凹舗装になっているコーナーが多くて、それほど無理はできないようになっ
ています。

大菩薩ライン(R411)

ここも以前真夏に来て印象がよかったのですが、やはりコーナーの適度なRや路面状態(凸凹舗装は無い)や車の少なさはよいです。それに今回は新緑の季節でより美しく、夏はあまりよく判らなかったのですが結構標高が高いみたいで植生とか気温が違います。

奥多摩湖からR411(大菩薩ライン)に入ったつもりが、何故かダートに入ってしまう。
R411沿いの多分丹波村あたりで谷間渡しの鯉のぼりを発見。
柳沢峠:かすかに富士山の頭が見えます。

ここまで来て大分日も暮れてきたので、急遽宿泊することにしました。とは言え山中で急に泊まれる宿もなさそうなので、電話帳で調べて甲府のビジネスホテルを予約。何だかいつものパターンですが、僕にとってはこれが一番リーズナブルで便利ですな。

雁坂道(R140)

翌日は甲府バイパスを再び東方向に戻り、R140で秩父を目指します。天気が良い午前中と言うこともあって、山並みの景色はとても美しいです。路面も良く快調に進み広瀬ダム奥の道の駅「みとみ」に到着。

雁坂道・広瀬ダム付近
道の駅「みとみ」の駐車場から南の広瀬ダム湖を望む。ただしここからは富士山は見えない。

しばらく休んだらいよいよ雁坂トンネルです。有料(¥560程)ですが、たいして綺麗でもない2車線の普通のトンネルです。しかし、さすがに長くて後半からは結構な下り坂になります。対向車線を見るとかなりの渋滞です、酸素が心配でしたがこちら側は空いているので無事脱出できました。

大滝付近のループ橋:頂上付近から下を見る
ループ橋を自転車で上る人発見。すでに憔悴しきった様子。まだまだ坂は続くのにこれから何処まで行くのだろう?

そこから先は秩父の切り立った山と谷の風景。新しめの道とトンネルをしばらく行くと、ループ橋が現れ撮影のため停車します。

R43~城峰山

R140をさらに進み標高を下げ秩父市街手前で左に入りR47へ。のどかな田舎道を北上し、城峰山を目指します。
だんだん急坂のタイトコーナーになってきて、ついにダートになってしまいました、いつもながらツーリングマップルのお勧めコースはマニアックなところばかりです。

頂上付近に神社がありその日はお祭りみたいで隣接のキャンプ場にもたくさんテントがありました。展望台もあるのですが結構歩くようだったのでやめて下山しました。

R299

ひとまず秩父市街まで下りて給油をした後、R299に入り山越えして関越道を目指します。当初は並行する奥武蔵グリーンラインを使う予定でしたが、迷った挙句入り道が判らなかったので断念しました。

R299の前半は対向車線が大渋滞なのを人事のように横目で見ながら適度なコーナーを流していたら、程なくこちら側も渋滞列に入り殆ど動かなくなってしまいました。路側帯も殆ど無い道路でのろのろ運転が延々続き焦燥しきってしまいました。各地でGWの大渋滞が報告されていましたが、最後に来て見事にはまってしまいました。

筑波サーキットは走るのはおろか行った事も無かったのですが、HPで体験走行会があると知り丁度良い機会なので行ってきました。

ただし、 茂木と違ってニューモデルバイクの試乗は無く自分のマシンでの試乗です。しかも2輪・4輪混走(?)です。

都内は下道を走り、関越道の三郷から谷和原までの短い区間のみ利用しましたが、どこかで迷ったり渋滞にはまることも無く順調に走行出来ました。

サーキットのしょぼいメインゲートで駐車料(¥500)と入場料(¥1000)を取られます。 これは必ず徴収される料金だそうで、体験走行は無料ですが合計¥1500と言うのは茂木で3台のニューモデルを試乗したのと同じ料金になります。

敷地に入ると駐車場も観客席もしょぼかったです。江戸川区のスポーツスタジアムの方がよっぽど立派なくらい。

レース観戦

到着した時は80ccの決勝レースをやっていましたが、これがなかなか迫力があって速く見えます。次はST600の決勝。これはコース中央に移動し1ヘアピンと最終コーナーで見ていましたが、やはり迫力があります。

次のGP250はコーナーでより軽快に見えますが、1ヘアピンで誰かが大クラッシュし救急車が出動!なのにレースは続行したままなのは驚きましたが、救急車がそのまま病院に行ったあと赤旗中断。理由は唯一のサーキットドクターがいなくなったからとアナウンスされました。

コントロールタワー








レースが中断している間に少々お腹が空いてきたので、遅い昼食を取りにエアコンの効いた食堂へ。メニューは基本的に暖かいうどんとかそばしかなかったので、仕方なくカレーを注文。

しばらくして出てきたカレーにびっくり!今時刑務所でもないんじゃないかと思えるような金属の食器に盛ってあります(写真参照)。しかも具が殆ど無く、市販されているどんなレトルトカレーよりしょぼかったと言っておきましょう。これで結構な値段するんですから尚びっくりです。

そうこうしていると、ドクターが戻ってきたのかレース再開。2ヒート目はファイナルラップまで接戦が展開され終了。 一応レースクイーンがいてシャンパンファイト(というか飲み回し?)がある表彰式があります。次はやっと最後のレースGP125です。これが終ると体験試乗なので、集合場所のメインゲート近くに戻ります。

ムービー

GP80最終コーナー
GP250スタート
ST600第一ヘアピン
ST600最終コーナー

体験試乗

GP125のレースが終わり、沢山の試乗参加者がゲート付近に集合しているのになかなか試乗会が始まりません。結局当初
の予定より1時間くらい遅れて説明員が現れ、説明の後バイクから6・7台で1グループを形成し駐車場から順番にスタート。

僕のグループは先頭がファイヤーバードで次が僕、次は赤と黄色のドガティーのカップル、その後ろは・・・なんか遅そうなOff車とかいたような。

スクーターの兄ちゃんの先導でストレートエンドのゲートからいよいよサーキットイン!するとシルビアのマーシャルカーが待っていてこれに付いて行くようです。

最初の周回は慣らしでゆったり目のペース。2周目から先導車がペースアップし結構気持ち良く走れました。茂木の時もそうでしたが、やはり列の先頭の方が走りやすいです。レース直後でタイヤかすが残っているからか、タイヤがねっとりグリップしたりちょっと滑ったりします。

このサーキットはご存知の通り低速レイアウトなのですが、最終コーナーが高速なので楽しいです。どうも周りと比べると低速コーナーで追い詰められ高速コー
ナーで引き離しているようです。それと1周2キロと茂木の半分以下なのですが、その割りに長く感じます。5週の体験走行だったのですが、結構走り応えがあ
り、非常に楽しかったです。

あの高級有料道路ビーナスラインが今年ついに無料化されました。以前、車では何回か走ったことがあるのですが、バイクでは初めてなので、これは1度行っておこうというわけです。

天気予報を気にしている間に、何故かわざわざ週末に出発することに。初めて都心の下道を走って、やっとの事でたどり着いた中央道は大渋滞。蒸し焼きになりつつ延々すり抜けします。大月辺りでやっと流れ出して、甲府辺りでは快走。

小淵沢で降りて、一旦清里方面の観音平に向かいます。結構なのぼりで、気温がドンドン下がってきます。頂上の展望はそれほど凄いわけではありません。

木陰で少し休憩したあと、原村方面へ向かいます。八ヶ岳鉢巻き道路を快走。ここも以前は有料でしたが最近無料になりました。ビーナスラインに対抗してるのかどうかは判りませんが、ライダーにとってはうれしい事です。しかも、いつもながらすがすがしい快適な道です。


ンション村辺りから西側に降り、地道を通っていよいよビーナスラインへ!と思ったら、入り口付近は渋滞してるではないか!
その後は車の列に混じってとろとろ走行。蓼科のリゾート地に入りなかなか雰囲気は良いのですが、人が多すぎるのでスルーするだけです。別荘地を抜けると、
乗馬牧場&手打ちそば屋があったのでしばし休憩。ざるそば700円と高価ながら、風味と腰があってよろしい。

白樺湖

泊まったペンション

再スタートしてしばらくするともう白樺湖。今まで来た中で一番天気が良い。
宿泊地の車山はもう目と鼻の先ですが、スルーして少し先まで走ります。ただ、普段はもう寝ている(?)時間でもう体力の限界なので、
ペンション街に戻り、3時丁度にチェックイン。ところが部屋は西日で外より断然暑い、しかもエアコンが無い!(うかつだった)
寝苦しい夜(?)をすごし、その後半分寝ながら夕食をとります。

ビーナスの朝

翌朝6時前に目を覚ますと、外はかなりの曇りと言うか霧。そのうち晴れてくれることを祈りつつ、8時ごろにはビーナスラインを美ヶ原へ向けてスタート。日曜とは言えこの時間だとさすがに空いていて、非常に快調に進みます。

霧ヶ
峰の分岐辺りから地元のライダーと思しき人たちがアタック開始。それにしても、この辺の道は路面は良いしコーナーのR・緩やかな起伏などが絶妙です。た
だ、美ヶ原に近づくと傾斜が急になりヘアピンが多くなるので僕は嫌いです。と、思っていたらヘアピンでフロントタイヤがズルッと来て冷や汗。燃料タンクが
軽いと注意が必要です。

霧が峰付近
SV@霧が峰付近

そうこうしてるうちに、美ヶ原の駐車場へ到着。ここも今まで来た中で一番晴れていま
す。(いつもは強風と霧雨)いつもは王ヶ頭方面へ歩いていき、美しの塔辺りで退却するのですが、今回は逆の牛伏山方面へ歩きます。ここは距離も短いし展望
も良いし牛も多いのでGoodです。頂上付近で怪しい建造物が見えると思ったら、美ヶ原高原美術館のモニュメントでした。

美ヶ原牛伏山付近1
牛伏山付近2
牛伏山付近3
牛伏山の牛

駐車所に戻って、ビーナスラインを引き返します。霧ヶ峰のレストハウスまで快走し小休憩。すると、車に混じってライダーもちらほら登場。たくさんバイクを連ねたパーティーもいますが、大名行列のように一団で行動するので結構傍迷惑ですね。それと、みんないかにもって感じの蛍光色のライディングウェアを着こんでますが、見るからに暑苦しいし、センス悪いです。

ちなみに僕はいつも普段着で、バイクを降りたら(ペタンコの髪の毛以外は)他の観光客と見分けがつきません。ライダーたるもの行動も服装も周りに威圧感を与えないようにしたいものです。

再び八ヶ岳へ

そうこうしてるうちに白樺湖に到着、そのまま一気に八ヶ岳を目指します。ところが原村を前にしていつのまにかダートに突入。実は以前反対側から走ったことのある道です。今回は走らないぞと思っていたのがやっぱり走ってる。と言うのは、砂利道なので(写真の場所はまだまし)ロードタイヤでは常にずるずるで、相当神経を使います。でも景色は良いです。

八ヶ岳山麓林道
八ヶ岳牧場高原

ようやく舗装の鉢巻き道路へ、車も少なくまたもや快調。距離の割にはすぐに小淵沢に着きます。給油をして、清里方面へ向けてワインディングを走ります。しかし、極遅ペースカーがいて渋滞走行。しかも空は今にも泣きそうなねずみ色。

しばらく走ってパーキングが見えたので入ってみると、そこは以前も来た牧場公園でした。ただし今回はたくさんの人。芝生でしばし休憩後、山菜そばを食べて再出発しようかと思った矢先に、雨がぽつぽつ。室内に入って退避していると、雷と激しい雨が降ってきます。

降ったりやんだり子1時間くらい過ぎたでしょうか。ようやく止んだと見て、ぬれたバイクと荷物を拭いて再スタート。清里駅周辺に来ると、土産物屋がひしめいて、思っていたより栄えています。(少なくとも旧軽井沢ストリートみたいに寂れていない)とは言え、こう言うリゾートの繁華街ってどこも、「ひと夏の思い出」と言う感じで、哀愁がだだよって見えるのはぼくだけでしょうか。

家路へ

あとは、中央道に向けて南下します。八ヶ岳南麓は広々して天気も回復。ただ、車は渋滞してるし、標高が低くなるにつれ暑さが耐えがたくなってきます。

帰りの高速は快調にすすむも勝沼手前で夕立を避けSAで休憩。再スタートしたらいきなり大渋滞。原因はトンネル手前で理由不明の車線減少(事故や工事でもない)でした。その後すったもんだしながらも、天気が不安なので休憩無しで首都高に突入。

都心も意外と流れてます。と言っても車は多くみんな左右からすっ飛んでくるので怖いです。ビーナスラインの方がよっぽど速くて安全。渋滞でも、流れても不快な首都高でした。かなりぐったりなりながら家に着いたのは未だ7時前。しばらくして、今まで聞いたこと無いようなすさまじい雷と嵐。早めに帰っといて良かったです。

未知の国、陸奥に行ってきました。今まで北海道を除いて関東より北に行ったことがなかったのですが、期待通りのすばらしい自然がありました。ふるさと関西のごちゃごちゃしたジャングルではなく壮大で澄んだブナ原生林、ごみごみしてない広い海岸、まっすぐな道。

ルートは東京を出発して、那須、磐梯山、山形、月山、鳥海山、田代湖、八幡平、十和田湖を経由して青森まで北上し、そこからフェリーで函館へ上陸、
大沼、羊蹄山を経由して小樽へ。そこからは長距離フェリーで敦賀まで飛び(?)丹波の祖母の家に里帰りと言う壮大なものです。

那須・塩原


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塩原付近は広々してて北海道のような雰囲気。でもさらに那須山を上ると殺生岩付近はごちゃごちゃしてるし、それより上のボルケーノウェイはいつも
曇っているのでイマイチかな。那須高原のメインストリートはなかなか良い。さらに南下して那須IC周辺のアカマツ並木は美しい。(停車するところが無くて
写真が無い)

猪苗代湖・磐梯山

猪苗代湖へ南から入る道はまるで高速道路みたいにまっすぐで、100km/h位で車がぶっ飛ばす。その割には長く感じるけどね。2番目の写真は焼肉レストランのガラス越しの磐梯山。その隣が近くのオルゴール館。その隣が磐梯山麓のダリ美術館、次が付近の清流。

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磐梯山~裏磐梯は高額有料道路のオンパレード。大枚はたいて磐梯吾妻スカイラインに突入するも、霧勝ちだし硫黄くさいし、もう一度は行きたくないな。

小川のせせらぎ@ダリ美術館(QuickTimeMovie)

山形・月山

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偶然にも山形泊の夜はあの花笠祭りだった!しかも泊まったホテルが山車の通るメインストリート沿いにあるため、歩道に陣取った満席の見物客の熱い視線を浴びながらホテルに向かいウイニングラン!

花笠音頭 from Hotel (QuickTimeMovie)

しかしその人だかりのために駐輪場に入れず、結局バイクは近くに路駐して一晩明かす。それにしても祭りはすごい熱気というか群衆で、静かに旅する部外者としてはかなり面食らうな。

翌日、月山のふもとを通り日本海を目指す。眺望はそれほどでも無かったけど快適な道。そう言えば地図によれば平行して高速道路があったはずだが、わざわざ金を払って通る人がいるんだろうかね。そうかこれが今話題の無駄な公共事業ってやつか。

秋田・鳥海山

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秋田県南部は今回のベストルートのひとつ。日本海のビーチは美しく広いのに人が少ない。(関西・関東のビーチとは雲泥の差) 鳥海山麓もブナの原生林の快走ルートで山頂からは庄内平野を一望できる。

まけになぜか道端にヤギがいた(首輪をつけていたが買主はいない)。思わずバイクを降りて近づいたら向こうからもよってきた。

田沢湖

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田沢湖はガイドブックからは観光地化された印象があったけど、透明感があって思いのほかきれいだった。写真の通り人影もまばら。

八幡平

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八幡平もベストルートのひとつ、到着した日は夕方からガスって来ましたが。一夜明けると天気が良くすばらしい景観。

緑の中から顔を出すブナの白い木肌も美しい。岩手山のシルエットも美しい。しかもこのルートが無料なのが良いですな。

十和田湖・奥入瀬・青森

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十和田湖はあいにくの曇りだったが、その先の奥入瀬はこれも予想外の美しさ 。川沿いに長いので2箇所ほどバイクを止めてちょっと散策。

その先、八甲田山はあいにくの濃霧だったが青森側に降りてきたところでカラッと晴れた。青森は意外に都会、そこからフェリーで函館へ。船をカモメが
追ってきて手が届きそうなところまで近づく。最後の夜景は函館山で、手前に見えるのはイカ釣り漁船か? 上陸した函館は意外としょぼい町で寂れた感じがし
た。

奥入瀬の滝(QuickTimeMovie)

函館・大沼・小樽

8月の北海道はいつも天気が不安定だが、最終日は朝から雨の最悪のコンディション。特に内浦湾沿いの5号線はすさまじい強風で(地図にも強風注意と
書いてある)2~3mを一気に流されまともに走れない。必死で路肩をふらふら走っていたらトラックに抜かれまた流されてコースアウトしそう。ちなみに内陸
の代替ルートは無いのだ。

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フェリーを追うカモメ@青森港(QuickTimeMovie)

何とか長万部までたどり着いて、しょぼいラーメン屋で昼食を済ませ、いそいそと内陸部へ逃げる。途中雨もやんできて北海道独特のうねる牧草地の中を快走。

小樽

曇って見えない羊蹄山を過ぎいよいよゴールの小樽へ。

峠越えのルートを通ったのが正解で、途中で小樽市街地を一望できる展望台があった。

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小樽の夜は時間があったので定番の倉庫街を散歩。小さい範囲だがなかなかエキゾチックな感じで良い。他にも明治~大正時代の建物が残っている。一番右はラーメン博物館の小樽版の内部。ちなみに入場料は取らないよ。

~敦賀

いよいよ旅も終着駅へ、海路で関西へ高飛びだ。写真は無いけど新日本海フェリーは壮大&ゴージャス!コインランドリーも付いてます。とは言えベッドは普通に狭いし、一人でやることは食べること位しかない。高速フェリーの20時間とは言え結構長いからね。

それにしてもフェリーの車両甲板って言うのはバイクには過酷だ。下はつるつるの鉄板で、おまけに所々にこけろと言わんばかりの突起物が。現に真新しい隼ライダーが下船途中で転倒!係員3人がかりで立て直したが、手痛いダメージがあったはずだ。

そんな緊張の下船を済ませたら、いよいよ一路丹波のばあちゃん邸へ。夜とは言え今までの場所より明らかに暑い、おまけに雨がぽとぽと降ってきてシー
ルドが曇って対向車のライトが当たると殆ど前が見えない。最後に来て思わぬ困難がと思ったが雨も後に止み、舞鶴道へ突入。ところがこれが有料道路なのに路側灯が無い!町の明かりも届かない山中を自分のライトの光だけで闇の中に突っ込む!

そんなこんなであったけど、予定通り11時過ぎにあちゃん邸に無事到着。やあ、長い旅でした。

オリジナル音楽作品です。もう15年以上前から更新していません(;’∀’) そろそろ作ります。

ポップス/ダンス

dance So blue

夜のブリッジ

夜のブルーでけだるいイメージのダンス。MCタイチのだらけたヴォーカルをフィーチャー。女性VOXとブラスのリフがポイント。

レインマン

reinman

梅雨や夏の終わりをイメージしたスローバラード。オルガンのコードとエレピ・サックスの間奏がポイント。

I remember

真夏のビーチ

ノリノリのサンバのリズムに乗せて、悲しげな歌詞をMCタイチが歌い上げる。(文法の変な所はご容赦を)

Speed star

フォードレーシングカー

オーバードライブギターをフューチャーし、ワイルドなアメリカンモーターレースのイメージ。

Dance blue

葛西臨海公園

クールでスムーズな大人のダンス。

イージーリスニング/エスニック

Bossa orange

白い門から海岸を見る

繊細な感じインストのボサノヴァ。某マンションデヴェロッパーのサイトのオープニング曲に採用された。

Take to the victory road

八幡平

2004アテネオリンピックにちなんで作った曲。前進するイメージ。

ミステリアス・ベル

肥大化した都会の月

ワンフレーズを展開した、サスペンスやスパイ映画のイメージ。やはり007はショーン・コネリーに限る。

Sitar star

インドの歌姫

インド風の怪しさを取り入れながらも、適度にPOPなダンス! ある意味、MCタイチのヴォーカルが一番フィットしてるかも。

Joppa dance

アフリカのサバンナ

怪しいサウンド、うねるリズムで疾走するアフリカ風ダンス。

クラシカル

弦楽のためのセレナーデ ト長調

那須高原道の駅

リッチなストリングスサウンド、美しい和声。ヨーロッパの田園や山岳風景のイメージ?ちなみに題名は「オー人事」でおなじみのチャイコフスキーの曲にちなんでいる。

亡きラベルの為のパヴァーヌ

小樽の倉庫街

少し長めのピアノソロ作品。王女⇒ラヴェル⇒僕・・故人へ思いをはせる作品?
インディーズ映画のオープニングに採用された。

夏の思い出

田沢湖畔

シンプルなピアノソロ。NEXTMUSICによると日本の癒し系らしい。

日本チームがワールドカップでトルコに敗れたむしゃくしゃをひきずりつつ、昼夜逆転サイクルのおかげで起きて夜明けを迎えます。すると昨日の涙雨とはうって変わって今日は快晴。そこで奥多摩にでも走りに行こうかななんて急に旅心が芽生えてきました。

とは言え昼過ぎには帰らないとずっと寝てないことになるので、7時前には家をスタート。木綿の長袖シャツだとあたる風が結構冷たい。例によって首都高にのりレインボーブリッジを通過。いつもながらナイスビューですな。

都心の首都高も快調に流れ、中央道に突入、ちらちら見える富士の頂上が鮮明で美しい。しょぼい石川SAで長いトイレ休憩のあと相模湖ICで降ります。

一旦目的の奥多摩湖に向かうもののせっかくの晴天、さっき見た富士の姿を間近で見たくなり、ここまで来たならと山中湖に向かうことにしました。

ルートは道志村経由、以前にも車で走ったことがあるルートです。背中に感じる日差しは結構強いのに、感じる風はさわやかで冷たいくらい。富士が見えるポイントは殆どありませんが、道の駅で小休止、そして高原リゾート風の景色を通り過ぎるといきなり視界が開けます。

山中湖

富士の景色は期待通りベリークリア!思えばこの時期の富士を見るのは初めてで、頂上の残雪が微妙です。

山中湖では中央の繁華街には立ち寄らず、東岸の砂浜で降りただけで、次のビューポイント三国峠に向かいます。

この峠はとてもすばらしい。富士と広い裾野と山中湖の形の対比が見事です。道も快適だし車も少ない(平日の午前中だから当然か)です。もし反対側から走ってきたら富士の姿をところどころで見れて良いかも知れません。

山中湖三国峠

しばらく走ると勾配がきつい下りになり、さらに行くと道が狭くカーブがきつくなります。民家に入ると東名高速は目の前、ただしICは御殿場まで行かないとありません。そこで引き返すのもなんなので、足柄峠を地道で越えることにしました。

足柄峠

足柄峠足柄峠へは最初舗装林道のような狭い道をのぼり、その後少し広く平坦になります。しばらく行くと三叉路に道案内があり足柄峠です。ここでバイクを降りて階段を上ると展望広場です。

景色は確かに富士全景が見えますが、日が高くなったせいか(と言ってもまだ昼前)なんかかすんでいます。それに遠くからド-ン、ド-ンと爆発音がするので、いよいよ富士山噴火か!と思いきや噴煙は無し。ひょっとして自衛隊の演習かな?

峠を過ぎ、わりとタイトな下りをすぎたら広い県道78号が現れます。市街地のGSで峠走行用に引き伸ばしていた給油を行います。あとは大井松田ICは目の前、東名で一路東京を目指します。さすがに東名は中央道に比べてきれいで広い、しかし東京まで70kmと結構あるので海老名SAで休憩。首筋や背中もかなりだるく、マッサージの看板に心が動くものの、自分でストレッチして背中をバキバキ言わせます。次のバイクはポジションが楽な方が良いなとおもう今日この頃です。

東名が終わり首都高に突入すると相当な暑さ、お決まりの渋谷-目黒辺りの渋滞で蒸し焼き状態へ。何とか家にたどり着いたものの、強い紫外線と徹夜走行のせいか、疲労もかなりなものでした。でもあの景色は無理して行って良かったと思わせるものでした。

季節外れの台風の直撃を受けた自転車の大島ツアーのうっぷんを晴らすべく、そのわずか数日後バイクで伊豆を目指しました。

僕の持論は 「予定した日が晴れになるように祈るのではなく、晴れた日に出かける!」である。まあ普通の勤め人では無理な話なんですがね。

伊豆はこれまで箱根周辺までしか行ったことがなく、以前からバイクでぜひ行きたかった場所です。しかも、これから先は梅雨の季節でその次は混雑する夏。良い季節はもう1週間もありません。

という訳で、大島明けの木曜日朝から快晴で翌日も晴れの予報だったので、急遽ペンションを予約していざ出発。

小田原道中

東名高速までは湾岸コースも考えましたが、結局都心の下道を突っ切るコースを選択。排ガスと日射で高温になる六本木・渋谷を抜け、
いつも場所がわからずに通り過ぎてしまう高井戸ICから無事東名に合流。

ここから先は東名で御殿場まで一直線ではなく、お金と時間を稼ぐため厚木で下りて小田原厚木道路に入ります。この道は有料とは言え、なんとなく路側帯が狭
くてしょぼい感じの道で、周りのペースも100キロ弱(ネズミ捕りの匂いを感じて僕も押さえ気味)ですが、程なく終点小田原に到着。

芦ノ湖

次はターンパイクに入ろうかと思いきや、ここでもお金をセーブするため国道1号を登ることに。平日なのでさほど車に行く手を阻まれることもなく、芦ノ湖畔に到着。

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芦ノ湖
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大観山展望台

赤い鳥居の下のコンビニで休憩したら、お約束の大観山展望台に行きます。ここからはよっぽど天気が良くないと芦ノ湖越しに富士山は見えないのですが、今日はうす雲の向こうに見えました。

伊豆スカイライン

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十国峠レストハウス
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熱海を望む
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玄岳峠周辺

さてお次はいよいよ伊豆スカイラインへ。

有料区間の手前の道も非常にフラットな塗装の快適なワインディングです。標高があるので風を切ってると涼しいのですが、停まって日射を浴びているとかなり暑いです。とりあえず十国峠レストハウスで休憩、しかし寝ようにも日陰で寝そべれるようなところは全くありません。

すぐ先の熱海峠の料金所を通ると、尾根伝で展望の開けた非常に快適な道路です。東は熱海、西は沼津の市街を見下ろせます。
玄岳峠を過ぎ少し行ったあたりから林間コースに入りますが、適度なRのすばらしく楽しいコーナーが続きます。途中でツナギライダーのGSX-R1000(か750)がすさまじい勢いで抜いて行きましたが、どこかでUターンしてまた対向車線をぶっ飛んで行きました。

まあ、そこまでやるかどうかは別としても、この伊豆スカイラインはベストワインディングINジャパンじゃないでしょうか。信州のビーナスラインなども良い
ですが、標高がとても高く若干エンジン息つき・パワーダウンの兆候が出るのに対して、ここは5-600mのところを走るのですこぶる快調です。しかも全工
程でアップダウンがあまり無く、見通しがわりと利くコーナーが多いのも最高です。

伊豆高原

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伊豆高原と大島

という訳で、楽しい道はすぐに終点に達し、まだ時間も早いので天城高原方面に上って見ましたが、ここはかなりタイトなワインディングで別荘地があるだけみたいなので、引き返します。

しばらく行くと大室山の丸くてツルツルで緑の姿がいきなり目前に現れます。 写真は近すぎてフレームに収まらず、近くに伊豆高原を見下ろす高台があったのでここで撮影しましたが、ペンション街としてはかなり大規模です。その先の海にうっすらと浮かぶのはなんと”あの”大島ではないですか!太陽に照らされて美しく輝く海。ああ、こんな天気の日に行きたかった!!

予約したペンションはペンション街の上の外れだったので、そこから目と鼻の先でした。オフシーズンの平日なので、この日の客は僕一人。こういう場合よくあることですが、普通は3人くらいで利用するような広い角部屋に案内してもらいました。

時間はまだ4時過ぎでしたが、昨晩あまり寝てなかったので1時間くらい仮眠をとった後、食事を取るため外に出かけます。確かに清里とか那須等より全然都会なんですが、それでも東京みたいに何処にでもレストランがあるわけで
はなく、かなり迷った挙句結局駅前のすかいらーくに落ち着きました。こんなことならペンションで夕食を頼めば良かった~。

一碧湖~城ヶ崎海岸~伊豆高原ペンション街

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城ヶ崎海岸と一碧湖

翌日は予想通り早朝目覚めたので、ペンションをこっそり抜け出し、付近をバイクで散策に出かけました。先ずは一碧湖へ、まだ時間が早すぎて靄がかかっていますが、特になんてことない湖と言うか池でした。

次に有名な城ヶ崎海岸へ、国道からの入り口が判りにくく、しかもその先の道が細くて入り組んでいます。駐車場にバイクを止めて散策路を歩いて断崖を進みま
す。まだ靄が取れず、海もかすんであまり綺麗じゃありません。有名なつり橋は下が非常に険しい崖で、下を見ながら橋を歩くとさすがに足がすくみます。

その後ペンション街に戻り付近を散策してみました。確かにペンションやホテルの数は多いのですが、どうもせせこましい感じでした。植生も軽井沢や清里みた
いな高原とは明らかに違ってジャングル的なので、余計にゴチャゴチャした印象になるのかもしれません。伊豆高原は完全なリゾート地と言うより、観光業以外
もすこしあって生活感がある地方の街という感じでした。

ペンションに戻ったときには丁度腹ごなしが出来て、おいしく朝食が取れました。やはり僕にはご飯に味噌汁に魚より、パンとベーコンエッグにオレンジジュースが断然幸せですね。

R135~ループ橋

ペンションでチェックアウトを済ませたら、R135を南下します。よくある海辺のちょっとしょぼくれた漁村風の風景ですが、地形が切り立っているので、海岸隋なのにかなりアップダウンがあります。

で、途中からR14で内陸部に進入。しばらくするとあの七滝ループ橋が現れます。思ったより半径が小さいのですが、凸凹舗装になっているのでひざすりに挑戦する気は起きず、なんか途中から飽きてきました。

西伊豆スカイライン

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仁科峠を望む

次は仁科峠を目指したのですが、途中の分岐を見逃してしまい、結局R136で西に向かいます。すると、西伊豆スカイラインの南の起点に到着しますが、スカイラインには入らずに、西天城高原線(R411)で仁科峠方面へ南下しました。

この道は無料でかなり新しく、Rのの大きい尾根伝いの道ですが、路面に縦溝が切ってあってちょっと快適さを削ぎます。途中で仁科峠(山頂付近に牧場のように開けたところがあったので多分そうでしょう)が見えるポイントがあり、ここで写真を撮って引き返しました。

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西伊豆スカイライン

先ほどの分岐点まで戻ったら、伊豆スカイラインに入ります。西天城高原線もそうだったのですが、このあたりは標高がかなり高い(900mくらい)せいかガ
スっていて見晴らしは悪いです。気温の低さとか熊笹に覆われた山肌など信州的な雰囲気で。伊豆スカイラインとはかなり違います。

西伊豆スカイラインから西に向かい、戸田村まで下りてくると快晴。ここからR17の海岸線を伝って沼津方面に向かいます。富嶽百系みたいな富士の展望は見えませんでしたが、車があまり多くなかったのでまあまあ快調。

再び伊豆スカイライン

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芦ノ湖

伊豆長岡あたりで海岸線とお別れし、内陸部に折れ曲がり富士見パークウェイに進入。緩やかに標高を上げて行き、路面もスムーズでコーナーも楽しいゴキゲン
な道でした。しかも地図には有料だと書いてあったのですが、一向に料金所は見当たらず、そのまま伊豆スカイラインに入ってしまいました。

北上し十国峠で再び休憩。このままターンパイクで帰ろうか迷いましたが、折角ここまで来たので芦ノ湖スカイライン(実は行ったことがない)で御殿場に向かう事にしました。

この道は意外と標高を上げて行き、芦ノ湖を眺めるポイントを過ぎると、またガスに覆われてきました。コーナー的にはまあまあで、地元っぽい走り屋をちらほ
ら見かけまが、路面はなんか薄汚れた感じがするし、谷底に落ちそうでイマイチ気持ちよく走れませんでした。しかも予期せぬことに料金所が2区間あって、
トータルはターンパイクより高くなってしまったようです。

御殿場~東京

御殿場から東名に乗り、いざ東京へ。大抵海老名あたりから道が混むので、距離の割に長く感じる区間でしたが、この日は快調。

首都高の料金をセーブするため、高井戸で下りて環八~環七で空港方面に向かい、臨海トンネルに入るルートを試して見ました。途中で自由が丘付近の住宅地に
迷い込んでしまったせいもありますが、都心のど真ん中(渋谷とか)を突っ切るルートとどっこいどっこいの早さだと思います。

バイクでのサーキット走行は以前からやってみたかったのですが、走行会のようなイベントだと、周りのペースが速すぎたり皮ツナギが必要だったりして、初心者がいきなり参加するには荷が重いですよね。

そこで、7月の3連休(19-21)にツインリンクもてぎで”HotDog”と言うお祭りがあり(スーパーバイクレースやら、フリースタイルモトクロスやらイベントの集まり)、最終日にサーキット体験走行&試乗会
言うのがあったので参加してみることにしました。これは服装などの規定がなく、有名ライダー(↓)の先導でもてぎのロードコースを2週(@¥500)する
と言うものです。マシンは自分のバイクで走っても良いし、試乗会を兼ねてなんとニューモデルバイクで走ることが出来ます。

もてぎに行く事自体初めてだったのですが、第一印象は思ったより山の中で起伏が激しい地形に建っていると言うことです。
すり鉢状の地形の外側がオーバルコースで、中心(底)がバドックと言う感じです。しかも全体の広さも想像より狭くて、自慢のオーバルコースも某自動車メーカーのしょぼいテストコースとさして変らないような・・・

体験走行(SV400S)

さて、バドック内の仮説テントで受付をして、先ずはマイマシンでコース走行です。空いているのですぐに走れました。先導するのは、愛想の良さそうな若い兄ちゃんで(GP250ライダーだぞ!)、付いて行くグループのメンバー(5名くらい)一人一人に握手をします。

少し時間調整をしてからいよいよスタート! 僕はたまたまグループの先頭だったのですが、VTR1000に乗る先導ライダーは後ろの方も見つつスロー走行。でも周りの景色を見る余裕があるし、道幅も広々していて気持ちがいいです。

その割に意外だったのは各ストレートの長さが思ったより短め
こと。プレステのWGPで走行した(?)時は、あのGP500にして結構長く感じられたのに、実際には100キロも出していないのにあっけないほど短く感
じました。対してコーナーは予想通り中低速中心ですが、先導があまりにも減速するのでかなり間がつまり、もうちょっと攻めたかったなと言う感じです。

それとアップダウンのきつさはプレステ通りでしたが、実際のコースはその周り(スタンドや土手)がかなりそそり立っていて、周りから見下ろされているよう
な雰囲気です。 そうこうしてるうちに2周がすぐに終わりピットロードへ、1周4.8km*2もあっという間に終ってしまいました。

体験試乗(CBR600RR)

折角来たから試乗車に乗らない手はありません。車種はSV1000Sと迷いましたが、先ずは試乗どころか普段街で殆ど見かけないあのCBR600RRに乗ることにしました。しかも料金は自分のバイクで走るのと同じ¥500/2周。そのせいか試乗の方が全然混んでいて、CBR600RRは11時ごろに受付して一番早い枠が午後2時しかありませんでした。

試乗の時間まで昼食を食べたり、フリースタイルを見たりして時間を潰します。人のコース走行(自前・試乗)も見ましたが、傍から見ていると凄く速く走っているように見えるんですね。多分爆音のせいだと思いますが。

いよいよ予約した2時前になりピットで準備します。跨ったCBR600RRは以前ライドオンフェスタで試乗したときの印象よりポジションは楽に感じました。 3グループに分かれていよいよスタート。

ハンドリングは以前の印象と同じで、寝かしはじめのフロントの粘り感が強固。一旦曲がり始める旋回力がかなり高いものの、切り替えしとかラインの変更などがとても重いです。パワー的には申し分なく
きつい上りをぐんぐん加速して気持ちいいです。

ところで、さっきSVで走行した時よりペースが大分速いみたいで、今度はあまり余裕がありません。マシン的にあまり遅いのがいないからか先導ペースを上げ
てるのでしょう。立ち上がりで充分加速すればすぐに挽回できるのですが、コーナーでは慣れないマシンに手こずっていることは確かですね。

体験試乗(Dugati999S)

もう一台予約したのが、これも雑誌ではよく見るが普段はなかなか試乗なんて出来ないドガティーの999Sにしました。こちらは午後3時の予約です。

先ずまたがると、タンクが非常に細くしかも短いのか、普通膝が当たる部分に何もなく両膝がくっついてしまうような錯覚に陥ります。ポジションはドガのスポーツにしては割と楽みたい。そしてエンジンをかけると音がバキバキとかなり煩いです。

いよいよスタートと言うときになんとエンスト!あろう事にピットガレージの屋上から見ているギャラリーの目の前で、はずかシー!
再スタートしてアクセルを開くと、さすがにドドッと力強い加速を見せます。音はワイルドですが、扱いにくい感じはありません
1コーナー終了後、日差しが出てるのに、雨がぽつぽつ落ちる不思議な天気です。  

ハンドリングはかなり粘りがあって、曲がるときの手ごたえが強く、さらっとは寝ません。しかもCBR600RRと違って旋回を始めてから強力に曲がる感じもないようです。ただ、全体としては安定してるのでコーナーをクイックに曲がろうと思わなければ普通に走れます。

ところで、今度のグループでは僕が最後尾でしたが、全体的にペースが速くしかも僕の直前のライダーが直線で前との間隔をわざとあけて、コーナー進入から速
くなるような走りをしていたので、なんか調子を崩されました。もっとも、立ち上がりでちょっとアクセルを捻ればたちまち前との間隔がつまます。これぞドガ
ティの真骨頂でしょう。

写真集

pitout_thumb.jpg自分のバイクで走る場合は、このメインストレートエンドのゲートから入ります。参加している車種は様々で、必ずしもサーキット走行に向いていない車両も多数いました。

中には古いラビットスクーター(多分)で走るつわものが!あと、大きな荷物を積んだまま走行している人も見かけました。僕は「もし良ければここで」と係りの人に言われたので、荷物はゲート前の地べたに置いていきました。

試乗車はピット前からスタート。驚いたことに、車種はホンダだけでなくドガティー・BMWそしてスズキ(SV1000&400!)もあるではないですか。

速度別に①ホンダ&国産ロードスポーツ ②外車勢 ③遅めの国産(フュージョンとかGW1600とか)の3グループに分かれて走行します。


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鯨系の顔、ドガティー999S。

隣に999モノポストもあったのですが、何処が違うのか僕にはさっぱり判りませんでした。


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メインストレート裏のパドック。

この日はレースがないのでイベント会場になっていて、 仮説ステージでお決まりのレースクイーンが登場して、馬鹿っぽいトークを展開します。


sign_thumb.jpg試乗会で先導した有名ライダーによるサイン会。スーパーバイクの井筒仁康、辻村猛、小西良輝、GP250の名前忘れた若い兄ちゃん等。

みんな愛想が良いし、ルックスもなかなか。長老ばかりの国内4輪の選手より全然良いと思いますね。


Main straight_thumb.jpgメインスタンドの前のスペースでジャンプしているバイクが見えるかな?

フリースタイルモトクロスやエクストリームをやっていましたが、アナウンスがやたら観客を煽って盛り上げようとしている割にはアクションはたいした事ないようにみえました。


試乗スタート!(ピットガレージ屋上から)
ストレート立ち上がり(試乗車)
ストレート立ち上がり(持ち込み車両)
モトクロスジャンプ
モタードレース@ショートコース(ちょっと遠すぎた)

まとめ

ツインリンクもてぎについて、上では思ったよりしょぼいようなことを書きましたが、施設的にはカートコースやダートトラック、ショートコースなどとても充
実していて楽しめる工夫があるなと思いました。やたら広くて、そのくせろくなレストランもない鈴鹿サーキットと比べると、さすがに新しいだけのことはある
なと言う感じです。(もっとも最後に鈴鹿に行ったのは80年代ですが)

サーキットを走るのは思ったとおりとても楽しいです。周りのペースが遅すぎても面白くないし、速すぎても危険を感じるので、自分のペースで好きに走れたらどんなに楽しいだろうと思いました。

それと、あらためて感じたのは我がSVの走りやすさ。ラインが自由に変えられること、コーナーでのスピードと安定性の高
さ、充分なトルクとトラクションの良さなど・・・乗りなれてるせいもありますが、最新のマシンと比べてもあまり遜色が無いと思いました(特に僕の腕で
は)。