Tennis -- MCタイチ

Ezone100 20222022-06-15

前作のEzone 100 2020モデルはしなやかでパワフルという素晴らしいラケットでしたが、新型はどうなったのか試してみました。

概要/スペック

今回は写真を撮り忘れてしまいました(;^_^A カラーはダークブルーになりましたが、個人的には前作の明るいブルーの方が好きでした。

ガットは柔らかくてあまり飛ばないとの評判のExel130が48ポンドで張ってありました。

製品名 重量 バランス フレーム厚 重量(実測) バランス(実測)
Ezone100 2022 300g 320mm 23.8-26.5-22.5mm 315g 328mm
Vcore pro100 2021 300g 320mm 23mm
Vcore100 2021 300g 320mm 24-25-22mm 320g 326mm
CX400 Tour 300g 320mm 23.0mm 322g 324mm
EZONE 100 2020 300g 320mm 23.5/26/22mm 315g 326mm

スペック重量とバランスはお決まりの黄金系ですが、実測重量は他の黄金系と比べてやや軽いようで、体感上のウェイトも軽く感じます。

新旧で実測値がほぼ一致するので、これがEzone100の設計値でしょう。工作制度が非常に高いとも言えそうです。

試打レビュー

ストロークをしてまず感じたのは、ボールの軌道が高く良く飛ぶという事です。今回は壁打ちだけなので相手のコートの何処に落ちたか判りませんが、左程スピンを掛けた打ち方ではないのにポンポン弾いてしまうような感触だったので恐らくベースラインオーバー連発でしょう(;’∀’)

打感は一見新型Vcore pro 100と似たしっとり系ですが、何故か試打ラケットに立派な振動止めが付いており、これを外してみたら意外と硬くシャキシャキした打感でした。旧モデルは振動止め無しでも柔らかな感触だったので、新型は明確に硬くなってると思います。硬い分、エネルギーロスが少なく反発力があるんでしょうが、少なくとも僕の好みは断然旧型の方です。

旧型は軽く打っても撓る(撓む)手ごたえがあってパワーもある反面、分厚くハードヒットした時に撓り代を使い切ったかのように硬く感じる事がありました。今から考えるとこの特性は、軽く打ってもヒョロヒョロにならず、強く打っても頭打ちで暴発を防ぐという、ロバスト性が高い設計と言えるかも知れません。

振り抜きはBlade98程良くはないものの、新型Vcore pro 100より明らかに良く、スピンサーブも打ちやすいと感じました。振動止めを付けた時のしっとりとした打感は新型Vcore pro 100と似ているので、それなら振り抜きが良い分新型Ezone100の方が良いなと当初は思いました。ただ良くも悪くも鈍い感じで抑えが効くVcore pro 100に対して、ボールの軌道が思いのほか上がってしまう新型Ezone100はフラットドライブ系の僕には向いてないと思います。

何より、旧型Ezone100と比べてしまうと僕にとっては残念な変化になっていました。実は昨年、ネットショップで旧型のセールを狙っていたのですが、夏には品薄になってしまい逆に値上がりしていました。逃がした魚は大きいバイアスもあるでしょうが、旧型は多くのレビュアーの評価が高く売れ行きも大変好調だったのに、2年と言う短いスパンで恒例行事のようにモデルチェンジをする意味が判りません。後で聞いた話では、Yonexは現行モデルの生産を早めに終えるそうそうですが、売れ続ける限り同じモデルを継続した方が利益が大きいと思うのですが。何れにしろYonexのラケットは、気に入ったモデルがあれば発売後1年以内くらいで買った方が良さそうですね。

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