ポジション/足つき/取り回し
ポジションはGSRやCBRより前傾で、R6より若干アップライトだと思う。
シート高もGSRやCBRより高いが、R6のようにツンツンではない。
パワートレイン
従来型(07型)のエンジンはシュンシュン回る感じだったが、09型はゴリゴリとしてトルクがある感じ。
何だかVTRやDトラッカーが新しくなった時と似た変化だが、排ガスや騒音規制に対応すると、エンジンはこういうキャラになるのだろうか?
もっともこの6Rについては、回転の頭打ちを確認できるはずもないし、そこまで回さなくても十分すぎるほど速い。
今時の600クラスSSのエンジンはピーキーなどという言葉とは無縁で、2000rpmくらいから充分トルクがありレスポンスも穏やかなので、ヘタなシングルやツインなどより扱いやすい。
ただ僕が最後に乗った、06のR6のような抜けるような回転ではなく、少し抵抗を感じる。
ハンドリング/乗り心地
07型も似たようなコース(教習所)で乗り、曲げにくい突っ張ったハンドリングだと思ったが、今回はもう少し自然でそれほど苦労しなかった。
とは言え、ERやKLXのようにタイトコーナーでヒラヒラ旋回するなんてことはない。そのくせフロントに依存しすぎると、わりとすぐにブレイクしそうなそぶりを見せる。
同じ日に10Rにも乗ったが、頑張らないと曲らないのは同じだが、重い分多少安定感がまして神経質にならなくてすむ感じ。
誤解を恐れずに言えば、最近の600SSはあまりにも軽量・コンパクトになり挙動が神経質になってないないだろうか。
もう少し安定志向の(フロント依存度が低い)ディメンジョンの方が、公道では勿論サーキットでも結果的に強いんじゃないかと思ったり。
サスはあまり動かず乗り心地は固めで、R6のようなしなやかさはない。
総合評価
07モデル(08も同じ?)より扱いやすいハンドリングになったが、GSRやCBRのようにフレンドリーなポジションではない。
パフォーマスを追求すれば、R6の突き抜けるエンジンとしなやかなサスが欲しくなる。
と言う訳で、6Rはちょっと微妙な立場かも。
もっともこれはグリップも速度も低い公道での話で、サーキットでセッティングを詰めれば印象が変わるのかも。
乗り手も乗る場所も、こういうバイクを評価するには役不足と言う事でしょう(^^;