Tennis -- MCタイチ

SX300 Tour 20222022-06-30

ダンロップのCXシリーズは何種類も試打してきましたが、SXシリーズは今回が初めてです。

ただラケットショップで他のラケット(Blade98 v8やピュアドラ、ピュアアエロ等)と持ち比べてみると、SX300はずっしりと重く感じました。一方、SX300Tourも重いですが若干振り抜きが良いように思いました。また、複数のYouTuberのレビューによると、今年のSX300は硬めでスピン向き、SX300Tourは柔らかくフラット向きとの事だったので、Tourを試打する事にしました。

概要/スペック

使用ガットはリンクス125というものでヘッドのポリガットのようです。テンションは50ポンドでした。

製品名 重量 バランス フレーム厚 重量(実測) バランス(実測)
SX300 Tour 2022 305 315mm 23-26mm 331g 322mm
CX400 Tour 300g 320mm 23.0mm 322g 324mm
Vcore pro100 2021 300g 320mm 23mm
Vcore100 2021 300g 320mm 24-25-22mm 320g 326mm
Vcore98 2021 305g 315mm 22.5-23-21mm 332g 319mm

カタログスペックはお決まりの黄金系ですが、実測重量は331gとかなり重い部類でした。バランスも322㎜ですから極端にトップヘビーではないにしろ黄金系では標準的な数値です。重量感としてはVcore98 2021に近いなと思ったら、実測重量とバランスも一番近いですね。

色は僅かに白っぽくマッドな感じなのでバナナっぽく見えました。一方黒い部分は真っ黒なのでコントラストが強すぎて黄色スズメバチか阪神タイガースみたい。

SX300tour

フェイスサイズは僕のBlade98Sと重ねて比較してみたところ(写真2枚目)、何と縦にも横にもCX300Tourの方がフェイスが小さいです。同じ98平方インチというスペックなのに実寸は全然違いますね。

試打レビュー

厚ラケ的なフェイスが撓むような柔らかさと、薄ラケ的なしなりが合体したような打球感です。そしてラケットの重さとしなりの戻りを生かして相当強力なショットが打てます。ストリングのテンションは50ポンドと、最近のポリのセッティングとしてはやや高めながら、打感的には遥かに緩いテンションで張ったかのように弾力性があります。これが縦横のストリングが動く方向を最適化したという新型グロメットの効果なのでしょうか?まあ重量的に高速縦振りは無理ですが、フラットドライブ的に押し出すだけで、スピンも十分に掛かった重い球が打てます。

しなり感や撓み感が強いだけでなく振動吸収性も良いようで、振動止め無しなのに痛い振動を殆ど感じません。ダンロップラケット定番のグリップ上部のゴムバンドは意外と振動止め効果があるのですが、試しに外してみても打球音が甲高くなるだけで手に伝わる振動はあまり変わりませんでした。他のラケットと比較すると、CX200 Tourと同等の柔らかさ。柔らかいと称されるClash V2やEzone100 2022より柔らかく感じました。

また、上の写真の通りBlade98Sより小さなフェイスにも関わらず、ミスヒットした時のブレは100平方インチのラケット並み、下手するとそれより小さく感じました。まあ重いラケットはブレが少なく実質的なスウィートエリアが広いものですが、それに加えて上述のグロメット形状がここでも効いてるのかも知れません。

スピンを売りにしたラケットというと、バボラの様にカチカチに硬いラケットを想像し敬遠していましたが、少なくともSX300 Tourにはそれは当てはまりませんでした。寧ろ最も柔らかい厚ラケと宣伝した方が良いと思います。ただ僕にとっては矢張り重すぎなので、特に疲れている時には打つ気が起きません(-_-;)

今回は一応これを持ってダブルスの練習に行き、最後の方でちょっとだけ使ってみました。既にかなり疲れている上に、これだけ重いと動きの速いダブルスではキツイだろうと思ったのですが、意外と打ちやすかったです。相手が中高年で球速が遅くバウンドしないせいもあるでしょうが、下手にエースを狙わず面を作って軽く押し出すテニスに徹すると、安定しかつ十分パワフルなショットが打てました。逆に自分から打って走らなければいけないシングルスの方が、こういう重いラケットは厳しいのかも知れませんね。

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