Vcore 98 20262026-03-09
2025年/3月に購入したPure aero 2022に満足したので長らくラケットの試打をしていませんでしたが、Youtubeを見てると良さげなラケットがドンドン紹介されるので、釣られてまた借りてしまいました。
概要/スペック
見た目について完全に好みの問題なのでこの段落は飛ばして頂いても構いませんが、新作Vcoreの良好は世評に反して僕はあまり好きではありません。基本的に僕は赤系の色、特に郵便局のような原色に近い赤が苦手な上、グロスフィニッシュも好きではないので、今回のVcoreは2重苦です💦ただ赤に青系の挿し色を混ぜるヨネックスの謎センスが今回は発揮されず、代わりに白く大きなロゴが入るというシンプルなグラフィックに救われ、現物は覚悟した程悲惨ではありませんでした(写真の方がドギツク見える)。


一方、設計と言う意味でのデザインに関しては、前作の空力的な工夫(ミジンコのようなディンプルなど)は見当たらず、ただ扁平で角丸の長方形っぽい断面が、厚みを変えながらリム全体に及びます。これによって実際に空気抵抗は増えてしまったようで、後述の通り振り抜きは悪くなってしまいました。
| 製品名 | 重量 | バランス | 重量(実測) | バランス(実測) | ストリング |
|---|---|---|---|---|---|
| Vcore 98 2026 | 305g | 315mm | 327g※ | 321mm※ | アスタポリ125 48p |
| Vcore 98 2023 | 305g | 315mm | 322g | 325mm | ポリツアー Rev 52p |
| Pure Aero 2023 | 300g | 320mm | 321g(自分ラケ)※ | 325mm(自分ラケ)※ | TCS 120 50p |
今回の試打ラケにはグリップテープが付いているのに対し、前作の試打ラケには付いていなかったので、当然重さとバランスに影響が及びます。ただ、上述の実測値を見ると、この差は粗グリップテープ分だと思われるので、同条件なら非常に近い値になると思います。
試打インプレ
第一印象は「柔らかいヨネックスが返ってきた!」です😊
前々作のライトブルーのEzoneから前作の紺色のEzoneへ、Vcore Pro最終型からPerceptへ、そして前々作のVcoreから前作のVcoreへ、全て柔から剛へと変化してしまいました。特に前作のVcore98は面のたわみもシャフトのしなりもほぼ感じられない石のような打感でしたが、今作は格段にマイルドになり、前々作に戻ったような打感。シャフトがしなり面が撓んでボールをホールドしてる感覚をちゃんと味わえます。
球筋も前作は意識しなくてもやたら高い弾道になりましたが、今作はコントロールされた中~若干低めの弾道です。無理に擦り上げるのではなく、しっかり押した方が結果的にスピンもスピードも出るタイプだと思います。単純に飛びと言う意味では控え目ですが、その代わりシッカリ振ってもオーバーしないし衝撃も大きくなりません。久しぶりに2000年代のプロスタッフ(真の薄ラケ、ボックス形状)をぶんぶん振ってた頃を思い出しました。
ただ今作のVcore 98は、ストリングとグリップテープ込みで実測321mmというトップライトなバランスにも関わらず、振ると何故か鈍重に感じます。自分のPure Aero 2022と比べてもスウィングウェイトが一回り重く、空気抵抗も(特に縦振りの時に)大きめに感じます。
結果として今作のVcore 98は、しっかり構えて振れた時にはスピンもスピードもある強力なボールを打てますが、時間的余裕が少い時にコンパクトに振ってかわすような打ち方は苦手です。ボレーも同様で、シッカリ構えて打った時には打ちやすいのですが、取り回しが重いので突き玉や速い球や遠い球は苦手です。
サーブは毎回シッカリ構えて自分のタイミングで打てますが、やはり振り抜きの悪さから、素早く擦るスピン系がやり難いです。なので自然とフラット系の重い球になり、そのまま抜けてオーバーミスになりがちです。
個人的には、以前はあまり飛ばないが打感がマイルドで振り抜きが良いラケットが好みでしたが、昨年ピュアアエロを買ってからは、何だかんだ言いつつ軽くてパワーのあるラケットに慣れてしまったのかも知れません💦