居住性/ラゲッジ
ログキャビンだからかどうか判らないが(シートバックは結構立てている)、自分とフロントガラスとの距離が長めで広々感がある。
勿論、シートの後ろに色々とラゲッジがあるので2人で乗る場合はこちらのほうが断然便利。写真の通りリアのラゲッジは上げ底になっているので、平たいものであれば長くても積める。しかしバイクを積むとなるとこのスペースではカブが限界じゃないだろうか?
パワートレイン
試乗したのはログキャビンの「ジャンボ」グレードの3速AT仕様。
出だしは5MTのスズキ・キャリーの力強さに遠く及ばず、普通の乗用車の軽と同じでかったるい。ただ、実用上のトップエンド(60km/h強)でのノイズやパワー感はあまり変わらなかった。3速しかないがトップのギア比はキャリーの5速と大差ないかも。
軽の宿命で、普通に走っても常に高回転をキープしてる感じだが、スズキのエンジンノイズと比べると音質が若干マイルドに思えた。ハイゼットのMTがどんな感じか気になる。
ハンドリング/乗り心地
軽トラらしく軽快なハンドリングだが、尋常なコーナリングでも勢い余った感じのアンダーステアが出る。また乗り心地というか車体の姿勢的に上下動が大きい感じ。よってワインディングではユラユラと揺さぶられて安定性に欠ける。
キャリーは市街地で乗ったので単純には比較できないが、フルキャブとセミキャブの重量バランスがそのまま出た感じ。回頭性/スタビリティー共にキャリーの方が優れていると思う。
総合評価
キャリーと比較すると、ハンドリングと乗り心地でキャリーの勝ち。動力性能はミッションが違うので比較できないが、ノイズのマイルドさはハイゼットの勝ち。
また、ハイゼットは架装のバリエーションが非常に多いが、普通の形状の中ではエアコンとパワステはセットでしか選べない(スズキのようにエアコン付きノンパワステで68万円というお買い得仕様が選べない)。
ハンドリング重視の僕としてはキャリーの方が好印象。あと抽象的な話だが、キャリーの方が全般的に骨太感があって、ハイゼットは若干線が細い感じ。企業系列と同様でトヨタ車の感じに近いかも。