ポジション/足つき/取り回し
ポジションは超レーシー。R6のハンドルが近くて低いつんのめり系だとしたら、R1は近すぎず腹ばいで乗っているようなキツさ。
その割りに視線が高めだという事は、シートは相当高いはずだが、ボディーがスリムなのか、足つき性は思ったほど悪くない。
パワートレイン
今回はツーリング中に峠で試乗。3000rpmくらいでもグイグイ加速し、ちょっと開ければたちまちワープする、(多分)天井知らずのパワー。僕レベルでは、コンディションが割りと良い峠でも、ポテンシャルを出し切れない。
エンジンの熱気はライダーにかなりくるので、トロトロ走行では辛いと思う。
ハンドリング/乗り心地
ハンドリングは中低速でも率直にリーンする。SSらしい(と言うかヤマハらしい)フロントの重さはあまり感じない。一旦コーナーリング姿勢に入ると超安定していて、状況が許せば幾らでも速度を上げれそうな感じ。
試乗バイクの持ち主がサーキットを走る人なので、かなり固めのサス設定になっているかもしれないが、乗り心地はかなり硬めで、小さいギャップもコツコツ拾う。
ちなみに、Z750は初期ストロークでは柔らかいのに、大き目のギャップでいきなりガツンと来るのに対して、R1は最初から硬い。
総合評価
とてもフレンドリーに感じた05’のR1より、かなりレーシーになっていると思う。
一般道を快適に走るのは無理だが、サーキットではきっとエキサイティングなんだろうなという事が何となく感じられるバイク。