FX500 20262026-03-17
このラケットは2025年の末ごろに発売されたようですが、僕は知らなかったので、2026年発売の新型Vcoreの翌週に試打しました。
デザイン
以前のFXは基本青/黒の配色でしたが、今回は紫っぽい青とエメラルドグリーンみたいな配色になりました。ポップでカラフルな感じで僕は嫌いじゃないです。



ストリング配置ですが、ぱっと見で目が粗くなっているのが判ります。Pure Aero 2022と比べると、特に縦弦の間隔が広く、左右の余白(横弦しかない部分)が大分狭くなっています(図2)。
それとリムを横から見ると、グロメットホールが一直線に並ぶのではなく、ジグザグになっています(図3)。僕はてっきり、縦横のストリングよりフラットに交差し互いに動きやすくする仕組み、かと思いきや実は逆でした。ストリングのジグザグをより強くし、互いに動き辛くする方向でした。これでオフセンターで捉えた時のブレを抑え、スウィートスポットが広がるというのですが、僕は理屈が逆のような気がするんですが💦
スペック
| 製品名 | 重量 | バランスP | フレーム厚 | 重量(実測) | バランス(実測) |
|---|---|---|---|---|---|
| FX500 2025 | 300g | 320mm | 23-26mm | 323g※ | 322mm※ |
| Pure Aero 2023 | 300g | 320mm | 23-26-23mm | 321g※ | 325mm※ |
| Ezone 100 2025 | 300g | 320mm | 24.5-26.5-23.0mm | 319g※ | 328mm※ |
実測重量は僕のAero 2022より2gだけ重く、バランスは3mmトップライトなので、差し引き同じくらいのスウィングウェイトかと思いきや、振るとAeroより明らかに重く感じます。
試打インプレ
第一印象は、パワー系にしては打感がかなり柔らかく、パワー系らしく剛性感がありよく飛ぶという事です。ただしこれは軽く打った時の話で、シッカリ打ってもスピードもスピンもあまり増えません。ボールをフェイスのやや下の方で捉えて引っ掛け上げるような打ち方だと、打感が硬くなりスピンもスピードもイマイチです。半面、浅いボールをドロップショットで返そうと優しく打ったら、思いの他飛んで相手のベースライン付近まで伸びる事がありました。
どうやらこのラケットは、ゆったりしたスウィングでフラット~スライス(バックスピン)を打つのに適しており、逆に素早く擦り上げるようなスピンショットには向かないのではないかと思いました。という事は、基本的にフラット系で速い球を打つ女性や、フラット気味にゆったり或いはコンパクトに振る男性、そして面を合わせるだけでゆるふわフラット・スライスの応酬をする高齢者テニス向きという事になりますね💦
今回の試打ラケに張ってあったガットは、同時発売のエクスプロシブ ターボ(48ポンド)と言う製品ですが、ダンロップのストリング比較ページを見ると、ポリエステルの中では飛びもスピンも普通っぽいので、上の印象はラケット自体のキャラクタという事になりますね。
なんかあまりパッとしないインプレになってしまいましたが、これは僕がSWが軽く縦振り抵抗が小さいピュアアエロに慣れてしまったせいもあると思います。普通に考えれば、パワーと打感(ホールド感)を両立し、スピンも自然にそこそこかかるという、バランスの良いラケットだと思います。