ポジション/足つき/取り回し
ポジションはハンドルが垂れているのでそれなりにレーシーで、さすがにR1000のようにアップライトではないが、かといってR6程には厳しくない。
跨ってもサスがあまり沈まないので、足つき性は良くは無いが、これもR6よりはマシ。
パワートレイン
08モデル国産SS中、ハイエストパワー(と言われる)エンジンにしては、拍子抜けするほど乗りやすい。低速トルクがあり、レスポンスも過敏すぎず、とても柔軟でスウィートなエンジン。
小走り位の速度でも問題なく走れて、そこからアクセルを開くと豊かなトルクでグングン加速。低音域と高音域が協和するカワサキらしいゴージャスサウンドも健在。何だか07'Z1000に近い物を感じる
ハンドリング/乗り心地
ハンドリングもリッターSSの中では07GSX-R1000に勝るとも劣らない扱いやすさ。極低速コーナーでもSS独特のツッパリ感が無く、自然にセルフステアがついて極普通に曲れる。
総合評価
08型10Rはサーキットインプレで最も過激なバイクのように書かれているが、意外にも街乗りOKの柔軟性。最近のSSはドンドン乗りやすくなっていく。
スタイリングも、エッジを効かせた「ステルス系」の造形が帰って来た。これで、ネズミ捕りレーダーに映らなかったらなお良いのに。