バイクインプレNEO by MCタイチ

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XJ6 Diversion (yamaha)

ポジション/足つき/取り回し

ポジションや足つきは体感上XJ6Nと変わらず(多分全く同じだと思う)。取り回しもカウルがかさばる分多少違うかもしれないが、殆ど差はないと思う。

あと、写真のようにシートを外すとフレームがむき出しになるが、後ろの部分は空間があって、小物入れとして機能する。 ただ何処までが空間なのか、シートを装着するまで良くわからないが。

メットホルダーは無いので、真ん中辺りに見える謎のL字型ブラケットにストラップを引っ掛けたら良さそうだ、という話だった。

パワートレイン

基本的にはXJ6Nと同じなので、そちらのインプレを参照ください。

違う点があるとすれば、カウルが付いた分若干音質が篭ったのか、回転の伸びが僅かに6Nより劣るような気がする。

先の6Nのようにエンジンブローすることは無かったが(^^;水温の上昇が早く、少し停止しただけですぐに100℃近くまで上昇した(3月の暖かい日)のがちょっと気になる。マフラーがエンジン直下にあるので熱が篭りやすいのか?

ハンドリング/乗り心地

ハンドリングはXJ6Nがリーンの途中から粘る感じなのに対して、こちらは最初から緩慢なので諦めがつくというか、違和感は少ない。

フロントに安定感があるのでZ750などより高速巡航で神経を使わず楽。

カウルの恩恵は80km/h程度ではあまり感じないが、首辺りに風当たりが集中しその下はほぼ無風といった感じ(ネイキッドは上体に均等に風が当たる)。なので、110km/hほど出して少し伏せると、体への風当たりはかなり抑えられそうだ。

総合評価

カラーリングはXJ6Nの方がスポーティーでカジュアルなのに対して、Diversionは個人的にはちょっと地味すぎると思う。

ただ、XJ6Nはハンドリングをもう少し軽快にして差別化を図って欲しかった。でないとネイキッドのメリットが乏しく、みんなこのDeversionに行ってしまいそうな気がする(^^;

街乗りに高速そして峠と何処を走っても安楽で愉快な円熟のバイク。

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XJ6 Diversion に関するコメント

MCタイチ

上のまさひどさんのインプレによれば、XJ6NとDiversionは同じエンジンとは思えないほど全くフィーリングが違ったとのことでした(Diversionの方がもっさり)。
僕はそんな極端な差は感じなかったけど、ひょっとしてこのエンジン、品質のばらつきが大きいとか?

605

同じエンジンで車種によってフィーリングが異なるのが(あえて変えているのならいいですが)、もしバラツキならは困りますね。NC700のXとSのエンジンフィーリングも人によって異なり、MCタイチさんと反対の印象を持った方もおり、これもバラツキによるものなら困ったものです。

しかし、XJ6のエンジンも非常に気になり、アタリのエンジンなら買いですね。このXJ6は2年前(もしかして去年?)と比較して10万円近く値上がりしていますね。RC甲子園の人はFZ1や8からするとやはり安っぽいと言いますが、安いから仕方ないでしょう。パワーがそれ程なくてもフィーリングが良ければ許せます。足回りがプアーな感じもしますが、交換すればいいですし。近頃のヤマハ大型スポーツ車は他社に比較して燃費が良くないですね。昔のヤマハは燃費がいい印象を持っていましたが。このXJ6はマシなほうと思いますが。

MCタイチ

XJ6については、マッタリが正解というか実力だと思います^^; 痛快だったのは最初に乗った自爆マシンだけで、その後乗ったのはネイキッドタイプも含め全て同じフィーリングでした。

NC700はXの方がよく回ると感じた人も居るんですね。確かに、メーカーが意図しないのにフィーリングにばらつきが出るのは問題ですね。一方、公表しないでこっそり仕様変更や不具合対策してるのも嫌ですけど。バイク屋に聞いても「同じはずなんですけど・・・」としか言いませんからね。

理想を言えば、メーカーは細かなランニングチャンジを含めて全て公開すべき、というのが僕の考えです。場合によっては有償でも良いから、新仕様のパーツに交換できるようにして欲しいです。まあ、実現はしないでしょうけど。だから僕は、ニューモデルが出て直ぐには買いません。初期トラブルがほぼ出尽くして対策が反映されるまで、最低でも半年はかかると思います。

605

ニューモデルをすぐには買わないのはドイツ人に多く、モデルチェンジ前の最終型がよく売れるとも言われます。日本でも新入社員がラインに入る4~5月に生産された物は買わないほうがいいとか、アメリカでは月曜と金曜に生産された物は良くない(休み明けと休み前で社員の集中力が散漫のため)と言われているらしいです。雨の日は労災事故が多いという統計もあります。

組み立て者の熟練度によってもバラツキは大きいです。2STレプリカが全盛の頃、ライバルメーカーの同じエンジンを熟練者と非熟練者で組み立て直したところ、熟練者が組み立てた方が数馬力(10数%以上の差)高かったらしいです。

MCタイチ

ライン作業者個人のスキルや集中力によるバラつきは、ユーザーにはどうしようもないですね。昼食にワインを飲むという、フェラーリなんかは買わないようにするとか(^_^;)

それもありますが、僕が上に書いたのは設計や生産方法に起因する不具合の事です。ニューモデルが出て半年~1年くらいは、品質強化月間みたいな感じで、市場から上がってきた不具合情報を特に注意してモニタします(仕様として片付けられる不満も含む)。深刻な問題から原因を特定し設計変更や生産方法の変更などを行います。

マイチェンなどで公式に発表される変更なんかより、こうした表に出ない変更の方がユーザーにとって重要だったりします。勿論リコールやサービスキャンペーンになってしまえば全車無償交換ですが、そうでない限り対策前の車両はそのまま走り続ける事になります。まあ、なにか問題が出れば大抵保証修理されると思いますが、ドライバビリティーの問題だと「仕様」として片付けられるでしょうね。

605

大量生産される人気車種なら長期に生産されるため、市場からの不具合報告を設計や生産現場にフィードバックできますが、近頃は家電製品でも数週間から数ヶ月で生産を終えてしまい、反映されるとしたら次期モデル・次年度型からということが多いかもしれません。昔より仕様で片付けられていることも多そうですね。自分のマジェスティは5年程でサービスキャンペーンが3回あり、内1回はタイヤでロッドが異なるため対象外でした。

話が変わりますが、レッドバロンの人がNC700Xのメーターパネル内の2つのスイッチが微妙に色合いが異なるためメーカーに問い合わせ、「そんなもんです」で終わったそうです。よく見ると確かに色合いが異なりましたが、自分では気になるほどではなかったです。メーカー側も割り切って過剰品質を捨て、コスト削減を優先させているのでしょうね。外国メーカーに移った家電メーカーの元設計者が、日本メーカーは品質過剰で細かく、イヤだったとコメントしている人もいましたね。

MCタイチ

仰るとおり、多品種少量生産ではフィードバックする暇もありませんね。しかし、5年で3回のサービスキャンペーンは多いですね。人気車種だけにちゃんと不具合が認識されて、対応が取られていると解釈すべきかも知れませんが(^^ゞ

僕も重箱の隅のような、日本メーカーの過剰品質(というより過剰細部チェック)はやめたほうが良いと思います。五月蝿い日本のお客や評論家は文句を言うかも知れませんが、ブレずに「そんなもん」と言い張ればそのうち慣れると思います。どうでも良い所に拘らない代わりに、ドライバビリティーのような本質的な部分に注力して欲しいですね。

そういう意味では、NC700のエンジンフィーリングも「そんなもん」なんでしょうか?(^_^;)まあ、元々回らないエンジンだから少しでも…という心理があるわけで、次の年次変更とかで仕様として変えてくれると嬉しいなと(^^ゞ

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