ポジション/足つき/取り回し
ジオメトリ的にはAirと変わらないようで、同じSサイズフレームでポジションの違和感は無かった。
パワートレイン
Escape Airより重量が若干重く、タイヤサイズは同じなのに、RX2の方が軽量でタイヤサイズの細いバイクに乗っているよう。Airのややネトッとした進み方に対して、こちらはシャキッと軽い感じ。ただそれは漕ぎ出しや上り坂で顕著だが、平地で巡航してしまえばあまり変わらないとも言える。
ハンドリング/乗り心地
漕ぎの軽快感と引換に乗り心地は硬く、歩道の段差では振動がガツガツ体に伝わる。Defy2と比較しても若干だが硬いかもしれない。フレーム形状は殆ど同じに見えるが(店員によれば全く同じではないらしい)、フォークの剛性が見た目通り違うのだろうか?
とにかくこの硬い乗り心地によって、たとえ漕ぎは軽快でもトータルの疲労度はAirより大きいと思う。
総合評価
高剛性フレームの良い面と悪い面が素直に出た感じのバイク。僕なら安楽なAirを選ぶが、脚力・体力に自信がある人ならRXの方が良いのかもしれない。ロードレーサーにまさるとも劣らないほどの高剛性なのにフラットバーハンドルという事は、メッセンジャーかなにか?^^;なんかGiantのクロスバイクは同じEscapeなのに実は種類が多くて(性格もはっきり違う)ややこしいなあ。
因みに、RX3の2014モデルが置いてあったが、同じように見えてフレーム剛性が上がって(チェーンステーが短くなって)おり、更にシャープというかハードなバイクになっているという。そして定価が75,000円と、2013モデルより16,000円ほど上がっていた。これは中身のグレードアップというより、為替の影響か何かでGiantの製品全体が値上げされるらしい。だから何にせよ欲しいバイクがあるなら、2013年モデルがあるうちに買っておいたほうが良さそう。