居住性/ラゲッジ

車幅が僅かに5ナンバー枠を超えるものの、ティーダやスパシオなどの5ナンバー車とくらべて、運転して大きく感じる事は皆無といって良い。

パワートレイン

1.6Lとしては極普通のパフォーマンス。普通に走ってかったるいと言うことはないが、「2.0L並にトルクフル」という雑誌の評判ほど大したことが無かった。2.0Lのリッチなトルクを体験すると少々物足りない。

あと気になったのは、CVTのヒューンというノイズが結構大きいこと。2.0Lヴァージョンでは気にならなかったし、他の車種でもこれほど目立つのは、僕の経験ではミラ・イースくらいだ。

ハンドリング/乗り心地

2.0Lセダンと同様、ボディーやステアリング系の剛性感は高く、1.5L-1.6Lクラスの中では非常にカッチリと上質なフィーリング。ステアリングの操舵力についても、2.0Lと違って重すぎる事はなく、ゴムを捻るような感じも無かった。タイヤ銘柄の違いによるものか、2.0Lの空気圧が偶々低めだったのかは判らない。

乗り心地も2.0Lと同様にフラットで好ましいが、若干固さが増したように感じた。単純に重量の違いかもしれないが、ハッチバックはセダンに比べてリアのバネレートが高いらしく、もしかしたらその影響もあるかも。タイヤに関しては、どちらも高圧のエコタイヤではないとのこと。

総合評価

ボディーやサスペンションの剛性感、乗り心地やハンドリングの上質感は1.5Lクラスの中では抜きん出ていると思う。ただエンジンに関しては、非常にトルクフルでスムーズな2.0Lと比較すると、余りにも普通のパフォーマンスであり、CVTが少々ノイジーなためフィーリング的にも若干ガサツ。

実は、ほぼ同じ装備の1.6Lと2.0Lモデルで車両価格を比べると、15万円位しか差がない。しかも税金関係も(エコカー減税も含め)全く同じらしいので、それなら2.0Lに行ってしまいたい気がする。