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Wilson Blade98S CV V62021-04-21

前回のTour100が思ったより大分硬い打感だったので、今度は柔らかさを重視してBladeシリーズに再び注目しました。その中で今まで試打した事が無いBlade98sを持ってみたところ、思いのほかトップライトに感じたので試打する事にしました。ただV7世代のBlade98sは試打ラケットが中古として売れてしまったらしく、仕方なくV6世代の98Sをお借りしました。

試打インプレ

第一印象は「Bladeにしては打感が硬い」でした。一番柔らかいのはただの98で100はもうちょい硬くなりますが、98Sは更に硬く感じました。まあ硬いと言ってもガツガツ、キンキンした硬さではないんですが、打感が淡泊と言うかBladeらしいしなり感とか粘り感が希薄なのです。使用ガットはナイロンマルチのアスタリスタ135(50ポンド)ですから、ガットのせいで打感が硬くなっているとは考えづらいです。但し、張ったのは1年以上前なので、弾力性やパワーは落ちていると思われます。

パワーアシストは可もなく不可もなく。この古いガットを考慮して、2021年モデルのCX200よりちょい上、Vcore100よりちょい下くらいかな?自慢のスピン性能も悪くは無いけど特に高いとも感じませんでした。

外観/スペック

これまで試打したBladeシリーズのスペックを並べてみました。今回の98s CVは重さはスペック/実測共に最軽量。バランスも最もトップヘビーですが、実測では100 V7と殆ど変わらず(誤差の範囲)重量の差も3gしかありません。その割に体感的には98S CVは軽く感じるんですよね。

製品名重量バランスフレーム厚重量
(実測)
バランスP
(実測)
Blade 98s CV294g330mm21mm313g334mm
Blade 100 V7300g320mm22mm316g333mm
Blade 98 V7 (16*19)305g320mm21mm325g331mm
Blade 98 CV (16*19)304g325mm21mm330g337mm
Pro Staff Tour90315g315mm17mm336g315mm

配色としては真っ黒に蛍光っぽい緑なのでちょっとコントラストが強すぎかな。グレーが入ってるV7の方が爽やかな感じがします。

そう言えば、写真の通り試打ラケットにはフェイスの2時と10時方向に鉛テープが貼ってありましたが、これは外して試打しています。ただ振った感じは鉛有でも無しでも思ったほど差がありませんでした。

まとめ

期待が大きかったせいかネガティブなレビューになってしまいましたが、出回ってるラケット全体からすれば悪い方ではないと思います。ただ最近のYonexやDunlopの製品が打感とパワーを両立して来てるのに対し、このラケットはさしたる欠点も無ければ長所もない凡庸な評価になってしまいます。現行のV7世代はもうちょいトップライトで縦しなりが大きいらしいのでBlade98s V7も出来れば試打したいのですが、スタテニのレビューではこれも硬いとあるのであまり期待できないかな?

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