ポジション/足つき/取り回し
ポジションもママチャリらしく殿様系。足つき性は、何と!シート高調整機能が付いているので(^^自由自在に変えられる。
さらに、普通の自転車なら、漕ぎやすいようにある程度高めにシートをセットする必要があるが、これはアシストが付いているので、足つき性重視のポジションにセットできるのがミソ。
重量も普通のママチャリとそれほど変わらないので、取り回しは悪くない。
パワートレイン
普通の電動自転車は、ペダルを漕ぐ力をアシストする形で後輪を駆動する。しかし、サンヨーのマシンは後輪は普通の自転車と同じで、モーターが駆動するのは前輪である。つまり、二輪車としてはとても珍しい、二輪駆動なのである。
一見前輪荷重が足りなくて空回りしそうだが、実際には立体駐車場のスロープでもグイグイと登っていった。これなら、MTBのタイヤを履かせてダートを走ったら無類のトラクションを見せるのではないか?
加えて特徴的なのは、回生ブレーキ(エンブレで発電する)が付いていることだ。下り坂でペダルを漕がないと自動的に回生モードになってブレーキがかかり発電する。
ただし、勝手に20km/hくらいで頭打ちになるので、もう少し出て欲しい。それと、ブレーキレバーを握ると回生ブレーキが解除されるのか、逆に加速するそぶりをみせる。この辺の違和感は今後の課題だ。
ハンドリング/乗り心地
乗り心地は普通のママチャリと同じ。ハンドリングもフロントホイールに若干の重さと転がり抵抗を感じるが、普通の自転車と乗り比べたら判るかなというレベル。
総合評価
あまり期待してなかったけど、想像以上にパワフルで普通に走れる。さらに今後は、法改正によりアシスト力を従来の2倍にしたモデルが出てくるらしい。
最大のネックは速度リミットが低すぎる事だが、たとえメット着用でも原付1種と同条件(法定30km/h以下、リミッター60km/h以下)にしてくれたら、規制でパワーダウン著しい50ccより、電動自転車(バイク)の方が良いような気がする。